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茨の道ねって
詩のような作品です。
茨の道ねって
笑い合ったのはいつだったか
あの頃はまだ知らなかった
この世に信じられないほどの絶望が
確かに存在していること
知らずにいたからこそ
無邪気に笑っていられた
貴方との未来を夢みて
どんなことがあっても
どんな辛い時でも
きっと良い未来があるからと思えていて
だからこそ
迷いも引き返しもせずに
怖がりもせずに
歩き続けることができていたの
茨の道ねって
苦笑いしながらも
貴方との未来と幸せを想えたのは
きっと馬鹿だったから
きっと無知だったから
でもあの時気づいてしまったの
貴方が私を愛していないことに
貴方が他の女性を愛していることに
茨の道ねって
分かっていたけれど
思っていたけれど
その道は
想像していたものとは異なるものだった
『婚約破棄』
そうよ
貴方のいない未来




