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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 3 (2023.1~12)  作者: 四季


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婚約破棄された令嬢は反復横跳びで世界制覇する! ~女神はどんな場所でも輝き続ける~

 そこそこ良い家柄に生まれた若く美しい女性レイリフィリアは多くの異性から憧れられている存在だった。


「レイリフィリアさん、女神だよなぁ」

「麗しいよなー」

「愛してるーっ、愛してますぅーっ」

「レイリフィリア様女神だよ! マジ神だよ! 愛してるよ!」


 学園時代も多くの男子生徒から愛されていた。廊下を歩いているだけで色々な言葉をかけられることもあったくらいで、とにかく憧れられていた。彼女の女神と呼ぶ者も少なくなかった。


 そんな彼女には婚約者がいた。


 彼の名はエイビル。

 彼のまたレイリフィリアに憧れた男の一人で、良家の子息だった。


 しかし彼は、いつからか、人気過ぎるレイリフィリアと一緒にいて劣等感を覚えるようになってゆき――そんな時に巡り会った年下の女性と裏で深い関わりを持つようになっていった。


 それでもエイビルはしばらくは上手く隠していた。


 けれどある時レイリフィリアの友人が浮気するエイビルを見てしまって――それによって彼の悪い行いがレイリフィリアの知るところとなってしまった。


 そして、ある日、焦ったエイビルは急に婚約破棄を宣言した。


 それは先手必勝的なやつで。

 浮気について問い詰められる前に切り捨ててしまおうという考えだったのだ。


「レイリフィリア、やはり、君は僕には相応しくない。よって……婚約は破棄とする!!」


 だがレイリフィリアはそれをすんなり受け入れた。


「本当に良かったの? レイリフィリア。彼、あんな勝手なこと……」

「いいのよ母さん、私べつに執着していないから」

「そう……なら良いのだけれど。落ち込んじゃ駄目よ? 彼が悪いんだから」


 その後レイリフィリアは知人の紹介で出会った人から反復横跳びを習い、それからその競技に強い興味を持つようになった。朝から晩まで反復横跳びを続けるようになり、あっという間に凄まじい早さで反復横跳びをこなすようになっていった。


 ――それから数年。


 レイリフィリアは反復横跳びの世界を大会三つを制覇。

 最強の女子選手として国の歴史に名を残した。

 さらには国王からその運動能力を認められて王子と結婚できることになった。


 こうして彼女は未来の王妃となったのである。


 誰もがその展開には驚いた。けれども、似合わない、とはだれも言わず。それどころか、多くの人たちが相応しいと言って喜んでいた。


 一方エイビルはというと。

 ある反復横跳び大会の際に乱入しすべてを駄目にしようとして警備隊に捕まり、そのまま流れで処刑されることになった。

 乱入だけなら捕まりはしても処刑にはならなかっただろう。しかし彼は爆発系の危険物を持ち込んでいた。そのことが処刑の決め手になってしまったのだった。



◆終わり◆

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