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お昼の後

69話 お昼の後


 獄門島さんが来たあと、たわいない話をして、昼食を終えて皆は帰っていった。


 本人もいては、獄門島さんに田守さんの噂話の真相も聞けずに別れた。


 そして、わたしは、会社にもどった。



「あら、金田一ちゃん。今日はお弁当じゃなかったの」

「はい、八つ墓村さん。さっきまで外で田守さんたちと食べてました」


「やるじゃないの。でも、さんたち……って、二人じゃなかったの?」

「はい、獄門島さんや二人のロリータと」


「ロリータって、お子様? まさか、田守くんそういう趣味が。熟女だけじゃなく、ロリコンだったの?」


「その、ロリではなく。ロリータファッションの女性二人。それが、黒と白」

「黒と白のロリータって、鬼首村手毬と病院坂薫かしら」

「八ツ墓村さん知ってるのですか? でも、黒はわたしの幼なじみでした」


「病院坂薫は、一緒に仕事を。鬼首村手毬は、街で会ったけど、あとで獄門島ちゃんに聞いたわ。魔女とか言ってたわね」


「田守さんが美味しいと言ってたハンバーグランチの味がわかりませんでした……」


「そうか。あ、田守くんについてのニュースよ、伯父の社長が言うには、田守ちゃんね、子供の頃、両親が離婚して、母親と。でも、母親は仕事が忙しくて当時暇だった叔母さんがめんどうみてたそうよ。で、彼は熟女好きになったんじゃないかって社長が。叔母さんは美人だと」

「そんなことまで、調べたんですかぁ八ツ墓村さん」

「社長が、身内だから聞いてみたの。そんなに人が居たんじゃ金田一ちゃん、告れなかったのね」

「聞いて下さい。白いロリータの人は田守さんに一目惚れして、告ってたんですよぉ」

「それは田守くん、モテモテだね。で、田守くんは?」


    ガチャ


「八ツ墓くん、金田一くん。居たのか」

「社長お帰りなさい。今日も軽井沢屋の小諸そばですか。あそこの若女将美人ですものね」


「ああ、そばが倍美味く感じるって。それはいいとして。アイスクリーム製造機の業者さんがソフトクリーム機持ってくるから、ウォーターサーバーの横にでも置いてもらって。じゃちょっと出かけてくる」


「え、秘書の私をおいて、何処へ」


「プライベートね。留守をお願い」


「あー行っちゃた」

「なんですかプライベートって」

「さあね、でもあーやって得体のしれな仕事をもらってくるのよね。秘書も知らない謎の行動よ。おかしな秘密結社にでも入ってるのかしら……社長」

「秘密結社って……。八ツ墓村さん、社長は「ゴールデン・ドーン」ですか」

「ゴールデンドーン?」


 まあ社長のことは八ツ墓村さんに。



「ふーっ外は、まだまだ暑いなぁ」


 3時すぎ、等々力さんが、帰って来た。


「お疲れ様です」


「あ、金田一さん。冷たいお茶ある?!」

「はい、麦茶と緑茶が」

「冷たければ、どちらでも。あ、渋屋駅近くで田守くんを見かけたぞ。そばに、なんだか派手な白いドレス着た娘がいたぞ、アレはロリータとかいうファッションだったかなカワイイ娘だったな」


 それは病院なんとかっていうロリータの。

 店で別れたわよね。それにフラれたと。


「その子とは、お昼一緒に。知り合いなんです。店の前で別れたのよね、偶然かしらね」


「偶然なんて、ないんだよ金田一さん!」


 あ、獄門島さん。お帰りなさい。


「獄門島さん、それわしのセリフだよ」

「アハハつい……すいません等々力さん」


「偶然じゃないんですか? 獄門島さん」

「あの女は幼い顔してけっこうしたたかなのよ。ロリコン心をくすぐり気に入った男をおとすバケモノよ。あんがいあのゴスロリの魔女より手強いかもよ。金田一さん、頑張らないとあのロリータに先こされちゃうわよ」


「あの、なんのことですか……」


「あのね~知ってるんだから、ガンバレ金田一コウ!」


『ガンバレ金田一!』の巻 おわり


               つづく

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