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19 新学期スタート


 レティの学園生活二年目がスタートですよ。

 シルヴァンは予定通りに臨時講師として学園に残るけど、ちょっとだけ変更が。

「あ~……補講担当ねぇ。しかも、騎士科だけ」

「はい。準備室として使うこの部屋は父上と共同ですので、基本的に騎士科と魔法科の生徒は父上の許可なしには立ち入り禁止となりました」


 なるほど。

 

 我が息子ながら、この辺りは用意周到だね。

 騎士科はともかく、魔法科はヒロインがいる。臨時とは言え講師となって専用の部屋まで与えられたとなると、人目も憚らずに突撃して来るのは目に見えているもんな。それを避ける意味でも立ち入り禁止はいい方法だ。禁止とする理由は、もちろん俺が魔道具関係の講義をするので、関係する資料等を見られることを防ぐ為。……口実だけどね。こんな所に見られて困るような資料を持ってくるわけがないじゃないか。

「まあ、シルヴァンは補講用の資料とかもあるだろうしな」

「ええ。加えて父上も教員向けの資料等を置くことになると思いますので。ああ、そうだ。これをお渡しして置きますね」

 そう言ってシルヴァンが渡してきたのは、鍵。この部屋のものだろう。

「不在時は鍵をかけることで学園側には同意を得ています。私や父上の不在時に誰か来るとも限りませんので」

 にやりとするシルヴァンに、俺も同じように、にやりとする。

「そうだな。大切な資料が荒らされでもしたらかなわん」

「私もこちらと王宮を行き来することになりそうですので、不在にすることも多いかと」

 そうなんです。ウチの息子君、俺も知らなかったんだけどいつの間にか近衛騎士の登用試験を受けてて、あっさり受かってやがった。先日、団長から狂喜乱舞の連絡が来てさ……まあ、俺は卒業式のちょっと前に本人から聞いたけど、臨時講師の期間が終了したらそのまま王太子付きの近衛騎士として城に上がるってさ。殿下の熱烈な勧誘に根負けしたらしい。

 まあ、自分で決めたのなら俺は反対はしない。ただ、相談くらいしてほしかったなとちょっと寂しく思ってたら、【他の道を目指そうかとも考えました。けれど、父上の背中を見てきたので近衛騎士への憧れを断ち切れませんでした】だって。


 もうね、俺が狂喜乱舞だよ。なんなの、この可愛い息子。


 てなわけでまあ、二年後には正式に近衛騎士として王太子殿下に仕えることが決定している息子君。今の内から空いた時間は城へ行って先輩たちから色々と教えてもらうんだって。団長が、俺が教えると張り切ってたらしいんだが、そこは俺が阻止しといた。あんたは自分の仕事しろ。

「まあ、空いた時間を有効活用するのは問題ないだろう。だいたい、補講担当の講師が忙しい状況など、学園にとっては恥だ」

 補講が多いってことは、落第生候補生がそれだけ多いって事だからね。普段の授業どうなってんのって話にもなるわけだ。そうなると講師陣は自分たちの評価にも直結するので、そんな状況になる事だけは何としてでも避けるだろう。

「そうですね。例年通りであれば、補講を受けることになるのはだいたい数人程度。期の終わりに集中しますので、それ以外の時期は比較的時間が空きます」

「ん~……では、少し私の手伝いもしてもらおうかな」

「はい。そのつもりです」

 にっこり即答。


 良い子……! ウチの息子が良い子!!


 ああもう、ホント可愛いな! ホント、なんでこんな良い子を虐待してたんだよ、あのバカども。まあ、役立たずと決めつけて手放してくれたおかげで俺の息子になってくれたんだから、そこだけは感謝してるけどさ。……手放してくれた事だけは感謝はしてるけど、シルヴァンにやってくれた暴言暴力のアレコレは一生赦さないよ? 今でも地味に仕返し継続中だし。

「学園内の事でしたら特に、私が父上の補佐をします。そのつもりで学園長にも許可を頂いていますよ」

「助かるよ」

「いえ、あの人たちを相手にするとなると、色々と準備も大変でしょうから」

 苦笑ぎみに言われて、思わず遠い眼になる。

 この一年だけでも講師陣からの講義増やしてくれコール、ものすごかった。つーかね、元々がその手の事に興味津々だけどこの国には専門の研究所とかがないからここの講師になれば経費で色々と実験できるかも、なんて考えの連中が多かったんだよこの学校。そんなところに俺みたいなのが放り込まれれば、そりゃ大騒ぎだろうさ。

 まあ、今期は都合つけて週に一度くらいは学園に顔を出す予定でいる。がっつり講義は月に二回。あとは個々の質問や疑問とかに答える時間に当てようかと考えている。講義中に質問とか受けていると進まないんだよ。研究者気質が集結してるから。

「次代が育ってくれれば私も離れられるしな。それまでの辛抱か」

 元々、頭の回転は速いし手先も器用な連中ばかりなので、そうかからないだろうと思って呟いた言葉に。

 シルヴァンは、思いっきり首を捻った。

「……父上の代わりとなる存在を育てるのは至難の業かと思いますが」

 いやいやいや、そこまで難易度高くないでしょ。

 なんで俺の評価、そんなに高いのよ、この子は。

「自覚しておられないようですが、姉上たちと関わるようになってからの父上の技術の向上は、私のような素人の目から見てもかなりのものですよ。姉上たちが凄すぎるので、気づいておられないのだとは思いますが」

 今度は俺が首を傾げた。

 姉上と言うのは、もちろん俺の職人仲間の規格外娘たち。シルヴァン、俺の知らないうちになぜかあの二人と意気投合してて、気づいた時には姉と呼ぶようになってたんだ。まあ、俺よりもシルヴァンの方が歳近いけどね、あいつら。なんか複雑。

「凄いと言うか、あいつらオカシイ」

 ドキッパリ言い切ったら、なにやら複雑そうな顔しているよ。

「ただ、今回は何かと協力してもらってるから、正直言えばかなり助かっているけど。あの二人の技術があってこその、今のこの状況だしな」

「……そうですね。姉上たちの協力がなければ、もう少し良くない状況になっていた可能性はあります」

「ああ。この手の事はエルが慣れていたのが運が良かった。詳細まで説明しなくても理解してくれたのは大きい」

「はい。いま改めて考えても、ずいぶんとすんなり受け入れてくれたような気がします」

「そうだな」

 すんなり受け入れてくれたのは、ある意味当たり前。エルも現在進行形で経験者だからだ。

 聞いた時は、そんなことがあるのかと驚いたが、その時の経験から色々な対策案を出してくれたのは本当に助かった。俺だけじゃ思いつかなかっただろう事も多かったので。

「では、細かなスケジュールは早急に立てるとして…………ん?」

 何やら外が騒がしい。しかも聞き覚えのある声に、イラっと来た。

 ちらりとシルヴァンを見ると、すでに嫌悪を隠そうともしていない。


 間違いないな。


 思わず半眼になる。

 まあ、予想はしていたので俺もここで待機していたんだが、あまりに予想通りで頭が痛いよ。取り敢えずシルヴァンには動かないように言い、俺が扉へと近づく。

「だから! 私が用があるの! 通してよ!」

「通せません。この先、騎士科と魔法科に在籍の生徒はグランジェ卿の許可なく立ち入ることは出来ません」

「なんでよ! やっと二人きりになれるチャンスが来たのに!」


 なんか、すげーギャーギャー騒いでんな。


 正直、出て行きたくはないがこのままだと収拾がつかないだろう。この先、ここへ来られても困るし、少し脅しをかけておくかね。

 すっと出ると、中を覗かれない内に扉を閉める。

「なんの騒ぎですか」

 そう声をかけると。

「お騒がせして申し訳ありません、グランジェ伯爵」

「いえ、貴方は止めてくれていたのでしょう。ありがとうございます。それよりそちらの生徒は?」

 知ってるけどな。敢えて、知らないふりしておくよ。

 俺の登場に驚いたらしいヒロインが目を丸くしていたけど、チャンスと思ったのかキッチリ名乗ってきやがった。

「あ、あの、私! ペリーヌ・バローと言います!」

 続けて何か言おうとしたヒロインを、止めていた警備が遮った。

「口を閉じなさい! いま、伯爵は私に尋ねたのですよ!」

 ぴしゃりと言われ、不満そうながらも黙る。さすがに俺が誰かわかった状態で騒ぐのはよろしくないと思ったんだろう。手遅れだけどな!

「申し訳ありません、伯爵。この生徒はバロー男爵家の令嬢で、魔法科に在籍しております」

「ああ、なるほど。では、ここへは立ち入り禁止となっているはずですが」

「その通りです。それを説明しておりました」

 少々疲れた顔で説明してくれる警備。


 うん、聞こえてたよ。ごめんね、巻き込んで。


 申し訳なさ過ぎて、なんか居たたまれない。顔には出さないけど。

「……バロー嬢」

「はいっ!」

 うん。元気なのはいいんだけどね。

 その、期待に満ちた目で見るのはやめてくれないかな。若干、殺意湧いてくるわ。

「その校章の色、魔法科で間違いないのかな?」

「そうです!」

 嬉しそうに答えないでほしい。

 マジうざい。

「ならば、尚の事。ここは騎士科と魔法科の生徒は立ち入り禁止としている。特に魔法科は絶対にという事を私から学園へ伝えてあり、生徒への通達もしてあるはずなのだが。聞いてないのかな?」

「え?」

 ヒロインの顔が強張った。多分、彼女にとっては想定外の事を言われたんだろう。

 ゲームだったら、ルール違反をしたヒロインを諫めつつも特例で認める的な事を言いそうだから、それを期待してたのかもしれんが、俺がそんな事をする理由はない。


 そろそろ現実を見ようか、ヒロインよ。


「聞いていなかったのであれば今回は不問とするが、知っていてこの騒ぎを起こしたと言うのであれば、こちらもそれ相応の対処を取ることになる」

 そう言って、ここで初めてヒロインに顔を向けた。

「さあ。どっちかな?」

 感情を込めずに、できるだけ淡々と。

 お前なんぞどうでもいいんだと、相手に伝わるように。

「し、知りません、でした」

「よろしい。では、今後は気を付けるように。……二度目はない」

 いささか声を低くして告げると、ヒロインの肩が跳ねた。ちょっと脅かしすぎたかな。

 でもまあ、下手に優しさなんぞ見せたら盛大に勘違いして、ますます迷惑被る未来しか思い浮かばない。それは嫌だ。絶対に、嫌だ。

 話は終わりと、部屋に戻ろうとした時だった。

「ま、待ってください!」

 いきなり呼び止められ、一応、振り返る。

 なにやら必死な形相……と言うか。

 これ、見る側がどういった印象を抱いているかで変わるかな。

 少しでも好意を抱いていれば、美少女が瞳を潤ませて祈るように胸の前で両手を合わせている姿に、間違いなく心動かされるだろうなと思う。俺やシルヴァンみたいに、基本的にコイツに嫌悪しか抱いていないとなんとも思わない。というか、狙ってんのかなと勘繰ってしまう。

「私は、シルヴァンさまにお会いしたいだけなんです! お願いです、取り次いでください!」

 おお、ついにシルヴァン目当てだって口にしたね。

「なぜ?」

「え?」

「会って、どうしたいんだい? 彼も来週からの授業に備えて色々と準備が忙しい時期だ。それを邪魔してまで会いたいと願う理由は?」

「理由……? 会いたいと思うのに理由が必要ですか?」

「当然だろう。君は立ち入りを禁止されているエリアに足を踏み入れているという自覚はないのかな?」

「でも、私はっ」

「君の個人的な感情や考えは関係ないので、理由にはならんよ。もちろん、正当な理由があるというのであれば考慮するが」

 淡々と告げれば、なぜか絶望したような顔に。

 ……なんだろ。俺が苛めているみたいになってるけど、間違ったこと言ってないよ? だいたい何の接点もないのにいきなり押しかけて来るとか、その時点で有り得ないから。

「それと、もうひとつ。シルヴァンは臨時とはいえこの学園の講師だ。本人の許可もなく軽々しく名を呼ぶなど不敬だと理解しなさい」

 きっぱり告げると、また傷ついたような顔をした。

 いや、だからなんで?

「どうして……どうして、そんな意地悪言うんですか?」

 ぽろぽろと涙を流すバロー嬢。うん、本来であれば美少女の涙は庇護欲を誘うんだろうけどね、俺には効かないから。

「意地悪ではなく、事実を言ってるまでだ。ここは学園だからある程度は大目に見るが、男爵家は貴族階級の中では最下位だということを自覚しなさい。迂闊な発言は家の存続にもかかわるぞ」

 呆れ気味に言えば、警備の騎士たちもこぞって頷いている。

「私は、ただ……! シ……カンタール先生と仲良くなりたいだけです!」

 叫ぶようなヒロインの訴え。

 ここでやっと、ヒロインの勘違いに気づいた。コイツ、根本的に間違えてたんだ。

 警備の騎士なんて、思いっきり怪訝そうな顔をしているしな。ちらっとこちらに視線を送ってきたので、頷いた。ここは任せよう。

「カンタール先生とは、どなたの事でしょうか」

 警備の騎士が尋ねると、ヒロインがえっと首を傾げた。

「誰って、シルヴァン・カンタール様よ。カンタール侯爵家の」

 さも当然のように言ってるが。

「この学園にカンタールを名乗る教員はいません」

「え?」

「貴女が会いたいと言っている教員、家名はグランジェですよ」

「えっ!?」


 おい、そこまで驚く事か?


「シルヴァン・グランジェ卿は、ここにいらっしゃるグランジェ伯爵の後継者です」

 そう言われて。

 驚愕の表情のまま、俺と騎士を交互に見ている。えー、今更そこまで驚く情報じゃないと思うんだけどなぁ。我が家にシルヴァンを迎え入れたのはすでに十年以上前だし、愛娘とはすでに夫婦になっているし。

 本当に、ゲームの知識でしか見てなかったんだなコイツ。色々と辻褄が合わないところは多かったはずなんだけど、すり合わせすらしてなかったのか。気にならなかったのかね?

「う、そ……」

 何やらショックを受けているらしいヒロイン。つーか、別に秘密にしてねーし、そもそも去年の王家主催の夜会に出てただろ、お前。そこで陛下からの爆弾発言有ったの、知らないとは言わせねーぞ。

「嘘ではありませんよ。伯爵のお嬢さまと昨年、婚姻済みです」

「婚姻!?」

 また素っ頓狂な声を上げてるよ。だからお前だって見てたはずだろーが、昨年の夜会。

 あの夜会で、レティと揃いの衣装を着てたんだからわかるだろ。つーか、あの日あのふたりが 何回連続で踊ったと思ってんだよ、その時点で気づけよ。

「うそよ……うそうそ、なんでよりにもよって悪役令嬢と! 許さないわ、彼は私のものよ! せっかくこの世界に来て推しと幸せになれると思ったのに! 彼を攻略するためにいままで頑張ってきたんだから! だいたい王子の婚約者のはずでしょ、なんで……!! 負けないわ、悪役令嬢になんか! シルヴァン様は私が幸せにするんだから!」

 何かぶつぶつ言い始めたなと思ったら、最後の方だけ思いっきり叫んで駆けて行った。


 残された俺ら、ぽかーんだよ。


 いや、俺はヒロインが言ってる意味は分かってるよ。……俺は、ね。でもね、だからと言って今の言動は理解不能だわ。そもそもこの世界でその年まで育ってんだから、その辺りの情報は持ってるはずだろう? 何でそこまで頑なにゲーム通りだと思い込んでんの? 何考えてんの、マジで。

「……悪役令嬢?」

 わかってて、わざとわからないふりをして呟いてみる。

「何のことでしょう? まさかとは思いますが、レティシア嬢の事でしょうか」

「いやぁ……ウチの娘、ちょっとぼんやりはしているけど悪役認定されるようなことはしないし言わないと思うんだが」

 設定上は確かに悪役令嬢だけどね。俺とエレーヌで矯正しまくって、我が家に来たシルヴァンがいい感じに誘導してくれたからとっても素直でかわいい子になりましたよ。若干、抜けてるところがあるけど。設定とは正反対だな。

「お優しいお嬢さまですからね。我々にもきちんと挨拶してくださる礼儀正しいご令嬢です」

 ふむ。レティの愛想の良さがこんなところにも浸透している。まあ、あの子は騎士は仲間って考えているところがあるからね。ウチが騎士の家系だから余計に。

「まあ、なんにせよ、先程のお嬢さんには警戒してもらえますか」

「了解しました。全員に本日の事を共有した上で対応いたします」

「お願いします」

 警備の件は重ねてお願いして、部屋に戻る。


 ……うん、聞こえてたのはわかってる。あんなこと言われてご立腹なのもわかってる。わかってるから、笑顔にドス黒いオーラをまとうのやめてくれないかな!?


「……父上。そろそろ本気で排除してもいいのでは?」

 物騒なことを考えるのはやめなさい。

「落ち着きなさい。排除するにしても、今はまだ理由がない。もうしばらくは様子を見る必要があるだろうね」

 出来る事なら即刻排除したいのは俺も同じだよ。可愛い子供たちの未来が掛かってんだから。

 だが、俺がそう答えたらシルヴァンが意外そうな顔をした。なんで?

「排除自体には賛成なのですか?」

「うん? ああ、当然だろう。私は自分の家族が大切だからね」

 あんな、訳の分からん奴に引っ掻き回される筋合いはないわ。さっきの言い分を聞いた限りでも同情する余地はないし、もうちょい踏み込んできたら排除一択だろ。


 その後もし少しシルヴァンと話をつつ、今後の対策を考えつつも本日分の準備は完了。

 しっかしまあ、無駄に行動力あるな、バロー嬢。今後も積極的に絡んでくる可能性があるんだよなぁ、あれが……


 ああ、頭痛い……



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