【個人用】接続詞と語尾のマンネリ化を防ごう。
小説や文章を書いていると、ついつい出てしまう筆者の「クセ」。特に接続詞の種類の少なさに、少しばかりの恥ずかしさも覚えていたので、ここで再学習。
例によってChatGPTくんにオーダー。
【接続詞のバリエーション(意味別に分類)】
1. 順接(原因 → 結果)
「だから」、「それで」、「そのため」、「したがって」、「ゆえに」、「よって」、「なので」、「~もので」、「~わけで」、「~という理由で」、「~のせいで」
2. 逆接(対比・譲歩・意外性)
「しかし」、「だが」、「だけど」、「けれど」、「けれども」、「それでも」、「とはいえ」、「にもかかわらず」、「それなのに」、「~くせに」、「~にも関わらず」、「~といっても」、「~のに」、「~ながら」
3. 添加・並列
「そして」、「それから」、「また」、「おまけに」、「さらには」、「しかも」、「加えて」、「同様に」、「~し、それに~」、「~ばかりか~も」
4. 対比・選択
「一方で」、「反対に」、「逆に」、「とは対照的に」、「それに対して」、「~とは裏腹に」、「~かと思えば~」
5. 転換・話題変更
「ところで」、「さて」、「話は変わるが」、「とにかく」、「そういえば」、「ちなみに」、「ともあれ」、「いずれにせよ」
6. 結論・要約・帰結
「つまり」、「要するに」、「結局」、「というわけで」、「そんなわけで」、「どうやら~らしい」、「いわば」、「総じて言えば」、「結びとして」、「~という始末だ」
7. 例示
「たとえば」、「例としては」、「具体的には」、「一例を挙げれば」、「~など」
8. 強調・提示
「実は」、「なんと」、「特に」、「まさに」、「確かに」、「~こそ」、「~にほかならない」、「~すら」
9. 地の文・描写系語尾(叙述・文語寄り)
「~た」、「~ていた」、「~であった」、「~だった」、「~だったのだ」、「~たのである」、「~たのだった」、「~のであった」、「~たらしい」、「~ようだった」、「~かもしれない」、「~のかもしれなかった」、「~としか言いようがない」、「~ように思えた」、「~ではなかろうか」、「~ではないか」、「~と思った」、「~と感じた」、「~に違いなかった」、「~と見えた」、「~まま、動かなかった」
10. 感情を含む語尾
「~だったはずだ」、「~だったのに」、「~してしまった」、「~してやった」、「~せずにはいられなかった」、「~しかなかった」、「~するしかなかった」、「~と言わざるをえなかった」、「~が精いっぱいだった」、「~というしかない」
11. 会話文・口語語尾
「~だよ」、「~なのさ」、「~なんだってば」、「~かよ」、「~なんじゃない?」、「~しなよ」、「~ってば」、「~してみな」、「~でしょ」、「~わけだ」、「~なわけ」、「~の?」、「~よね」、「~だってさ」、「~ってことだよ」
12. 丁寧・上品な語尾
「~です」、「~ます」、「~でしょう」、「~でございます」、「~いたします」、「~かしら」、「~ですわ」、「~でございましょう」
13. 皮肉・文学的な語尾
「~という皮肉な結末だった」、「~という笑い話のような現実だった」、「~だったのかもしれない。いや、たぶん、そうだったのだろう」、「~だったが、すべてはどうでもよかった」、「~していた。そして、それがすべてだった」、「~である必要は、最初からなかったのだ」
―― 接続詞や語尾を使わず<間>で語ることも効果的。読点・空白行・余白で語り、あえて説明しないことで読者の想像を誘導できます。
◇
出来るだけ、同じ接続詞を同じエピソード内で何度も使いたくないので、このへんは頭に入れておくか。ふむ ―― もう少し、かっこいい、頭の良さそうな接続詞も欲しいところだが(頭の悪そうな感想だな、おい)。
追加オーダー)賢そうなやつも。
【知的/文語的な接続詞(論理・抽象度が高め)】
● 理由・因果・帰結
「なぜなら」、「それゆえ」、「因って(よって)」、「~の結果として」、「必然的に」、「論理的には」、「自然の成り行きとして」
● 逆接・譲歩
「されど」、「とはいえながら」、「然るに(しかるに)」、「それにも関わらず」、「なおも」、「~であるにも拘らず」
● 添加・強調
「さらに言えば」、「換言すれば」、「補足すると」、「付言すれば」、「まさしく」、「とりわけ」、「殊に(ことに)」
● 転換・話題移動
「ちなみに申し添えると」、「さてさて」、「翻って」、「ひるがえって」、「一転して」
● 要約・抽象化
「要は」、「端的に言えば」、「要点を述べれば」、「総括すれば」、「総体的に見て」、「おおよそ~と言えよう」
● 対比・分析的視点
「対照的に言えば」、「他方では」、「一見して」、「見ようによっては」、「片や」、「~の反面」
【知的・論理的・品のある語尾表現(文末)】
● 論理・推論を感じさせる
「~であると考えられる」、「~と推察される」、「~である可能性が高い」、「~と見るのが自然だろう」、「~と仮定すれば」、「~とも言い得る」
● 文語調・格調高い
「~であったろうか」、「~であったに違いない」、「~であったのであろう」、「~であったはずだ」、「~であるべきだった」、「~のではなかったか」
● 語りに奥行きをもたせる
「~というわけにはいかなかった」、「~せざるを得なかった」、「~しないわけにもいかなかった」、「~してみせたのだ」、「~しただけの話である」
【使いどころの一例(文章例)】
「論理的には、すでに答えは出ていた。されど、彼はなおも沈黙を選んだ。総体的に見れば、彼の行動は決して不合理ではなかった――というわけだ。」
さらに「詩的/耽美的」「軽妙/洒落た」「感情的/激情的」などの方向での語尾や接続詞のバリエーションも可能です。