表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/698

香明

5話 香明


 翌日、東海林奈波はお水と、いうコトで、そっち関係をまわることに。

 『ひらめき』が、わたしを誘導し。


 スクーターで銀坐(ぎんざ)を目指した。


「何か、手がかりがあったか?」


 うそ、スクーターの荷台に背を向けて現れた男。

 そいつは、サングラスのあの汚いヤツ。

 しゃがみながら乗り、わたしに背を付けてる。


「あのー。コレ原チャリだから、そんな乗り方したら捕まりますから」


 どんな乗り方でも、二人乗りは捕まる。


「大丈夫だ。俺は他人には見えない」


 わたしも他人ですが。

 この男は、あの世の人間?!


 病院坂薫が、言ってたのは女だ。コイツではない。


「昨日撃たれましたよね」

「心配してくれたのかな。無問題モウマンタイ。かすっただけだ」

「そうなんですか……」


 肩を貫通したように見えたけど。


香明シャンミン。コノ中国名でクラブに居た。そう高くない店だった」


「東海林奈波がですか?」

「18才とか、言ってたがウソはみえみえだった」


「そーなんですね」

「じゃまたな」


 と、姿を消した。


 ホントに何者なんだろ。普通の人間じゃないのは確かだ。


 銀坐のお店を何件かまわった。


「中国帰り……向こうでは香明の名で。 本名は東海林奈波。知らないねぇ」

「そうですか」


 せめて写真があれば少しは。


「あっあんた、そのダサいメガネはずしてくれる」

「いいですけど」


 その店の支配人は、わたしの帽子を取り。


「やっぱ、思った通りだ。あんた、ウチで働かないか? 興信所なんかより、あんたなら儲かるよ」

「あ、そーゆーの苦手なんで」


 おそくなった。あの手の店は明るいうちは開いてないから。


 会社に帰ると。


「お帰り獄門島ちゃん。あなたにお客さん、みえてるわよ。じゃお疲れぇ」


 珍しい。こんなにおそく帰るなんて八ツ墓村歩美。


 客? 誰かしら。

 

               つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ