Happy Valentine Day 2017
(おまけページ故、会話文のみでお送りします)
アトリ「うわ。また変な所に来ちゃった。今度はリボンだらけ……って、郁さん」
カオル「やあアトリ。今日はバレンタインに便乗したおまけページだよ。例によって例のごとく、これは本編とは何の関わりもない茶番なので安心して欲しい」
サク 「そしてチョコを差し出せ」
ムツキ「我々の要求が飲まれない場合、表のリア充どもを無差別に爆発させますよ!」
タケシ「分かったら、この袋にありったけのチョコを詰めるんだぞ!」(突き付けられるドル袋)
イツキ「ねえならテメエの体で払うのもアリだぜ」
アトリ「……バレンタインってこんな物騒な行事でしたか」
***(ガチャリ)「ねえ郁、もう刺身の上にタンポポ乗せるのいやだよ。ぼくだってアトリとバレンタインでイチャイチャしたいよ。ぼくね、アトリにぼくのチョコ掛けをプレゼントするんだ」
アトリ「だから誰なんですか、あなたは」(またマッパじゃん……やだぁ……今度はチョコレートチューブ持ってる……)
カオル「アトリはまだ知らなくて良いことだよ。どうせ二月第三週以降になれば分かることだ」(謎の人物を蹴散らして追い出した)
アトリ「露骨な予告ですね。テレビの番宣よりひどいですよ」
カオル「悲しい話だけど、うちみたいな零細シリーズはこれくらいがちょうどいいんだよ……それで、アトリはチョコを持っているのかい。ああ、無ければ良いんだよ? バレンタインは人々が愛を確かめ合う日であって、チョコが全てじゃないからね。何ならアバンチュールでも……」
アトリ「ちょうどポケットにブラックサンダーが有りますね。五人分」
カオル「……さすがにブラックサンダーはナシじゃないかい」
アトリ「はいどうぞ」(ニッコリ)
カオル「アトリ、聞いてるかい? ブラックサンダーはバレンタインチョコじゃないよ。一目で義理とわかるチョコだよ」
アトリ「はい、どうぞ?」(ニッコリ……からの頬へのギザギザパッケージ押し付け)
カオル「いたたたた……やめ、やめるんだ! アトリ! 何だい、いきなりブラックサンダーを取り出して……ああ、そんな、その構えはゴッドフィンガーかい? でも顔はデスティニーガンダムみたいだよ……って、ウワァーッ!」
(『女性に大人気!』でお馴染み、ブラックサンダーはアトリも大好きな様子。おいしさイナズマ級。こんな素晴らしいチョコレートを貰える黒騎士はきっと特別な存在なのです)