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アイドル犬上明菜

111話 アイドル犬上明菜


 今日は午前10時に出社すると、すぐに社長室に呼ばれた。


 社長室も最近は部屋を移動するのが面倒と。なんでも置いてある。

 

 応接室にあったセットのソファとかもそれだ。


 入室したら、金田一が社長と依頼人にお茶を出すとこだ。

 

 社長室が応接室に。


 カウンターバーさながらの設備も。

 繰り返すが、社長室だ。ここには、なんでもある。


「おはようございます獄門島さん。コーヒーでいいですか?」


 わたしは、うなずいた。


「おはよー獄門島ちゃん。はやかったね」


 それは、皮肉。もう10時過ぎてるし。

 ちゃんと来てても気づかれないのに。


 もう八ツ墓村さんも来ていた。


「獄門島ちゃん。依頼人の蒼井(あおい)さんだ。彼はフィリアのマネージャーさん」


 社長が、今回の仕事の依頼者を直に紹介なんて。

 珍しい。


 依頼内容は、人気アイドルグループ『フィリア』の中でも推し人気NO1の犬上明菜いぬがみあきなの調査だ。

 

 え、人気アイドルの調査を事務所のマネージャーがって、おかしくない?


 が、毎度おかしいのが、わたしの仕事なんだけど。


 ベテランマネージャーぽいっ蒼井という男はソファから立ち上がって、わたしにお辞儀をした。

 真面目そうな中年のおじさんだ。


「彼女が依頼担当の獄門島愛ちゃんです。一見、仕事出来なさそうですけど、我社のNO1アイドルです」


「社長。仕事出来なさそうは余計です。それに……。NO1アイドルって、なんですか?」


「社長ぉNO1は、私ですけど」

「キミは秘書だから、まぜてないの。八ツ墓くん」


「ちなみに彼女が、NO2」

「しゃ、社長。わたしは……」

「なんで金田一ちゃんが、私は?」

「だから、キミは秘書だって……」

「意味わかりません」



 依頼内容のファイルには、今、人気絶頂のアイドルグループ『フィリア』の女のコたちのプロフィールが。

 4人組だが、もとはフェアリー娘というわたしが中学生の頃に人気のあったアイドルグループの研究生から出たグループとある。

 わたしは、あまりアイドルソングは聞かないが。世間的に売れてるので歌は耳に入ってくる。

 犬上明菜以外は問題は、ないらしい。

 フィリアのメンバー犬上明菜は、プロフィール上は普通で問題ないが、よく連絡不能になったり姿が見えなくなると。

 彼女に何か、あったんじゃないかと心配してるわけだ。

 仕事をすっぽかしたり、するわけでもなく仕事上では問題はないらしい。


 なら、問題ないよね。

 プライベートじゃない。自由にさせてあげれば。


 スキャダルとか恐れているのね事務所は。


 男が出来たとか、よくある話だよね。

 だとしたら、わたしに仕事がまわってくるハズがない。


 犬上明菜の表向きに出ない履歴には、小5の時に飛行機事故にあい、その事故でのたった一人の生存者だったとある。


 その時に一緒だった両親は死亡か。

 可哀想に。


 あの数年前におきた旅客機の墜落事故だ。わたしの記憶にも残っている。

 彼女以外の乗客は皆。

 犬上は、あのときの女の子だったのか。


 墜落は、いまだに原因不明だと。


 隕石が機体に落ちたとか、UFOに落とされたとか。妙なウワサもあった。


 航空会社の発表では機体故障と。


 だが、いまだに他の原因があったと、都市伝説の本とかにと、金田一に。


 最近、謎を解明するドキュメント番組が放送された。

 その番組では、生存者はテレビでは少女Aと。


 結局、ドキュメントとか言ってるがUFOとかのミステリー番組だった。やはり事故の原因は不明と終わってた。


 が、その事故とは今回の仕事は関係ないのよね。

 


 現在はプロデューサーのセカイ氏のマンションで一人暮らしか。


 プロデューサーのセカイ氏。

 懐かしいなぁ。

 昔、一世を風靡したバンド「マグマライザー」のボーカルでリーダーだった。

 ちょこっとファンだったことも。

 マグマライザーの下敷き持ってたなぁ。


 高校生になった彼女はフェアリー娘の研究生に。

 彼女はオーディションではなくセカイ氏にスカウトされて研究生入りか。


 休日や仕事中に連絡不能多し。

 所在不明もたびたび。


 事務所員が、彼女を調査。

 しかし、すぐにまかれて調査出来ず。

 興信所に、頼むが結果は所員と同じ。

 プロの調査もことごとく失敗。


 某探偵社から紹介されてウチにまわってきたらしい。

 なるほどね。ブロもお手上げだったのか。


 犬上明菜。さて、調べるか。


              つづく

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