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生まれ変わった剣聖の物語  作者: ぷるぷりくんた
第2の人生
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神様との出会い

 いきなり、謎の白い空間に飛ばされた俺は、居なくなったみんなを探し始めた。叫びながら? 周りを見渡した……が、誰の返事も返って来ない。


 俺の意識はあった。にもかかわらず、手を握っていたセルティナ、おんぶをしていたイルは、いつの間にか感触が消えていったのだ。

 歩いて探そうとしたが、足を動かしているのかが分からない。周りの景色、音、感覚があるようでない。


 ――――不思議な空間に恐怖を覚えていた。


 とりあえず、前へ前へと進んでいった。


 前に進んでいるのか分からないままでいると、少し奥に扉を見つけた。俺は吸い込まれるように扉に進んでいき、やがて大きな椅子に座っている女性を見つけた。


「ようやく会えましたね。剣聖アスト」


 この声を聞いた瞬間に、全ての感覚が元に戻った。何故かは分からないが、そんなことは些細なことだ。


 それよりも、俺はこの声を何度か聞いたことがある。俺に神気を与えてくれた、あの女の子の声だ。

 でも、姿が全く違う。幼く身長も低かった女の子が、立派な物を持っている超絶美人の大人の女性になっていた。


「貴方…………は……?」


 慈愛に満ちた神々しい笑顔に、言葉が詰まるほど気圧された。


「覚えていないのですか? 仮の姿ですが1度お会いしたでしょう?」


 やはり、前に会った女の子で間違いないみたいだ。

 とても美しくてなんだか緊張するな……。


「まぁ、いいでしょう。それよりも、貴方に頼みがあり、ここに呼ばせて頂きました」


「頼み……?」


「はい。実は…………この世界の魔王はまだ討伐されておりません。私の頼みというのは、魔王の討伐です」


「!? 本当……なんですか?」


 それが本当なら一大事だ。俺以外の勇者パーティーのミリア、ニーナ、クラウセド、ピストは虚偽の討伐申告をしたとされ、世界中を混乱に陥れた罰として、最悪…………死刑にされるだろう。


「本当のことです。今の魔王は力を蓄えている状態ですが、完全体へと復活してしまったら…………恐らく、誰も止められないでしょう」


「じゃあ……俺達が倒したあいつは…………一体なんだったんですか?」


「それは、魔王が従えている魔族6将軍の1人に過ぎません。それに、アストが倒した1人は6将軍の中で最弱と言われているウィークです」


 俺達5人がギリギリの中戦って、ようやく勝ったというのに……そいつが最弱なのか…………。


「臆してしまう気持ちも分かります。しかし、このままでは私が世界へ干渉すること自体が難しくなり、もしかしたら加護が与えられない可能性もあります」


 加護は人類の希望で、大きな戦力になる。

 それ無しで魔族と戦うのは、あまりにも被害が大きすぎる。


「俺は……どうすれば?」


「貴方には特殊な力を与えます。これは、仲間の絆が大きい人ほど皆の成長を早めます。そして、信頼できる仲間をなるべく多く作ってください」


 とても重要なことを任せられたな……。

 確かに、この力があれば魔王討伐が何倍も楽になるだろう。


 だが、これを俺なんかに託していいのだろうか? 


「大丈夫ですよ、剣聖アスト。貴方は自分が思っている以上に、色んな人に影響を与えています。そして、その人達は皆、貴方を心の底から信頼しています」


 …………やるしかないか。


「分かりました。俺は自分の仲間達の為に…………最後までやり遂げてみせます!」


 俺は決意を表し、この女性と大きな約束をした。


 ――――そう言えばこの女性は何者なんだろうか? 加護を与えると言っていたので、人間では無いだろうし…………神様に近いのか?


 そう思っていると、俺の心を読んでいるのか……何も話していないが返事が返ってくる。


「私ですか? 私は人間界で言うところの、神様的な存在ですよ」


 そうか…………そういう事なら全部とはいかないが、多少は納得できる部分もある。

 だけど、それなら素朴だが大事な疑問が1つうまれる……。


「その……神様の力で、魔王を倒すことは出来ないんですか?」


 その言葉を発した途端、神様の形相がガラリと変わり、とてつもない憎しみのオーラが辺りに放たれた。

 咄嗟に自分をオーラで守ったが、パワーが強すぎて吐き気がしてきた。


 それに気付いた神様は冷静になり、慈愛に満ちたいつもの笑顔へと戻った。


「取り乱してごめんなさいね、剣聖アスト。それよりも、その質問は答えられないわ」


「あ…………はい」


 何か深い事情を察した俺は話題を変える為に、最初の目的のことを神様に聞いた。


「貴方の仲間なら、貴方と一緒に元いた場所に還すから安心して」


「ありがとうございます。では、俺はそろそろ行こうと思います」


 セルティナ、メイア、イル、ガイの無事が分かったことだし、ひとまず帰ることにした。


「分かりました。最後に1つ。貴方の努力次第で、全てが変わります。良い未来を貴方の手で創り上げてください」


「はい!」


 そうして、謎の空間に飛ばされたときの感覚が戻り、元いた通路に俺達5人は戻されていた。

 俺以外の4人は記憶がないらしく、信じてくれるとは思わなかったので、神様に会ったことは暫くの間は黙っておくことにした。


 体力が回復した後、俺達はクエスト完了の報告をしに、ギルドに行ったのだった。


今回も見てくれた方ありがとうございます。

魔導剣舞祭を3話くらいで終わらして、新章? に進めたらいいなと思ってます。

まずは、昔のやつを色々と編集するところから頑張ります!

次回も見にきてください!

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