第1話 新しい日常の始まり
どうも。
第一話なので、挨拶をしておこうと思います。
俺あいつシリーズを第一シリーズから読んでいない人は初めまして。
第一シリーズから読んでるぜ!って人はこんにちわ
俺あいつシリーズ作者の龍聖です。
俺あいつ2の記念すべき第一話、いよいよスタートです。
今回は第一話ということで、いつもより500~1000文字増しになっています。
今後とも俺あいつの応援よろしくお願いします。
では、記念すべき第一話、どうぞ!
学校に着き、俺は自分の教室に向かう。ちなみに俺は一年A組。美緒のやつもA組。兄妹とか姉弟ってわけでもないから一緒だった。ぶっちゃけてしまうと、俺は別のクラスが良かったなあとか最初は思っていたんだけど、後になって、知ってるやつが一緒のクラスにいるって思ったらホッとしてしまった。知らないやつだらけの最初の教室の居心地の悪さといったらたまったもんじゃない。
教室に着き、俺は自分の席に座る。そこまではいいんだが・・・
「なあ、美緒」
「ん?なに?」
「席が隣だからってのはわかるんだけどさ、教室で俺に抱きついてるのはやめろ。周りの視線が痛いから」
「えー、別にいいじゃん。私は湊のこ「わーーーー!!それをここで言うな!」もう、照れ屋なんだから」
ふざけるな。俺のことが好きとか登校初日から言うんじゃねえ。俺がクラスに居場所がなくなってしまう。
そんな風に俺が頭を抱えていると、そこに一人俺たちに近づいてきて、話しかけられた。
「おーおー、相変わらず暑いねえ、お二人さん。朝っぱらからカップル同士イチャつくのは悪いとは言わないけどさあ、場所を考えようぜ~?」
「誰がカップルだ、誰が!てか、お前このクラスだったのか」
「相変わらずだなあ、お前。ほら、自分に素直になっちまえよ!」
「俺はいつでも素直だ」
こいつは春風 蓮。俺の小学校からの付き合い。いわゆる腐れ縁。だけど親友。こいつは人を弄るのが好きなんだ。しかもS。たちが悪いことこの上ない。そんでもって、自称イケメン。その自称イケメンって言わなきゃこいつモテるのに、それを言ってしまうから大概の女子には恋愛対象外とされてしまう。
「やめてよ、蓮くん~。私と湊がベストカップルだなんて、照れちゃうよ」
「おい、そこまでは言ってなかったろうが」
とまあ、こんな感じで俺らは小学校からずっと一緒に遊んできた。楽しいから別にいい。ただ、めんどくせえけど。
そんな風に俺らが楽しそう(周りにはそう見えているだけ)に話しているもんだから、周りにいるやつらがどんどん周りに声を掛けたりして、たちまちクラスの雰囲気がよくなっていく。
と、そこに一人の女子が俺に話しかけてきた。
「ねえ、そこの君」
「ん?俺のこと?」
「そう、君。名前教えてよ。私と友達になろうよ」
「別にいいけど、じゃあ先にそっちから自己紹介してくれないか?先に話しかけてきたのそっちなんだし」
「そうね、ごめんなさい。私は成瀬 結衣。よろしくね」
「俺は沢城湊だ」
「かっこいい名前ね。よろしく、湊くん」
かっこいい名前。そう言われるのはあまり嬉しくはない。昔から散々言われてきたもんだから、嬉しいとは今では思わなかった。
で、俺から見たこの子の第一印象。可愛い。こんなことを美緒がいるこの場で口に出すと、めんどくさいことになるから心の中にとどめておいた。
「それで、隣のお二人は?」
「紹介する。俺にずっとくっついてるこいつは沢城美緒。俺の従姉。で、この自称イケメンをよく語るこいつは春風蓮だ」
自称イケメンという紹介をしたら何故か蓮に殴られた。本当のことを言っただけなのに。いってえ。
「自称とはなんだ、自称とは!」
「だって本当のことだろうが」
「自称ではない。俺は自分のことをイケメンだと言っているだけだ!」
「へーいへい」
めんどくさくなったので俺は軽く流しといた。流したら結衣と美緒にクスクス笑われた。そんなに面白かったのか、今のやりとり。
「なんで笑うんだよ、二人とも」
「ごめんなさい、つい・・・」
「湊と蓮くんのやりとりって面白いんだもん」
「だってさ、良かったな!」
全然良くねえ。そんな愚痴を俺は心の中で呟いた。
手洗いに行こうと立ち上がったら鐘が鳴った。じゃ、また後でと言って蓮と成瀬さんは自分の席に戻っていった。
朝のHRが始まり、先生が入ってきた。
「じゃあ朝のHR始めるぞー。突然だけど、今日は転校生を紹介するからね。さあ、入って、椎名さん」
登校初日から転校生がくるとは珍しいものだ。クラスの中は女子か男子かって話でざわつき始めた。
転校生の話題で教室がざわついてる中で、先生は転校生を教室に入れた。その転校生はガラッと教室の扉を開けた。
「はい、静かに。じゃあ自己紹介してもらうからね。じゃ、椎名さん。あとはお願いね」
「はい。えーと、椎名 葵です。これからよろしくお願いします」
転校生は女子だった。しかも第一印象がまず容姿端麗だった。
「湊、あの子すっごく可愛くない?」
「ん?ああ、そうだな」
容姿端麗とは入ってきた時に思ったが、ぶっちゃけた話、俺にはどうでもよかったし、眠かったのですぐに机に突っ伏した。隣の席が空いているという事は、その子の席なのだろうとすぐにわかる。
「じゃあ、あの空いてる席に座って」
「はい」
その子が歩いて通ると振り返らなかったやつはいなかった。それは女子も男子も見境はなかった。
椅子を動かす音がする。多分もう隣にいるのだろうというのがすぐにわかった。
何か視線を感じる。寝ているからよくは分からないが、それはクラス中の視線ではない。チラッと美緒を見た。だが美緒は先生の話を聞いていたので真っ直ぐ向いていた。ということは美緒ではない。もう片方の隣を次はチラッと見る。すると、目線が合ってしまった。視線の正体は転校生の椎名さんのものだった。
にしてもなんだろう。初めて会ったはずなのに懐かしい感じがする。そう、なにか大事なものだったけど、思い出せない。
「あの・・・、俺何かついてる?」
「もしかして湊?」
「人の話を聞けよ・・・」
「ねえ、湊でしょ、君」
この子、なんで俺の名前を知ってるの?俺、まだ名前言ってないよね。どこかで会ったっけなあ…。うーん、わからん。
「確かに俺の名前は湊だ。俺達どこかで会ったっけ?」
「私のこと覚えてないの?」
「そう言われてもなあ・・・。知らないものは知らないよ」
「私だよ、葵だよ。本当に覚えてないの?」
うーん、全然思い出せない。葵なんて知り合いいたっけなあ。俺が頑張って思い出そうとしていると、椎名さんはとても大事なことを告白してきた。
「私達、昔よく遊んだじゃん。幼馴染だよ」
「・・・えーーーーーー!?」
こうして、俺の高校生活は初日から波乱の幕開けをしたのだった。この先一体どうなってしまうのだろうか・・・




