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再会

遅れましたが投稿します。

最近遅れ気味ですみません...


「よう!」


格納庫に戻った時、最初に話しかけてきたのは懐かしい顔の男子だった。


「なんだよ黒木」


「なんだよってなんだよ...」


黒木はしょぼんとしながら格納庫の中のベンチに腰掛けた。


「中学校以来なんだし...もうちょっとなんか話さないか?」


「...」


実は格納庫に戻ってきた時に、俺達のサジタリオが無くなって空いたスペースにFw190A型が止まっていたのだ。


「...あれ、黒木のか?」


「そうだ!」


ああ、納得だ。

この黒木、俺の中学校の時の同級生なのだ。

航空機が好きなのは共通で馬があっていた。

しかし我慢できないことがあった。

...戦術である。

黒木は一撃離脱派。

俺は格闘戦派と言うように真っ二つに分かれてしまっている...


「今回勝ったのはやはり!一撃離脱の方が決まりやすい戦術だったからだな!ガッハッハ!」


「チッ...」


嫌味な奴だ。言うほど一撃離脱してたか?

まあ負けたのは事実だし文句は言わないが。


「...たしかに悪いのは俺だ。サジタリオじゃない」


「...いやに素直だな。何か変なものでも食ったか?」


「ウルセェ」


前までだったら俺も言い訳していたと思う。

だがしかし、機種を変えすぎたことを自覚しているため、それを言い訳にしたくなくて我慢している部分がある。


「...誰?」


琴音がP-51から降りて、少し不思議そうな顔をしながら聞いてきた。


「ああ紹介してなかったか...中学校からの付き合い...ってのはさっき言ってたな。黒木くろき 夏樹なつきだ!練習試合の申し込みに来てな!よろしく頼む。」


「よ、よろしく...」


握手を交わす二人。

俺らは手を握るのはあの時のデートが最初だった。

が、黒木にかかればあの一瞬で握手まで持っていってしまう。

なんだか少し悔しい。


「...おい、鷲?」


気づいた時には黒木が俺の顔を覗き込んできていた。


「...なんだよ」


「お前、妬いてるだろ」


ニヤリ、と言う擬音が似合いそうな顔でそう言った黒木は少し嬉しそうに見える。

なんだこいつ。


「んなっ...!」


...が、図星なのも事実だ。


「まあまあ、俺はもう帰るから安心しな。俺はお前の彼女を取ったりしねぇよ!」


「そう言う意味じゃねえよ...」


「?まあいいや。じゃあな!また練習試合の時に!」


「ああ!」


直後、BMW801エンジンの勇ましいエンジンが咆哮を上げ、滑走路まで移動した後は瞬く間に離陸してしまった。


「...なんだアイツ」


「いい加速してるね...」


その時、後ろではちょうどサジタリオが回収されて新しいサジタリオが戻ってきていた。


______________________________________

「ベアキャット対策だけじゃダメだねー」


「当たり前だろ...」


「アンタ達何言ってんの?」


気付けば目の前には久し振りに見る姿の女性が。


「美鈴姉!だいぶ見てなかったけどどこ行ってたんだよ⁉︎」


「ちょっと情報収集に全国飛び回ってた」


情報...多分あれだ。

俺の機体に小細工を仕掛けてきた奴らを調査することに関してだろう。


「まあ...お疲れ様です?」


「...なんで疑問系なの?まあいいわ。」


あ、なんか嫌な予感がする。

今のうちに逃げーー


「たっだいまー!愛する弟よ!さあさあ思う存分甘えなさい!」


捕まった...

これが俗に言うダル絡みってやつなんだろうなぁ...


「甘えるような歳じゃないし離れて...琴音が見てたら嫌かもしれないだろ」


「あ、そっか。付き合ってるんだもんね。

さっきヨッシーから聞いたよ!」


はしゃいでキャーキャー騒ぎながら指を指す。

指の先ではヨッシーの奴がウィンクしてきていた。

吐いていい?


「そういうこと。じゃあこれから練習再開するから」


「あ、そうじゃん!それだよ!」


いきなり美鈴姉が手をパンッと叩いて俺らを呼び止めた。


「戦術どうこうっていうのはなんで相手が主導権を持ってる前提なの?」


「...‼︎」


思えばそうだ。

自分がペースを作る事なんて頭に無かったのだ。


「サジタリオはいい機体。軽いしそこそこパワーあるし武装強いし。でもね、パイロットが主導権を手放したら台無しよ?

常に空戦では主導権を握ってないと、得意機動に乗せられないわよ?」


「そうだな...」


どれだけ自分の土俵に持ち込めるか。

空戦においてはそれこそが重要だと美鈴姉は言っているのだろう。

だがアイツを相手にしてそんな余裕があるとは思えない。


...まだまだ甘いな。

それだけアイツが別次元ということなんだろうが、それ以上の相手も2、3年生にはいるだろう。

...余計にサジタリオを極めなければな。


「わかったよ。美鈴姉」


「お、わかったようだね」


「ああ。じゃあ早速、今回の対戦校の資料を見せてくれ」

最近は桜も咲いていて、あったかくもなってきてまさに春だなぁと言った感じですね。

うちの近くの川では鴨が泳いでいました。

次は燕なんかがくるんだろうなあと思いながら夏を待ちます...

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