孤独 作者: 武田道子 掲載日:2017/04/17 孤独 背中は宇宙のように広く 背中は果てしもない人の神秘を隠している 暖かく、冷たく 背中は無言で話しかける 限りない人の神秘を 広い背中を見ると 私は恐くて触れることができない そこに秘められたものの重みと深さが 私の胸に響いてくる 悲しく震える丸い背中 そっと手を出すと崩れそうな肩 あなたは、その背中の後ろほど 遠いところにいるのだろうか 背中の後ろで私は立つ 遠く何光年も向こうにある星の光を追うように 遠い遠い明日は、今日も来ない