迷いと進み
サラと別れて、自分の感情が恋であるかを少しづつ気づきながらその後の授業を受けた。
昼休み
サラがとある人物に会いに行った。2年D組の教室に行くと
「佐滝ナキいる〜?」
教室に響き渡る声を発した。クラスが少しざわめきながらナキがサラのもとに歩いてきた。
「どうしました?」
昨日の一件もあり、体の怠さがまだある状況で一刻も早く座りたいと思っているため、少し怠そうに尋ねた。
「私はサラ。連絡先交換しない?最近私の友達にナキ君のこと気になってる子が居るんだよね〜」
ナキは少し誰が自分のことを気になっているかを考えた。そして、連絡先の交換は渋々了解をした。
「またね〜」
(よっしゃー!まずは一つのピースをゲット〜。メルの初めての恋は応援しなきゃね〜)
その足のまま、メルのところに行った。
「メルっち、プレゼントあげるよ。スマホ出して!」
「サラちゃん、どうしたの急に?」
不思議そうにサラの顔を見ながらスマホを出す。そこには佐滝ナキと書かれた連絡先が映っていた。これを見た瞬間に前のように赤面をし、顔を下に向けた。
「いらないの?じゃ〜私がナキ君狙っちゃおうかな〜」
その言葉をサラが発した瞬間に、ものすごい速さで顔を上げ
「それはだめ!」
と声を出した。そこには、焦りと不安が同時に混じっており、その反応を見たサラは不敵な笑みを浮かべていた。それにメルが気づきはっとし、不貞腐れた顔をした。
連絡先を登録したメルは最初に何を送るべきか悩んでいた。それを後から見ていたサラは
「最初は簡単に送ったら?名前とか適当に挨拶しとけばいいんじゃない」
「その適当が難しいんだよ〜」
メルのスマホには
[こんにちはナキさん。有美メルです。昨日はあれから体調はどうですか?また困ったことがあったらいつでも頼ってください。]
と書いていた。送信というボタンを押す手が震えているが、サラが手を握り送信ボタンを押してしまった。
「あ...」
ついに押してしまい、いつ返信が来るかを考えてしまい、頭がずっとそれでいっぱいだった。ここから先の授業中もずっと考えてしまい、なにも頭に入らなかった。
放課後
サラと帰っている帰路の途中にまた恋愛の話になった。
メルは疑問に思ったことを口にした。
「サラちゃんは恋してないの?」
いつもはメルは聞かれてばっかで、サラの恋愛事情には全く聞いたことがない。容姿も整っているサラがモテないはずないと思っている。ラブコメのような恋愛が身近に起こっているなら聞いてみたいと思うのがメルだった。
「実はね〜今付き合っている人が〜居るんだよね」
衝撃の回答にメルはすごく驚いた。生まれてこの方ずっといるような幼馴染に彼氏がいるなんて思いもしなかった。
「誰が彼氏なの?いつから?どこまでいったの?」
怒涛の質問がサラの耳に入る。
「落ち着きなって、今からゆっくり教えてくあげるから」
そして、何があったのかを一からサラから聞いた。付き合っている相手は中学校時代の同級生、すなわちメルの同級生でもある。中高一貫だったが、サッカーが全国レベルであり、少し遠くの高校から誘いがあり、別の高校にいったのである。その名前は瑠東リア。何回か聞いたことがある名前だった。
いろいろな疑問も浮かんできたが、メルは心に留めていた。
ピロン
そしてサラと別れて家に入ろうとしたとき、一件の通知がスマホに届いた。そこには、佐滝ナキという名前が書いてあった。
読んでくださりありがとうございます。
今回名前が登場した、瑠東リアは悪魔のベリアルをモチーフにしました。




