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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 3 (2023.1~12)  作者: 四季


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あなたはわたしを捨てたの

詩のような作品です。

あなたはわたしを捨てたの


他の人を愛したとかいう身勝手な理由で


だからわたし


あなたを許さないわ


だって婚約までしていたのよ?


それを勝手になかったことにするなんて


あまりにも身勝手でしょう?


だからわたし魔法をかけた


あなたが幸せを感じられないように


あなたが笑って生きていかないように


悪魔だと言われても


それでも構わないわ


あなたはもう愛する人から愛されない


あなたはずっと愛しい人から嫌われる


愚かだと醜いと罵倒され


心に傷を負い続けることでしょう


それはわたしからの最後の贈り物


魔法であり呪いでもある


あなたが傷つき絶望しても


もう何もかも手遅れ


今さらどうしようもないの


だって呪いは既に発動されてしまったのだもの


できることなんてないわ


あなたにできるのは


ただ傷つき続けることだけよ


あなたはわたしを捨てたの


他の人を愛したとかいう身勝手な理由で


だからわたし


あなたを許さないわ


だって婚約までしていたのよ?


それを勝手になかったことにするなんて


あまりにも身勝手でしょう?

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