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生まれ変わった剣聖の物語  作者: ぷるぷりくんた
第2の人生
18/37

母の怒り

土日のどっちかに出します!(多分

 ――――ここ……は? ッ!?


 俺は目覚めた直後、いきなり襲いかかってきた頭痛により悶え始めた。


 ――しかし、声が出せない……。


 痛みが少しずつ退いてくると、頭上から女の子が現れた。


「剣聖アスト、私のことを覚えていますか?」


 ――誰だ? いや、この声はどっかで……。


「私は、あなたに神気(しんき)を与えたものです」


 ――神気? そう聞きたかったが返答は出来ない。

 だけど、女の子は俺の心情をさっせるのか、続きを話始めた。


「神気とは、あなたが使っているオーラ……正式名称は魔気(まき)と呼ばれるものなのですが、神気とはその魔気の覚醒状態のことを表します」


 ――それを、俺に?


「はい。あなたがセルティナを守りたい、救いたいといった気持ちが私の心に聞こえてきました」


 ――どうして、俺にくれ…………。


「すみません、もう時間がないのです。最後に少しヒントを。願う気持ちです」


 ――願う気持ち?

 考え始める前に女の子は消え、俺も目覚めた。


 ◎◎◎


 目を開くとそこはどこかの部屋だった。

 周囲には沢山のベッドが置いていたが、ベッドで横になっているのは俺だけのようだ。


 そういえば……俺は赤黒いゴブリンと戦ってたな。

 でも、戦いのときの記憶は曖昧だ。

 ベッドから起き上がり、窓から外の光景を眺めた。街の様子はとても綺麗だった。


 ――あれ? こんなに綺麗だったか?


 不思議に思いつつ、俺はトイレに行きたくなり扉を開けた。


「ここ、病院だったのか」


 ベッドが沢山ある時点で考えられたことだ。

 トイレを探しながら廊下を歩いたら、急に目の前のドアが開いた。


「す、すみませ…………!?」


「い、いえ…………!?」


 俺と相手が驚きで声が出せなくなっていると中から、


「何やってるのお姉ちゃん(ユウカさん)」


 そう目の前の女の子を呼ぶ声が聞こえてきた。

 そして、中にいた奴らも出てくると、


「「……アスト?」」


 ゆっくりと俺は首を縦に振った。

 するとセルティナが、()()()()抱きついてきた。


「アストォ、良かったよぉ……。心配したんだからね……スン」


「「私達二人も何も出来なくてすみません……」」


「大丈夫だユウカ、ルミネ。みんな、心配してくれてありがとうな」


「アスト、体は大丈夫なの?」


「うん、不思議と軽いんだ」


 俺達は再会出来た嬉しさで少し歓喜していたが、一旦俺は真面目な話をし始めた。


「ところでセルティナ……あのあと、なんで助かったんだ?」


「…………それは……ピストさんに聞いて……」


 どうやらセルティナからは聞けないようだ。

 ピストからは後で聞けばいいか……。


「ところでセルティナ、俺の母さん達がどこにいるかわかるか?」


「多分知ってる! ついてきて!」


 俺が少し心配していた母さんのところへと向かった。

 母さん達が遠くから見えた。どうやら、いろんな人の手伝いをしているみたいだ。


「母さん、姉さん」


 話しかけると二人は、こちらに向きなをして近づいてきた。

 すると、いきなり姉さんの拳骨をくらった。


「バカ! どうしてあんなになるまで戦ったの……どうして……バカ……」


 少しずつ姉さんの勢いはなくなっていったが、心に刺さるダメージは増えていく。


 本当に心配していたのだろう。

 俺と姉さん、どちらも無言のままでいると母さんが、


「ミルクもうやめなさい」


 と、いつもとは違う雰囲気でミルクを叱った。

 叱られたミルクは少し悄気てしまったが、それを気にせんとばかりに、俺に真剣な眼差しを向けた。


「アスト、アストの行動は命を簡単に捨てるような行動。そのことを、私は許すつもりはないからね。でも……でもね、あなたの大切な人を死ぬ気で守る覚悟はよろしい。だけど、それでアストの命がなくなったら意味がないの。だから、自分の命は大切にして。これはお母さんとの約束、守れる?」


 俺は自分の行いを振り返りながら、無言で頷いた。


 我ながらバカなことをしたなと思った。


 その後は、少しずつ場が和んできて、俺は家族との団欒、特に姉さんとの会話を弾ませたのだった。


今回もみてくれてありがとうございます!!

投稿まで日が空いてしまって申し訳ない......

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次もみていってください!!

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