那須塩原
暗い中、スマホもつながらない。
「ここって何処・・・」
「千里眼でも、場所は分からないわ。コアなら距離と方向は分かるけど・・・あとは東京の方向と距離は何となく分かる気がする」
「あと2時間で日の出の時刻だから、飛んで行ける所まで行くか?」
「それなら、次のコアへ目指しましょう」
「え!まだあるの・・・」
「そこが終われば、関東方面は終わりだから」
ハンモックのロープを取り出して、広げてから準備をしてから座った。
「カータとショート、頼むぞ」
カータとショートはロープの端を掴んで、舞い上がった。
彼女も遅れて舞い上がった。
「こっちの方向に飛んで」
『わかった』
カータとショートも、分かっているように彼女の後を追尾しだした。
明るくなる前に、彼女の指示で道路に着地。
「車が来るわ。早く召喚獣を戻して」
急いで召喚獣達を魔石に戻した。
そして道の脇により、ロープやフルハーネスを収納。
2人の横を軽自動車が走り抜けて行く。
「もうすぐなのに、何故、急に着地をしたんだよ」
「空から行くのが、急に危ないって感じただけで、わたしにも分からない。だけど信じて」
「分かっているよ、この道を進むのか?」
「少し方角が違いけど、だいたいこの方向だわ」
しばらくして『塩の湯温泉』の看板が見えてきた。
「ここって、栃木県那須塩原なのか? 距離的にはどのくらい先にコアがいる」
「えーと・・・直線で5キロ先で・・・あの山が見えるでしょ、あそこにあるはず」
「道路がないな、仕方ない真直ぐ進もう」
「それしかないわね」
彼女が先導して走りだした。
1キロは進んだろう、急に立ち止まった。
「1キロ先に怪物がいるわ。空を飛ぶ召喚獣は、やめた方がいい」
彼女の忠告を聞き。
俺は、魔石召喚獣を召喚してゆく。
オロチ・ザザ・ブラック・ダーク・猪ノ丸・ブブカと最後に髑髏騎士のドクロを召喚。
「警戒して進め!遠距離の魔法を使ってくる恐れがあるから気をつけろ」
『分かり申した』
『わかったよ』
警戒しながら近づくと、ダークはひらりと横に移動。
そのダークのいた所に、「ドスン」と音がして穴が開いていた。
「気をつけろ!狙われているぞ」
目の前の木に穴が開き、俺の頭上を通り過ぎた。
後ろの木に、黒い物がのめり込んでいた。20センチ程の玉だった。
オロチはにょろにょろと進み、黒い玉を跳ね返している。
猪ノ丸も走り出して、飛んできた玉を手で掴んで、投げ返していた。
「ドン」と土煙が舞い、ワームのようなものが空中に舞っている。
ワームに似ているが、全長は約3メートルで直径は60センチぐらいのものだ。
そして、口のようなものをもぐもぐしている。
その口から発射していた。
「600ぐらい居るわ」
「そんなに居るのか・・・」
俺は水魔法で水の盾を展開して、あの玉に備えた。
その備えた瞬間にあの玉が当たって、地面に落ちてきた。
ああ!危なかった。
「佐々木さん、俺の後ろに隠れて」
「ありがとう。隠れさせてもらうわ」
召喚獣は玉の攻撃を、かわすか跳ね返すのどっちかだ。
そしてワームの最大の弱点は、動くのが遅いことだ。
だからコアの近くでうろついていたようだ。
勇猛にブラックは、噛み付き引き千切っている。
そのブラックを狙うワームに、ドクロが斬り倒している。
そしてドクロに発射された玉を盾で防いでいだ。
『バカどもが、そんなもので倒れんぞ』
そんなセリフをはいて、又も盾で玉を防ぎながら走り出した。
ワームの口に剣を突き刺して、一気に引き上げて紫の血を浴びている。
「なんだ、こんなものか、わははは・・・」
ザザは、俺の近くで水魔法の攻撃を放っていた。
その水球が玉を打ち落とした。
どうやら俺を守っているようだ。
ブブカはワームを掴んだまま、地面に何度もぶつけていた。
ぐちゃぐちゃになったワームを捨てて、次のワームを捕まえている。
ダークもワームを襲い倒した。
口の周りを紫に染めて、周りを見ていた。そして駆け出した。
その先にいたワームは、地中にもぐろうとしている。
しかし捕まって、体ごと食い漁られている。
俺は、スキを見ては、水斬を放っていた。
その水斬は見事に、ワームを斬り裂いた。
何度も何度も放った。
オロチがワームの集団を蹴散らかしていた。
そうなると、周りの召喚獣によって倒されるスピードが上がり続けた。
コアを目の前にしていた。
「魔石召喚獣を増やしたいから、もう1度俺にやらしてくれ」
「いいわよ。今回の戦いには、あまり役に立たなかったから」
「次回は、佐々木さんにするから」
「気にしなくていいわよ」
役に立ってないから、気にしているみたいだが、ここは譲れない。
手に持った魔石をコアに叩き付けた。
その瞬間に壊れた。
青木優
レベル 24
職業:魔石召喚師6
HP410/410
MP1250/1250
レアスキル
Box
スキル
鑑定 敏捷 回避
魔法
火魔法Max 水魔法3




