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20 意識せずにフラグのひとつをへし折っていたようです


 新学期が始まり、レティは相変わらずシルヴァンと一緒に通ってます。ほら、シルヴァンも臨時講師として騎士科の生徒を見ることになってるから、その準備やらなんやらがあるしね。本当は毎日行く必要はないんだけど、一緒に行けるのをレティが楽しみにしているもんで。行けば行ったでやることはあるらしいから、取り敢えずは好きにさせている。先の事はレティの卒業までに決めればいいって言ってあるからね。

 引き取ってからずっと、本当に頑張ってたんだよシルヴァンは。

 最初の内こそ、頑張らなきゃいけないんだみたいな感じで焦ってた部分もあったんだけど、そこは俺とエレーヌで時間を掛けて諭した。

 自分に無理が掛からない範囲で努力するのはいいけど、無理してまで続けても苦しくなるだけだからって。頑張りすぎで具合が悪くなったらシルヴァンだって苦しいし、みんなも心配するよって言い聞かせてね。

 小さい頃から努力を惜しまない子だったし、俺の期待に応えようと頑張ってきた姿をずっと見ていたから、ここらで少し休憩させるのもいいかと思ったんだ。だから臨時講師の話が出た時、シルヴァンは断ろうとしてたんだけど、俺がやってみればって言った。内容からしてそう忙しくはならないし、空いた時間でゆっくり考えるのもいいんじゃないかってエレーヌとも話してさ。

「とはいえ……ヒロイン対策は気が抜けないしなぁ」

 レティ卒業までの二年間はシルヴァンにいろんなことを試したり考えたりさせる時間でもあるんだから、マジで邪魔すんな。

 ゲームでは、俺が覚えている限りでは、二年目はシルヴァン攻略の基礎を築く期間だったはず。直接的な接触はほとんどない代わりに、他の攻略対象者との親密度をある程度上げないとダメだったんだったかな。確かそんな事を言っていた気がするな。

 攻略できてなかったくせに、偉そうにそんな情報を垂れ流してたんだよなぁ、あいつ。いや、攻略してから言えよって言ったら切れてたけど。

「とはいえ、加減を間違えるとそいつの攻略ルートに乗ってしまうので、調整が難しいとも言ってたな」

 この二年目で失敗して、妹が切れまくってのを思い出す。お前じゃないって絶叫、何回聞いたことか。

「ん~……取り敢えず今年度は、シルヴァンよりも他の攻略対象者にも少し注意を払うべきかねぇ」

 狙ってるのがシルヴァンなら尚の事、他の攻略対象者との親密度も上げようとするだろうし。あくまでもゲームに忠実に動いているようだからな、ヒロイン。

 ただまあ、他の連中と親密度を上げるの、そう簡単でもなさそうなんだよね。状況的に。

 甥っ子ディオン君は、ヒロイン怖いと避けまくってるから多分無理。いや、ほら。学園だとレティと一緒にいること多いからさ、レティに言いがかりつけてくる姿もシルヴァンに突撃していく姿も見てるんだよな。この前ウチに来た時、謎の生き物って言ってたよ。もはや人としてすら認識してないらしい。

 というわけで、ディオンは問題ないだろう。

「リオネル殿下も卒業済みで接点はほとんどなくなるし……男爵家では王宮への出入りは無理だから心配はないか。やっぱりハロルド引き離しておいて正解だったわ」

 そうなのよ。ハロルドは俺からの提案を受けてバロー家から除籍してもらい、いまは奥さんの実家であるローラン子爵家へ養子に入る形で分家を立ち上げ、ローラン男爵となっている。当然、領地なんて持たない爵位だけの家だけど、奥さんは元から実家の領地管理の手助けをしていたので、あちらとしてもこの結果には満足らしいよ。で、当然の事ながらバロー男爵位はハロルドの父親に戻された。元から書類に色々と不備がありすぎで、暫定的に男爵位になってただけだったんだってハロルド。なんで、知り合いにちょっと手を回してもらいつつハロルドの奥さんのご実家にお邪魔して今回の件を提案したのね。近衛騎士団長を連れて。

 いや、ほら、ね? 俺が近衛を辞めた時にひっかぶってくれた一人だからさ、ハロルドは。あの時の恩を少しでも返せればって思ったんだよ。そうしたらタイミングよく団長から連絡来て、ハロルドにというか俺の後釜に入った連中にまとめて叙爵の話があるって聞いてさ。団長にもハロルドの状況を話したら協力してくれるっていうから遠慮なく頼んだんだ。おかげでかなりスムーズに事が運んだ。

「団長も面倒見いいからなぁ」

 面倒な手続きや書類関係は団長が慣れてる知り合いを連れて来てくれたので、さくっと終わった。男爵位を戻されることになったハロルドの親父さんがなんか喚いていたらしいが、ハロルドが大事な話があるから出て来いっつってんのを散々無視してたんでもう知らんと手続進めさせたよ。どうせ不備だらけで継承は保留になってたからね、戻すのは簡単だった。

「まあ、ヒロインにとってはこの方が原作通りだし、都合はいいはず。ハロルドはバロー家とは縁が切れたから、身内への面会を理由にバロー嬢が王宮へ行く口実も取り敢えずはなくなった」

 これもヤンとかジェレミーを攻略されると崩れる可能性があるが、そんなすぐには可能になるわけじゃないだろうから時間的な猶予はある。それ以上にマリウス殿下を攻略された方が色々と面倒だから、少しでも時間が稼げるのは有難いんだが。

「殿下も魔法科だからなぁ……学年が違うとはいえ、接点ないわけじゃないだろうし」

 王族は基本的に普通科に通うのが慣習ではあるのだが、マリウス殿下は本人の希望もあって魔法科へ通っている。成績はかなり良いらしく、将来的には魔導師団の責任者になんて声もあるらしい。……いまのままでは厳しいだろうけどね。ちっちゃい頃はやんちゃながらも素直でかわいい子だったんだけどなぁ。いまや無表情が基本で、受け答えなんかも最小限。だけど、たまーに妙な言動を取ることがあるらしくて、学園でも殿下の従者がフォローしまくってるらしいよ。


 本当に、どうしてあんな風になっちゃったんだか。


「王妃殿下の影響かねぇ、やっぱり」

 我が国の王位は基本的に長子が引き継ぐので、リオネル殿下は幼い頃から王妃殿下との接触は最小限だった。あの人の価値観を植え付けられると、とてもじゃないが為政者として人の上に立つ事なんて出来ないからね。対照的にマリウス殿下はある程度は王妃殿下とも接触があった。第二王子だからリオネル殿下に比べからその辺りは緩かったんだと思う。いまになってみれば、それが失敗だったのは明らかだ。

「だから、関わらせない方がいいっつったんだけどなぁ……」

 近衛時代、何度も陛下にはそれとなく進言させていただいた。王妃殿下とあまり近づけるのは良くないと。

 陛下もわかってはいたんだと思う。それでも母親だし、幼い子供から完全に母親と引き離すことも出来なかったんだろうってのもわかる。わかるけど、現在のリオネル殿下とマリウス殿下を比べてしまえばどうしてあの時って思ってしまう部分はあるんだ。近衛時代、活発な王子たちを追いかけまわす事なんてしょっちゅうだったからさ。後宮から脱走した王子二人を両脇に抱えて戻ったこともあったなぁ、そういえば。戻ってから陛下にガッツリ叱られてたけど。

「あ゛~、なんかもやもやするな!」

 スッキリしない。腑に落ちない事が多すぎる。

 すでに流れはゲームからはかけ離れつつある。このまま放置していても、バロー嬢の思惑通りに進むことはまずないだろう。だが、そうだとしてもそれ以外の部分で色々な事がオカシイ。

「何か見落としてないか。何か……」


 何か、大切な事を見落としてはいないだろうか。ゲームの流れには関係なさそうだからと、記憶の片隅に追いやっているようなことは?


 レティを守るのが最優先とは言え、他はどうでもいいとか思ってるわけではない。出来るだけ周りを巻き込まずに穏便に終わらせたいという気持ちはあるし、そもそもバロー嬢がゲームなんて知らないって感じなら俺も何もするつもりはなかった。バロー嬢は普通に可愛らしい子だし、本当に普通に過ごしてくれてさえいれば気にすることもなかったはずだ。

 だが、バロー嬢は間違いなく俺と同じ転生者、シルヴァンを狙っているのも確実。だったら俺は、それを阻止するべく動くしかない。

 これが、シルヴァンがどうしようもなくバロー嬢に惹かれてしまったというのであれば、俺にはどうする事も出来ない。見守るしかなかったと思う。しかし現実はシルヴァンはバロー嬢を完全拒否、レティを貶めるような発言を繰り返してることに対しても怒り心頭だ。出くわすたびに怒りが蓄積されているようなので、どう転んでも二人の関係性が好転することはないだろう。つーか、今更シルヴァンが心変わりするとは到底思えない。本当にね、ウチに来た直後くらいからレティのこと溺愛一直線だったからね。

「ああ、そうか。そもそも、俺がシルヴァンを引き取ったのが一番の想定外か」


 今更ながら気づいた。


 そうだよ俺、前世の記憶を思い出す前にすでにフラグのひとつをへし折ってんじゃん。ゲーム通りなら、シルヴァンはあのカンタール家で迫害されながら育って、今頃は心を閉ざした青年になってたんだろうから。


 偶然とはいえ、俺ファインプレー! そしてレティに一目惚れしたシルヴァンもナイスだ!


 いや、いい感じに偶然が重なってたんだなぁと改めて思った。シルヴァンを引き取ったのは奥さんが周囲から攻撃される材料を少しでも減らせたらと考えた事がきっかけだったけど、あの子がウチに来てくれたことが最大の幸運だったのかもしれない。だってあれ以降、確実にゲームのシナリオからは逸脱し始めてたしな、我が家は。

「そっか。シルヴァンのおかげだな。これは気合を入れて守らないと」

 幼い頃に我が家にやって来た幸運の女神ならぬ天使は、我が家の守り神だったらしい。今まで以上に大切にしなくては。

「しっかし……多方面で優秀過ぎるのも考えものだな。引く手数多だもんなぁ」

 一応、表向きには進路決定まで約一年の猶予がある状態なシルヴァン争奪戦は激しくなる一方だ。とはいっても、来年には近衛騎士としてリオネル殿下の側近の一人となる事は決定してんだけどな。今更殿下が手放すわけがないし。でもまあ、義兄もまだあきらめてないっぽいんだよなぁ。やめろっつってんだけどね、聞きゃしねぇ。……それとなく勧誘するくらいなんで、まあ今の所は俺も静観中。

 そんな事を考えつつ仕事をしていると、ノックが。

 応えると入って来たのはシルヴァンだった。

「父上、今よろしいでしょうか」

「ああ。どうした?」

「レティの護衛に関してご相談が」


 レティの護衛?


 シルヴァンも卒業しちゃったので、今期からレティには専属の護衛を付けてはいるんだけど。

 何か問題でもあったのかな?

 取り敢えずシルヴァンに座るように促し、自分もその正面に移動する。

「何か問題でもあったのか?」

「いえ、そう言うわけでは。ただ、クリスが護衛に付くと学園の女生徒に囲まれるようでして」

「は?」


 囲まれるって何?


「あの見た目ですから。レティも学園内でよく聞かれるそうですよ。彼に恋人はいるのかと」

「ああ、そっち……」

 納得した。

 クリスは我が家が支援している孤児院出身でシルヴァンと同じ歳。シルヴァンとは一応は主従という関係だけど信頼のおける友人関係でもある。つーか、幼馴染だな。基本的にはシルヴァンの護衛兼従者なのだが、ちょくちょくレティの護衛もやってくれている。

 いくらレティを最優先でいいよと言われていても、王太子殿下の側近ともなるとそうはいかないわけですよ。殿下も出来る限りの配慮はしてくださっているからね、シルヴァンも状況を見つつその辺りは判断している。


 で、このクリスがまたイケメンなんだわ。


 金髪碧眼で、それなりの格好させると何とも気品があるというか。どこぞの貴族ですって言っても通用すると思う。てか多分、どこかのご落胤だろうと思ってる。赤ん坊の時に保護されたって聞いてるから、当主がメイドとかに手を出して産ませたとか、多分そんなところなんじゃないかな。もしくは家督争いに巻き込まれたって可能性もあるか。

 まあ、幸いな事に身元に繋がりそうなものは一切なかったそうなんで、その後も無事に育ったって感じかな。下手に身元に繋がりそうなものを持ってると厄介ごとに巻き込まれるし、命を狙われる危険性もある。そもそも生後半年くらいの赤ちゃんを捨てるような家に戻ってもいい事ないだろ。

「クリスはどうしている?」

「失礼のないよう、やんわりと拒絶しているようです」

「ああ、まあ、あの子はその辺りは卒なくこなせるか」

「はい。いまはまだ様子を見てはいますが、今以上にエスカレートするとクリスに余計な負担が掛かります」

「わかった。悪化するようならすぐに報告を。私から学園側へ話をしよう」

「ありがとうございます」

 ちょっとホッとした顔してる。心配だったらしい。

 本当にね、仲が良いんだよこの子たち。小さい頃から仲良しだったしクリスは騎士に憧れてたから、孤児院にいたときから俺が直々に指導してたんだ。その時はシルヴァンも一緒になって稽古してたから仲良くなったんだよ、本当に可愛かったんだ二人とも。なので、七歳くらいの時だったかな、聞いたんだよね。シルヴァンの従者候補としてウチに来るかって。クリスなら本格的に鍛えればかなりいい線いきそうだったからさ、もしよければみたいな感じで聞いたんだ。即答だった。

 まあ、そんな感じで見目もいい有能なクリスなので、目を付けられやすい。これは今に始まったことじゃない。

「クリスは他家からも勧誘が来ているからねぇ」

「他家から、ですか?」

「私が直々に仕込んだからね。護衛騎士としてもかなり優秀だし、我が家の執事仕込みの礼儀作法も完璧だ。従者として側に置きたいと言われることは多いよ」

「お断りを。クリスは私の従者です」

 おお、珍しくシルヴァンがむっとしてるよ。わかってるよ、お前から大切な友人を取り上げる気はないから心配しなさんな。そんなことしたらレティがぶんむくれること間違いなしだ。

「大切に育てた、我が家の警備責任者候補を他にやる気はないよ。もっとも、あの子が望んで出て行くというのであれば止めはしないが」

「それはもちろんです」

 ふむ、シルヴァンも先を見据えて巣立っていく分には反対しないらしい。まあそうだろうね、ちっちゃい頃から切磋琢磨してきたライバルでもあるんだし。ただまあ、クリスは出て行かないだろうなと思う。勘でしかないけど、そんな気がする。

 本当はね、クリスもシルヴァンと一緒に学園へ放り込めればよかったんだけど、さすがにそれは固辞された。その代わり、シルヴァンが学園へ行っている間は俺を中心にウチの連中が教えられることはみっちり教え込んだので、中々に優秀な従者兼護衛騎士になりました。他家から引き抜きの話が頻繁に来るくらいに。

 ただそれも、本人は断固拒否しているし、俺も今の所は手放す気はない。でもね、孤児院出身のクリスがシルヴァンの従者をしているってのは、色々な所に影響を与えているんだよ。なので、まだしばらくはシルヴァンとセットにしておきたいというのが本音。

「あれ程にクリスを見下していた連中も、今や何も言えなくなっています。あいつが先を目指すのであれば、今なら状況的に見ても可能でしょう。私も協力は惜しみません」

 きっぱりと言い切るシルヴァン。本当に、大切に思っているんだね、自分の従者を。

 普通はね、貴族の嫡男に付く従者って、その家に代々使えている家系か親戚筋から選ばれるものなんだ。俺もシルヴァンの従者を決めるにあたっては親戚連中からの売り込み凄かったし。だから、クリスを引き取って従者にするつもりだと公言した時は反発が凄かったよ。まあ、無視したけどな。

「学園に通わせることは出来なかったが、学力は学園卒と同等だ。加えて私が直々に色々と指導したことも広まっているからね。家名にすがるしか能がない連中では相手にすらならないさ」

 本人は周りの煩い連中を、長年の努力で非の打ち所がない有能さを証明することによって黙らせた。この時点ですでに勝負はついているが、俺が特に目を掛けているという印象付けることによって、より絡みづらい状況を作っている。

「そうですね。ああ、王宮への出入りも私の従者という事で許可を頂きました。団長から近衛騎士団発行の襟章を頂きまして、クリスには渡してあります」

「そうか。まあ、近衛騎士として登城する時は護衛は必要ないだろうが、出来るだけ連れて行きなさい。伯爵家の次期当主として、護衛を連れているのは当然だからね」

「はい。王宮への出入りが許されていると知れば、絡んでくる者も減るでしょうし」


 うん、そうだね。もちろん、それを狙っているのもある。


 だからこそ、王宮へ出入りを許されるくらい優秀なのだと知らしめておくのは、ある意味クリスを守ることにも繋がるんだ。だって、近衛騎士団の襟章って、要するに団長が認めているって事だもの。信用度としては、近衛騎士とほぼ同等って事だから。

 この時点で、ただの貴族程度ではクリスに絡むことは難しくなるわけです。だって、下手なこと言うと、『お前は王宮が問題なしと認めた人物を否定するのか』って事になっちゃうからね。


 ただまあ、そうなると、ますますクリスを欲しがる家が増えそうで、そこだけはちょっと困るかな。


 クリスも俺の目の届かないところでそう言った連中から嫌みを言われたり脅されたりしたこともあったと思う。でも、俺がクリスを見込んで抜擢したってのが、あの子の自信に繋がってたみたいなんだ。シルヴァン同様、努力を惜しまずに色々な事を学んで、いまや他家からも望まれるスーパー従者様に成長した。

 そうやって頑張ってきた子だから、今後の選択肢は出来るだけ多く用意しておいてあげたいんだよね。ここまでシルヴァンに良く尽くしてくれたから、この先はクリスが自由に選べばいいと思うんだ。


 まあ、その後も何かと忙しいシルヴァンに変わってクリスがレティの護衛をする機会は多かったこともあり、俺が学園側に相談という形で何とかしやがれと抗議を入れるのは、それからわりとすぐだった。


 クリス、モテすぎ。




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