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魔女と魔法使いの少女たち  作者: 野村勇輔
終章 魔法少女のその後語り

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第2回

   2


 草葉は色づき始め、秋深まりゆく十一月。


 真帆の認定試験も終わり、あとは残すところ僕の大学入試試験である。


 またいつものように真帆に邪魔される日々が続くのか、と思ったのだけれど、この十一月中は少し寂しく思えるほどに、真帆と一緒に休日を過ごすということは全然なかった。


 認定試験に合格したことで、魔法堂のあとを継ぐ手続きやら面談やら挨拶回りが山のようにあったらしく、放課後や週末になるたびに真帆はおばあさんと共にどこかへと出かけていった。


 だから、これといって特に記述することがない。


 部室はがらんとしていた。


 あれだけ放課後には必ず来ていた鐘撞さんも、何か忙しい用事があるらしく、十一月中はまるで部室には来なかった。


 鐘撞さんが来ないと肥田木さんも当然来ない。恐らくハロウィンのときに単刀直入に質問してしまったせいだろう。あのせいで、僕を若干警戒してしまったようだ。廊下で顔を合わせても、ひきつったような顔であいさつされるばかりで、それ以上の会話も全くなかった。


 ちなみに榎先輩も大学の方が忙しいらしく、あれ以来連絡を取っていない。まぁ、こちらから連絡するようなことも特にないし、あちらにはあちらのことがあるので当然と言えば当然なのだろうけれど。


 春からこっち、ここまでみんなとバラバラに行動するということがなかったので、なんだか久しぶりにひとりの時間だった。


 もちろん、このひとりの時間を活用しない手はない。


 僕はひたすらに、入試の為の勉強に励んだ。


 ただ、それだけの十一月だった。

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