人間を辞めた何か
初めてステータスを書いてみたので、変な部分があるかも知れないですがご了承ください。
「一通り終わったから今現在のステータスプレートを渡す。魔力を流せば見れるはずだ。そこには自分の能力値やその合計のランキングなどが載っている。皆、順位を上げれるように努力してくれ」
私は自分のステータスプレートに魔力を流し確認してみる。
ーーー
セルティナ レベルーー
《ステータス》
攻撃ーー
防御ーー
魔力12000
魔法2500
魔耐2890
速度ーー
総合1位
《加護》
水の魔女
ーーー
「ベル先生俺が一番じゃないんですが、なんでですか?」
早速ランキングにケチをつけている奴がいた。
「セルガ、あくまで魔術の分野だけの総合だ。これから剣術の分野もやり、最終的にランキングが決まる。これでは不満か?」
「はい、一位の奴を教えてください」
「分かった。おい、セルティナこっちにこい」
急に呼ばれてビクッと震えてしまったが、恐る恐るベル先生のところまで来た。
「君がセルティナか。ふーん、なんだか弱そうだ。本当はズルしたんじゃないのか?」
「し、してないよ!」
「ならどうして俺が二番なんだ! 俺は魔法の名門、クリック侯爵家の跡取りだ! 貴様のような奴に負けるなどあり得ない、あり得ないんだ! お前らもそう思うだろ!?」
セルガは私以外のCクラスの皆に問いただす。
ただ、Cクラスの皆はセルガに反発した。それが気にくわなかったのか、急にセルガがベル先生のところへ走り出した。
何をしているのか皆が気になっていた矢先、いきなりCクラスへ侮蔑の目と共に罵倒が飛んでくる。
「フン! 魔法の成績はDクラスの何倍も劣っているゴミのようなクラス。そんなクラスに1位がいるはずがないんだ! お前らもそう思うだろ?」
セルガは自分取り巻き達に同調させた。
取り巻き達はセルガのように口に出すことはしないが、侮蔑の眼差しは向けてきた。
「そんなゴミどもが俺様と一緒の世界に生きてていい訳がないんだよ!」
一部の女子生徒は涙目になり、今にも滴となって溢れそうだ。
「おいおい、泣いているのか? まぁ仕方ないか。ゴミにはゴミの顔が相応しいからなっ!?」
――――パンッ!
そこで私の何かが切れた。
「いい加減にして……」
私の心の中が黒いもやもやに支配されていく。
セルガは私がビンタしたことで少し狼狽えていた。
「お、おい、お前! この俺を叩いたな? この俺の顔を汚したな!? ふざけるなぁ!」
セルガは私に、無我夢中で突進してきた。その行動は隙が大きすぎたので背負い投げで返り討ちにした……と思ってたが、私は右肩に少し痛みを追った。
背負い投げで飛ばされたセルガは、周りから小さくだが嘲笑されていた。
笑い者にされたセルガは起き上がらないで、その場で倒れていた。
――――キーンコーンカーンコーン
授業終わりのチャイムがなっても立ち上がらないセルガ。
その反応が次第につまらなくなったのか、周囲の奴らやセルガの取り巻きまでもが、セルガを放置して何処かに行ってしまった。
私は少しだけスッキリとしていたが、この男に対する嫌悪感はとてもあるので、放置して泣いていた女子生徒の方へと向かった。
女子生徒慰めていると、皆から感謝の言葉を述べられた。中には、ハァハァなどと荒い息を上げてるヤバい奴もいたが……。
そのまま私はクラスの皆と一緒に教室に戻っていった。
◎◎◎
「クソッ! クソッ! クソッ! あの女、絶対に許さない!」
「――コツ、コツ、コツ」
怒りで狂い取り残されたセルガに、フードを被った者が一名近づく。
「チッ! お前はだれだ!」
怒号を浴びせられたフードの奴は冷静に辺りを見回した。
「――あの女が……憎いか?」
「あぁ、とても憎い……憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いッ!」
セルガの中でどんどん闇が膨れ上がる。
「――あの女を……殺したいか?」
「ぁあ…………殺したい。殺したい、殺し……たい、殺す、殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すッ!」
そうだ、敵は殺さなきゃ。
セルガの中の闇が、憎しみから殺意へと変わっていく。
「――でも君は……弱い」
「ッ! …………そんなことは……な……い!」
すぐ否定したかった。けどらセルガは否定することがとても怖かった。
「――私は……君の味方だ。一つ、願いを叶えよう。何が……欲しい?」
俺は何が欲しいんだ?
その時、先ほど嘲笑されたことを思いだしたセルガは頭を抱え始めた。
――嫌だ。
――俺が一番なんだ。
――俺が二番な訳がない。
――あの女は俺を罠に嵌めたんだ。
――だって俺が一番だから。
――あの女はズルをした。
――憎い……あの女が憎い。
――あの女は敵……敵……敵!
――敵は……殺さなきゃダメ!
――あの女を殺さないとダメなんだ!
――そのためには力が……力が欲しい。
「俺は……力が……力が欲しい」
「フッ。その言葉を……待っていたよ。力を手に入れるには……自分の闇を育てることだ」
「闇……闇か…………分かった」
セルガが納得したところでフードの奴がなにか小さく呟いていたが、セルガには聞こえていない。
「君の闇が育つまで……楽しみにしてる。ちなみに……私は61という」
「61か……ありがと、う」
そして、61が突如として姿を消した。
「闇を……育てないと…………ヤミ、ヲ……ソダテ、ナイ、ト。クックックッ」
――――この瞬間、セルガは人を辞め、邪悪な何かに豹変してしまったのだった…………。
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