主人公 再会そして......
投稿頻度が週一以上だからもう少し長く書きたいな......
「お前は誰だ?」
俺は黒い服を着ていた男に訪ねたのだが、返事は帰ってこなかった。
相手の動きをよく観察しながら、どうにかしてセルティナとルミネを逃がそうとしたのだが、相手は剣を構えて襲ってきた。
相手の剣速はかなり早かった。防御魔法は間に合わないと思ったので、剣聖の能力を使った。
「やるな」
剣聖はいくつかの能力を持っているのだが、今世の体だと、まだオーラしか使えない。オーラを体に纏い攻撃を受けたのだが、こちらが少し力負けしていた。
力負けしていたので、直ぐに後ろにステップした。
――――相手は追撃の手を緩めない。
隙を少し見せると、セルティナ達の方へ攻撃を仕掛けていた。その攻撃を防ぐたびに俺の体に負荷がかかる。
どうするか…………。
このままではいずれはこちらが力尽きてしまう……。
そんなことを思っていても、相手は攻撃の手は緩めない。
相手の攻撃は、一発一発、的確に急所を狙ってきている。
速度を上げればいけるか?
攻撃を防ぎつつ、俺は詠唱を始めた。
「己の肉体を強化せよ、身体強化 ・雷」
俺は普通の身体強化に雷をつけ、速度を徹底的に上げた。
この身体強化は少し特殊で、雷を付与している。そのため、移動速度を特化してあげてくれるのだ。
今度はこちらが優勢だ。
相手はこの速度についてこれていないので、時々かすり傷をおっている。
このまま押しきろうと思っていたが、相手は一段階ギアをあげてきた。
相手の速度は俺と殆ど同じだ。
ここで俺は距離をとり、一気に仕掛けた。
「炎よ、球体となり、敵を撃て、炎球」
相手に炎球をかわされた。
だが、本当の狙いはその一瞬だ。
「神剣一ノ型・七つ星」
この技は、一度の攻撃でいつもの七倍の威力が出る技で、汎用性がかなり高い。
相手はこの威力に耐えきれず、深い傷をおっていた。
「ガハッ゛……」
「これ以上戦うか?」
俺は相手に選択権を与えた。
しかし相手は、また剣を構え始めた。
「まだやるのか?」
すると突然、相手は自害した。
「なっ゛…………」
俺はそのまま少しの間、やるせない気分のままその場に立っていたのであった。
「うぅぅ……!!」
暫くするとセルティナ達は目覚めた。
あいつが自害した後、俺達にかかっていた体の怠さは消えていた。どうやら原因はあいつのせいみたいだ。
「目覚めたばかりで悪いが、今から奥に進むぞ。セルティナ、ルミネ準備はいいか?」
二人から返事はなかったが、頷きはしてくれた。
「アスト、この倒れている人は?」
死体が転がったままだったので、セルティナに質問された。
当然の質問だ。ルミネはあまり見たくなさそうで、俺の後ろに隠れていた。
「多分……ユウカをさらった奴だと思う。いきなり襲ってきたから……俺が殺した」
その瞬間思い空気が流れた。
俺が奥に進み始めるとついてきてはくれたが、その道中、沈黙が流れ続けたのであった。
最奥まで進むと、そこに扉があった。
「この先で戦闘になるかもしれないから、準備しとけよ? じゃ、開けるぞ」
扉を開け中に入ると、部屋の真ん中にユウカが倒れていた。俺達は急いで駆けつけたが突然、
「――――ガチャン」
いきなり扉が閉まった。
どうやら閉じ込められたようだ……。
他に罠がないか確認していると、ユウカの意識が目覚めた。
「ここは……?」
「お、お姉ちゃん。大丈夫!?」
「ル、ルミネ? お姉ちゃんはなんともないよ」
「良かったよぉ……」
ルミネはユウカと再開して小さく涙を溢していたが、俺にはユウカに聞きたいことがあった。
「話の途中で悪いが、ユウカをさらった奴はもう一人いるんだ。心当たりはあるか?」
「ううん、分からない」
「そっか」
まぁ、仕方ないだろう。
それより気になるのはユウカをさらった理由だ。ただ、今の問題は、
「ここからどう脱出するかだな……」
見たところ、扉は来たところの一ヵ所しかない。
開けようとはしたが、開くことはなかった。
「万事休すか……。少し脱出方法を考えよう」
「アスト、解除の魔法を使えばいけるかも」
「セルティナ、開けれるか試してみてくれ」
セルティナが詠唱を始めたようとしたとき、上の方から突然、轟音が聞こえた。
その轟音は止むことが無く、何度も続いた。
俺はとても嫌な予感がした。
「セルティナ、頼む!」
「うん。扉よ、我の力に従い、開け、解除」
セルティナの魔法では、少ししか開かなかった。
「アスト、ごめんね」
しょんぼりとしてしまったセルティナだが、俺にはある狙いがあった。
「セルティナ、大丈夫だ。後は任せろ。神剣四ノ型・横線烈火」
この技は横一線に炎を飛ばすことができ、オーラを込めれば込めるほど熱くすることができる。それに加えて、
「水よ、球体となり、敵を撃て、水球」
熱した扉に水球を当て、急激に冷やし、扉を脆くすることに成功した。
「あとは、セイッ゛」
脆くなった扉は、剣で一振りしただけで崩れ去った。
「急いで戻ろう」
「「「うん」」」
三人ともいい返事を返してくれた。
俺達は急いで地上に向かった。地上がボロボロになっているとも知らずに…………。
今回で主人公の技が出ましたが、技名など適当な部分があると思いますがどうかご了承ください。
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そして見てくれている読者の皆様、次回また会いましょう!




