主人公 謎の現象
先週一本しか出せなくてすみません。
今月は忙しくなりそうなので、六月中は一週間に一本以上投稿にさせてもらいます。
「はぁ……はぁ……追いついた……」
後から来たのは、ルミネとセルティナ。
俺はルミネに謝らなければならない。
「ルミネ、ごめん。ユウカを見失った」
そこで、長い長い沈黙が訪れた。
今はルミネに話しかけない方がいいと思い辺りを隈なく探していると、セルティナが不意に声をかけてきた。
「アスト、ここの壁、魔力の流れがおかしいよ」
「ん? 本当だ。誰かの魔力が込められいるな……。だが、この魔力が誰のかが分からないとな……ルミネは分かるか?」
――――しまった……。いつもの感覚で話かけたが、ルミネは今涙ぐんでいた。
「…………」
「ル、ルミネ?」
「どうして……助けてくれなかったの?」
その目は、今にも泣き出しそうでだった。
俺は誤魔化す事はしないで、真実を話した。
「俺の力不足だ。恨んでもいい……けど、今はユウカを探すことを手伝ってくれ」
少ししたあと、とても小さくコクリと頷いたルミネは、魔力の流れがおかしな所まで、ゆっくりと歩いていった。
――――すると、魔力がおかしな場所でルミネは、尻もちをついた。
「お、お姉ちゃん?」
ルミネは壁の前でいきなり、お姉ちゃんと言いながら壁を叩いていた。すると、突然壁に穴が空いた。
「「「!?」」」
俺達は突然のことに驚いたが、すぐに壁の中の様子を見た。
「とても暗いな……」
「うん」「…………」
入り口から見た限りだと、先が見えないほど長い通路だった。
俺達は顔を見合わせた。
「入るか?」
「「うん」」
ルミネも同意してくれたので、俺達はゆっくりと歩き始めた。
「光よ灯せ、光輝」
道中は暗かったので、セルティナに光輝の魔法を使ってもらうことにした。
――ここはとても静かで、歩いている音が反響して聞こえてくる。
しばらく歩いていると、急に倦怠感を感じた。
「なんか体が怠いな……」
横を見るとセルティナは、顔にあまり表情を出さないようにしているが、とても怠るそうだ。ルミネに至っては、歩く速さが落ちている。
みんながだんだんと、歩く速さが遅くなってき、光輝の魔法が突然切れた。
「セルティナ!? 大丈夫か?」
「はぁ……はぁ……」
セルティナは、俺にのしかかるように倒れた。その身体はとても熱かった。
「熱か……」
「アストォ……ごめんね……」
一旦歩くのをやめたのだが、今度はルミネが倒れてしまった。
俺は治癒魔法を使えないので、生活魔法の水を使い、セルティナやルミネに飲ました。
最初の方は起きていたセルティナだったが、途中からは眠ってしまっていた。
「万事休すか……」
セルティナとルミネが起きるまでは待とうと思っていたのだが、そうはさせてくれなかった。
「おい、そこに居るんだろ?」
「…………」
無言で現れたのは、おそらくユウカをさらった奴だ。
どうやら、俺に休憩は無いらしい…………。
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では、また次回。




