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失って初めて気づくものもある
詩のような作品です。
もつれにもつれた情の糸は
そう簡単にはほどけない
好きとか愛してるとか
そんなのじゃないつもりだった
でも失って初めて気づく
愛していたのだと
強く想っていたのだと
婚約の破棄を告げられて
他の人との未来を見せられて
その時になって初めて気づいた
愛していたこと
永遠を望んでいたこと
共に歩ける明日が
当たり前だった頃には
何も思っていないつもりで
そこまで期待してもいないつもりだったのに
失う時が来てようやく
本当の心に気がついた
人とはそういうものだと聞いていたけれど
それが事実なのだと
今になって分かった
でもきっともう手遅れで
気づいた時にはもう遅い……




