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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 3 (2023.1~12)  作者: 四季


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甘くてとろけるショートケーキみたいな恋

詩のような作品です。

甘くてとろけるショートケーキみたいな恋

そんなものは幻想

そんなものは絵本の中の出来事

そう思っていたけれど


貴方に出会ったあの時から

それが現実にもあるものだと気づいたの

幻想とか

絵本の中の出来事とか

それもあるけどそれだけじゃないって


生まれて初めて

気づいたの

恋をして

好きになって

その甘い世界の扉を開いた


甘くてとろけるショートケーキみたいな恋

そういうのも

本当にあるんだって

教えてくれたのは貴方よ


貴方と一緒にいると


とても

嬉しくて

楽しくて

心躍るから


だからこのままずっと

貴方のもとで笑っていたい

甘くとろける世界に

湖に

湯船に

浸かっていたいって思っていたの


でもね――


それは突如終わりを告げて


貴方が『婚約破棄』を告げた時に

すべて消え去ってしまった

嬉しいことも

楽しいことも

一瞬にして幻となってしまった


どうしてそんな残酷なの?


聞きたいけれど聞けるわけもなくて

切ない時間ばかり流れる

愛しているのに

愛されない

その苦しみに

今になって気づいた


それはまるで

甘いものを食べ過ぎた後の胃もたれ


甘くてとろけるショートケーキみたいな恋


――いつかまた出会えるかな

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