繋がれた日
主人公の「学校の天使」と呼ばれる有美メルと佐滝ナキの青春ラブコメです。
自分の理想の恋愛をもとに書いてみました。どれぐらい長くなるかはわかりませんがぜひ見て下さい。
キンコーンカンコーン
ここは私立天道学園という中高一貫の学校であり、全国有数の進学校のひとつである。ここに通う人たちは、親が相当のお金持ちでないと入ることができないのだとか。
そんな中ひときわ目立つ可愛いく、そして高貴な姿をした少女が廊下を歩いていた。
「見ろ!あれがかの有名な有美メル様だ!なんと美しい姿なんだ!」
「あのようなお美しい姿生まれるなんて前世でどんな徳を積んできたんですのっ!」
歩くたびに周りから歓声が巻き上がっていた。
だが、当の本人は
(なんで歩くだけでこんな注目されないといけないのよ!ただ図書室に行って静かに本を読みたいだけなのに)
そう、本人は高貴な姿とは裏腹にとても内気な文学少女なのである。できることなら静かにひとりで恋愛小説を読んでいたいと思うほどである。もちろん彼女の美貌と可愛さを目当てに告白をしてくる人は何人もいた。
だが、彼女は運命をこよなく愛する少女、恋愛小説のような運命を感じるような人ではないとなびかないという。これまで告白した人には、運命を一切感じなかった。
そんな彼女の唯一の心の癒やしが保健室と、保健室の西園ミカ先生である。この二人は、共通の趣味を持っていることから意気投合し、メルが周りの視線から逃れたいときによく話に来るのである。
ある昼休み、とある青年が購買を訪れていた。生まれてこの方、運命なんて信じたことがない佐滝ナキだ。彼は運命なんか頼らず自分の力だけを信じていた。そのため、テストではいつも一桁の順位であり、この学校にも首席で合格していた。
こんな経歴を持つものだから、周りからの信頼も厚く、何かと面倒事を任されていた。本人相当な努力家でそれに応えようと自分のことをあとにしてきたつけが回ってきてしまった。お昼ごはんを買おうとしてお金を払おうとしたとき強烈なめまいと、一気に視界が暗転する感覚を覚えた。気付けば、そこは保健室のベッドだった。
ミカ先生が居なかったらしく、運んできてくれた人が探しに行ったタイミングでドアを勢い良く開けた音がした
「先生〜!遊びに来たよ〜!」
と元気な声を出すメルが入ってきた。メルは普段はこんなに大きな声を人に聞かれたことがないため、中にミカ先生は居なく、男性がいると気づき、赤面し始めた。そして、いかにもラブコメでありそうな展開に、さらに頬と耳を赤くしていった。
一方、ナキは誰だという表情で、彼女の顔をじっと見つめていた。
見ていただきありがとうございます。この世界に登場する人物や学園の名前は神や天使、悪魔の名前がモチーフになっています。
有美メルはアルメルスという天使、佐滝ナキはサタナキアという悪魔、西園ミカはミカエル、私立天道学園は天道が神の別名となっています。これからの登場人物や学園名など様々な場所でモチーフにしたいと思っている物があるのでぜひ考えてみてください。




