母の怒り
土日のどっちかに出します!(多分
――――ここ……は? ッ!?
俺は目覚めた直後、いきなり襲いかかってきた頭痛により悶え始めた。
――しかし、声が出せない……。
痛みが少しずつ退いてくると、頭上から女の子が現れた。
「剣聖アスト、私のことを覚えていますか?」
――誰だ? いや、この声はどっかで……。
「私は、あなたに神気を与えたものです」
――神気? そう聞きたかったが返答は出来ない。
だけど、女の子は俺の心情をさっせるのか、続きを話始めた。
「神気とは、あなたが使っているオーラ……正式名称は魔気と呼ばれるものなのですが、神気とはその魔気の覚醒状態のことを表します」
――それを、俺に?
「はい。あなたがセルティナを守りたい、救いたいといった気持ちが私の心に聞こえてきました」
――どうして、俺にくれ…………。
「すみません、もう時間がないのです。最後に少しヒントを。願う気持ちです」
――願う気持ち?
考え始める前に女の子は消え、俺も目覚めた。
◎◎◎
目を開くとそこはどこかの部屋だった。
周囲には沢山のベッドが置いていたが、ベッドで横になっているのは俺だけのようだ。
そういえば……俺は赤黒いゴブリンと戦ってたな。
でも、戦いのときの記憶は曖昧だ。
ベッドから起き上がり、窓から外の光景を眺めた。街の様子はとても綺麗だった。
――あれ? こんなに綺麗だったか?
不思議に思いつつ、俺はトイレに行きたくなり扉を開けた。
「ここ、病院だったのか」
ベッドが沢山ある時点で考えられたことだ。
トイレを探しながら廊下を歩いたら、急に目の前のドアが開いた。
「す、すみませ…………!?」
「い、いえ…………!?」
俺と相手が驚きで声が出せなくなっていると中から、
「何やってるのお姉ちゃん(ユウカさん)」
そう目の前の女の子を呼ぶ声が聞こえてきた。
そして、中にいた奴らも出てくると、
「「……アスト?」」
ゆっくりと俺は首を縦に振った。
するとセルティナが、いきなり抱きついてきた。
「アストォ、良かったよぉ……。心配したんだからね……スン」
「「私達二人も何も出来なくてすみません……」」
「大丈夫だユウカ、ルミネ。みんな、心配してくれてありがとうな」
「アスト、体は大丈夫なの?」
「うん、不思議と軽いんだ」
俺達は再会出来た嬉しさで少し歓喜していたが、一旦俺は真面目な話をし始めた。
「ところでセルティナ……あのあと、なんで助かったんだ?」
「…………それは……ピストさんに聞いて……」
どうやらセルティナからは聞けないようだ。
ピストからは後で聞けばいいか……。
「ところでセルティナ、俺の母さん達がどこにいるかわかるか?」
「多分知ってる! ついてきて!」
俺が少し心配していた母さんのところへと向かった。
母さん達が遠くから見えた。どうやら、いろんな人の手伝いをしているみたいだ。
「母さん、姉さん」
話しかけると二人は、こちらに向きなをして近づいてきた。
すると、いきなり姉さんの拳骨をくらった。
「バカ! どうしてあんなになるまで戦ったの……どうして……バカ……」
少しずつ姉さんの勢いはなくなっていったが、心に刺さるダメージは増えていく。
本当に心配していたのだろう。
俺と姉さん、どちらも無言のままでいると母さんが、
「ミルクもうやめなさい」
と、いつもとは違う雰囲気でミルクを叱った。
叱られたミルクは少し悄気てしまったが、それを気にせんとばかりに、俺に真剣な眼差しを向けた。
「アスト、アストの行動は命を簡単に捨てるような行動。そのことを、私は許すつもりはないからね。でも……でもね、あなたの大切な人を死ぬ気で守る覚悟はよろしい。だけど、それでアストの命がなくなったら意味がないの。だから、自分の命は大切にして。これはお母さんとの約束、守れる?」
俺は自分の行いを振り返りながら、無言で頷いた。
我ながらバカなことをしたなと思った。
その後は、少しずつ場が和んできて、俺は家族との団欒、特に姉さんとの会話を弾ませたのだった。
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