基地崩壊
202話 基地崩壊
司令が車椅子に隠し付いてるガトリング砲で、この指令室から奥に入る壊れたドアを撃ち飛ばし。
シャターが降りた。
「コレで、ここは大丈夫です。あなた達は基地から脱出を」
「司令は?!」
「私は大丈夫です。連絡があり次第また、集まってください」
オレたちは地上の農機具倉庫の出口に。
基地から脱出したオレたちは、少し先のショッピングモールの屋上駐車場から。
「見ろ派手に煙が……」
「ヤロー捕まってすぐにではなく、オレたちが来てから自爆を……」
「アレ、なんか飛んできたわ!」
「アレはミサイルよ。ウンターヴェルドのミサイルだわ」
「ホントかグリーン。ヤツらのミサイルが、基地に! 司令は!」
基地がヤツらのミサイルで爆破された。
「ヤローが捕まってすぐに自爆しなかったのは、そういうわけか。危なかったな」
「あのぉ……ヒーロー戦隊ショーの方ですか?」
「あ、リーダーのレッドです」
「わぁーカッコいい」
「娘がファンで。握手してもらえませんか」
「喜んで!」
「写真も」
オレたちはゴーグルのまま出てきたので戦隊ヒーロー姿のままだ。
レッドはファンの子を抱え上げ写真を。
「レッド、うかつな……」
「ありがとうございます」
「バイバーイ。レッド」
「いいのか、写真とか?」
「気にするなブラック。レッドなんて、星の数だ。どのレッドだか、わからないさ」
まあ確かに。オレみたいな黒のマスクは少ないが。
「しかし、基地が破壊されたんだ。ホントに大丈夫なのか司令は……」
その日の深夜に本部から連絡がきた。
別の基地がまだ有ることを知った。
寿探偵社。
「千葉、市原の田園地帯で大規模な爆発事故だって。ネットニュースで出てますよ。ココ、獄門島さんチの近くじゃないですか?」
「どれどれ、あ〜大分離れてるわぁ。テマリの家の方が近いわね。なんの爆発?」
「さあ? 詳しくは……。まだですね。じゃボク、そろそろ」
「田守さ〜ん。わたしも帰ります」
「え、メイド服で?」
「コート着ればわかりません」
「そうだね……」
わたしも、そろそろ。
今日は仕事なかったわ。
昨夜のあの連中、なんで夜中に戦隊ごっこなんか。サバゲーみたいなもんかなぁ。
「あ、良かった。まだ帰ってない」
「社長、今帰るとこです」
「ちょっと部屋に来てくれる」
「残業はしませんよ」
「いや、違うんだ。外のカメラのモニターにね……」
社長室の奥のモニタールーム。
ここには、オフィス内とドア入口。そして周辺のビル外がカメラ撮影されている。
「見なよ。この男、ここ数日獄門島ちゃんを尾行してたんだ。昨日は現れてない」
「ガタイのいい男ですね。プロレスラーとか、ナニかのスポーツ選手みたいですね」
「気づかなかった?」
「ははっ。尾行する立場なのに。されたらわからないって、ダメですよね」
「でも、ここへ来るまでのこいつの尾行姿があるけど、こいつもプロの尾行している。なんか、心当たりない?」
「ないです。プロのストーカーですかね。わたしもストーカーされるようになったのかな」
「まあ、危険はあるかないかわからないけど、気をつけないとな……。まあ獄門島ちゃんだから、めったやたらには……」
「でも、この男。ちょっと怖いですね。かなりの使い手です」
皆は各自の家へ。
「グリーンは、どうする?」
「私は行くあてなど……。基地の控え室に」
「なら、オレのトコに。一人暮らしだから、なんの遠慮もいらん」
「一人なんですか……」
あ、しまった。
男の一人暮らしのトコへなんて、まずいよな。
ナニ言ってんだオレは。
「行ってもよろしいのですか……。ブラックさんを信じます」
うわぁ。ホントかぁよ。グリーン。
「あ、大丈夫。オレは女性には……」
オレのトコに女性が来るなんて何年ぶりだ。
つづく




