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貴方は微笑んで 私も微笑んだ
詩のような作品です。
手をそっと握った
貴方は微笑んで
私も微笑んだ
その時は幸せを信じていた
貴方とならどこまででも行けるって
そう思っていた
そこに迷いなんてなくて
ただひたすらに真っ直ぐ
貴方を見つめていた
貴方を想っていた
でも――
貴方は捨てた
私を
手をそっと握った
あの日
貴方は微笑んで
私も微笑んだ
その時は光ある日々を夢みていた
ああでもどうしてかしら
今はもう
何も見えないし
夢をみることだってできやしない
どうしてそんなことをするの?
どうしてそんなことをしたの?
ずっと笑っていたかった
なのに




