表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣の女神様3 スーパー女神様御鏡静奈の大活躍 ~武田信玄と御柱伝説~ 全52話    作者: あいぴ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/52

その45

◇◇◇◇◇◇ その45


「ははは、俺にも父上のような力があったらしい。」


 最初で最後の自分の能力を開放して爽快な気分のまま、勝頼はシステムが完全に起動したことを知った。自分がどこか遠いところへ転移する初めての感覚に己をゆだね、意識を失ったのである。


勝頼が入った長持ちが飛んだ後、側近の体を貫いた刀が四本の御柱のように天に向かってそびえたつのみであった。


 勝頼は幼いときに見たきりの光る河の流れに身を任せていた。あのときは、上流にさかのぼっていたような気がするが、今は下流に流れているように思える。


「四郎勝頼、こっちよ。」

 声がする方を見ると、そこには母である湖静姫がいた。


「私の名前は御鏡静奈、あなたの本当のお母さんのお友達。あなたの名前は純一だよ、きっと本当のお母さんやお父さんに会えるから。」

 純一は時間の流れの中でどんどん若返る。


「あなたのお母さんに私がそばにいながら悲しい思いをさせてしまったおわびに、いいものをお土産につけとくね~。」

 静奈はそういうと赤ん坊用のおくるみにメモとUSBメモリらしきものを挟み込んだ。


「さあ、今よ、ええ~い、亜空間にいるとホントに疲れるのよね~、ああ、お腹が減った~~。」

 静奈はそう言うと手を伸ばして純一を抱き留めた。純一は産まれて間もない赤ん坊に戻っていた。


 純一が失踪した年の御柱祭りはいつも以上に盛大に行われた。地元諏訪で男の子が謎の失踪を遂げた事が御柱の神秘性を高めたのか例年以上に全国から人が集まり、にぎやかであった。


 東谷夫婦は御柱を楽しむ気分にはとてもなれなかったが手掛かりがつかめるかもしれないと思い観光客をかき分けるようにして上社、下社の山出しから里引き、建て御柱までつぶさに見物した。


「変わったことは何も起こらなかったね。」

 涼子は撮影してきた御柱のビデオを見ながらつぶやくように健一に話しかけた。


「残念だったね。」

 健一もビデオをじっと見つめる。


「あれ?、ここ何か光ってる。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ