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プロローグ
世界のどこかにある神話上の巨大な樹。
【ユグドラシル 】
その根元には大きな影と3つの人影があった。
ユグドラシルが全員の脳内に直接語りかける。
『改めて問います。あなたは【元の世界】に戻り人間として、新たに生きるか。この世界に残り【その姿】で生きるか。選択してください。』
ユグドラシルは大きく、手足の無い鱗のある大きな影に話しかける。
「俺は…俺は…」と考え込む。
選択を煽られているその生き物は表情すら読めないが、
追い込まれている様子だった。
「……行かないで!」
と青髪の猫耳少女が泣きながら声をかける。
続けて、何人かが話しかける。
「おい!約束わすれた訳じゃないよな!」
と鬼のような姿の人が怒りながら言う。その顔は怒っていると言うより寂しそうな顔だ。
「そうです。私たちは貴方のおかげでここに居て生きているんです!勝手に行かれては困ります。」
と耳の長い金髪の男性が今にも泣きそうな顔でこちらに向かって話している。
「みんな…」と考え込み決意した。
「ユグドラシル!俺は…」と答えを出す。
すると、【元の世界】の扉が輝き始めた。




