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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 3 (2023.1~12)  作者: 四季


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1011/1282

婚約者から虐められていたのですが、見知らぬ占い師から突然あることを告げられまして……?

 婚約者アルテノンから虐められていたのだが。


「あなた、厄介な人と関わりを持っているでしょう?」


 ある日の散歩中、路上で営業していた占い師にそんなことを言われて。


「え」

「あなたを理不尽に虐めている人がいるでしょう」

「ど、どうして……そのことを……?」

「男性ですね」

「……は、はい」

「その人との関係、もうすぐ終わりを迎えますよ」


 何者か分からない、知り合いでもない、赤の他人からの言葉。普通であれば信じられないし軽く聞き流すものだろう。けれども占い師である彼女の言葉はまるで本当に私のすべてを見通しているかのようで。どうしても信じないわけにはいかない、そんな感じであった。


 ――その翌日、アルテノンは死亡した。


 彼はその日狩りに出掛けていたのだが、そこで不幸な事故が起こって。

 今から狩る予定であった獣から思わぬ形で反撃され、馬から落ちてしまい、落下時に急所に大怪我を負って落命したのだそうだ。


 彼には未来はなかった。

 でも私にとってはそれは思わぬ形で舞い込んだ幸運であった。


 なんせこれで彼から解放されるのだ。


 こんな嬉しいことはない。


 虐めてくる、酷いことばかりしてくる、そんな人と永遠の別れを迎えられたのだから――他のどんな時よりもラッキーという言葉が相応しい状況だろう。


 あの占い師の言葉は嘘ではなかった。



◆終わり◆

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