研究者リュンガー
短め
湯船に浸かりながらリュンガーに会う方法を考えていたが思い浮かばなかった。
迷惑をかけたくなかったが重い腰を上げ、親に相談することにした。
「母さん、ちょっと話したいことがあるんだけど……今あいてる?」
「今は大丈夫よ。それで、話したいことって?」
「実は、セルティナのことで……」
俺はセルティナが呪いを受けている可能性が高いこと、呪いの場合専用の薬が必要なこと、その呪いや専用の薬を研究していたリュンガーに会いたいこと、大まかに分けて3つのことを話した。
母さんは最初、親身になって話を聞いてくれていたが、途中から目を丸くしていた。
「リュンガーってリュンガー・オルガンのことかしら?」
「えっ、うん」
よく分からないことを聞いてきた母さんが俺の反応を見るや、少し笑っていた。
「多分、そのリュンガーは母さんの友達。だって、同級生でパーティーを組んだこともあるのよ?」
母さんの言動により少し、あっけらかんとしていた俺。
でも、セルティナを救う方法に一歩近づいて、とても嬉しかった。
◎◎◎
日程を母さんに組んでもらい二日後……リュンガーは俺の家に来た。
リュンガーはもうリビングに居ると母さんに言われ、多少緊張しながらリビングに向かった。
「こんにちは、リュンガーさん」
「こんにちは」
「「…………」」
母さんが言ってたのだが、リュンガーは人見知りらしい。
何から話していいかわからなかったのでここは一旦、お茶を濁す。
「えっと……リュンガーさんはどんな研究をしているのですか?」
知ってはいたが念のためだ……そう、念のため…………。
「呪い系統だったり、最近だと結界だったり……」
リュンガーは結界も研究してるのか……とても研究熱心だな。
研究のことについては、人一倍語っていた。リュンガーと多少は打ち解けたと思うので本題に入った。
「リュンガーさん、今日は呼んだのは貴方にしか出来ないと思ったからです。お話を聞いてはくれませんか?」
「もちろん」
「実は、セルティナって言う俺の大事な仲間が呪いにかかった可能性が非常に高くて、呪いを解く専用の薬の材料に魔炎石という入手困難なのがあって……それでリュンガーさんを頼りました。セルティナを助けてください!」
俺が放った言葉の後、周りは静かになり時計の針の音だけが聞こえる。
やがて、リュンガーが口を開けた。
「事情は分かった。手伝うよ、マリアには仮があるし……でも、魔炎石だけは採りに行かないとその薬は作れない」
「では、どうやって魔炎石を?」
「採れる方法はあるからそこは僕に任して。それと、マリアも行くよね?」
「アストちゃんの為だもの、当然でしょ?」
「早速だけど、明日行こう。残念だけどアスト君、明日の学校は休んでもらうよ。明日は炎絶山が攻略しやすい日なんだ」
攻略しやすい日? 気になることを言っていたが、今はリュンガーを信じるしかないので従うことにした。
「じゃあ、また明日。マリア、アスト君」
「リュンガーさん、今日はありがとうございました」
こうして別れた俺は、明日の為の準備を開始した。
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