RGB、0~255
「それできる?」
会社がどうとかどうでもいいのだが……。
「やらないわよ」
「無理だな」
配達をしている会社を色で例えると、RGB。赤、緑、青。
自分の中ではそう書いておくので、ご自由にどうぞ。
そして、何をやっているんだ。そっちじゃねぇよ。
「俺のとこ、重たい処分になったが。もう一度、仮に言うけど。その分、”緑”と”青”が配達を引き受けてくれるか?」
山口部長は尋ねる。そして、黒井部長と若草部長はもう一度同じ事を言う。
「「やれるわけないだろ(でしょ)。自社の人間を守るのも上司の役目でしょ?」」
「だよな~。普通、そうだよな~」
そんな話です。内情を描くというのは濁さないとまずいです。
日常点呼が杜撰というか、いい加減なのは認めますけれどね。その仕方が悪いんだーってニュースとか記事が出ているのは、大いに構わないんですが。
作者も前回うっかり書いちゃったけど
「交通事故の件数、すでに”去年の時点と比べると倍になってるんです”けれど。ここらへん、ちょっと触れて欲しいよね」
これはデータから事実らしいっす。
◇ ◇
「監視すんのは構わねぇーけど、お前等が配達手伝えば他の諸々の課題が楽になるだろうが」
ど直球過ぎる正論止めたれ。
中の人達、結構キレてるんですよね。作者もぶっちゃけ腹が立って、朝3時に目が覚めちゃうくらいイライラしちゃうね。
「なんで半日後に出勤する同じ奴に同じ質問をされて、答えなきゃいけねぇーんだよ!」
記事からでしかニュースを見てないのが悪い話なんですが。
キレながら笑う話ですけれど、”上”が要求している日常点呼の仕方を正直報道したら、絶対に第3者が爆笑してしまう。だって関係ねぇからな。
実配達員と森橋配達員は内心穏やかじゃないけれど、笑顔でやっている真面目さがあるけれど。
矢木配達員や木下配達員、山口配達員はブチ切れるわ。(作者もこっち側)
ガラララララっと、車輪付きの長机を移動させ、配達員共が並んでは点呼執行者とそれの監視役が向かい側
「「日常点呼確認良し!」」
配達員と点呼執行者が同時に呼称しながら始まって、隣に監視する人がいて、……日常点呼を受けるため、後ろに並んでいる配達員が数名……(3~4名)。
『監視する奴も手伝えや!!並ばせんじゃねぇよ!!』
『何しに来てんだよ、こいつ!監視するだけかよ!!』
後ろに並んでる奴等、こーいう感じの事を思いつつ。
「運転免許証の確認」
配達員が点呼執行者に運転免許証を掲示する。
有効期限良し、車種良し……。
『……昨日も俺達のを確認してるんだよな』
『ぶっちゃけ、免許証を持ってるかどうかの確認で良いよな』
それからチャリーンッと配達員が使用する端末に免許証を通します。ちなみに、これを通さないと端末を用いた仕事ができないようになってます。
「アルコールチェックをします」
「……………ああ」
これはあれだ。前日、酒を飲んでたからじゃない。
「「アルコールチェック確認!」」
配達員と点呼執行者が声を合わせてから、やらなきゃいけないらしい。ちなみに前は執行者が免許証を確認している間に配達員がアルコールチェックしてしました。アルコールを確認する子機は、6~10秒ほど、タイムラグがあるためです。
『これ、順番守らないといけないんですか?』
『俺達が先にアルコールチェックした方が良くね?』
という意見もあるのも当然ですが、そーいう事をしているから違反者が出るんですって叫ばれたそうです。やってないフリをしてるんじゃないか!!って感じらしいです。
「はぁ~……(アルコールチェッカーに息を吹きかける)」
ピピッ
「はい、”0.00”です」
大体、ここまでで……やり方はどうであれ、前は終わっていた。
これが”0.00”以外の場合は、もう一度、アルコールチェッカーをやって、エラーが出たら、酒を飲んでいるのかの確認であった。
今は、
「昨日はお酒飲みましたか?」
作者は酒が飲めないんで、こっからの質問が意味ないと思う。だって、相手は点呼執行者であって、職場で一緒に働く人で、医者じゃねぇからだ。健康診断とかもうしなくて良くね?
「飲みました、22時にビール1本だ。妻と一緒に家で飲んだよ」
「昨日の睡眠時間はどれくらいですか?」
「あ~……6時間くらい。23時~5時までです」
「持病は大丈夫ですか?」
「軽い糖尿病がある」
「薬とかは飲んでませんか?」
「血糖値を抑える薬を飲みました。眠くならないタイプの奴」
「疲労とかありますか?」
「ないね。あったらあったで仕事やってくれるのか?」
……質問内容は毎日同じことを確認してます。
同じ人に同じことを尋ねるのは、何気ない日常でも腹が立つと思わないかな。
ちなみに健康状態が悪くても、”気を付けてね”ってぐらいにしか言われませんよ。人間、常に100%のコンディションじゃありませんし。持病を心配されて改善されたら、医者はいりませんからね。
「身嗜みチェックします」
長机の横に移動し、服装のチェック……。作者は嫌いなんですよね。たりぃーから。
「制服ちゃんと着てー。ボタンをちゃんとつける」
「へいへーい」
「後ろを向いて、靴底チェック」
「ほい」
……とりあえず、良し。
「じゃあ、今日も零災運転で行こう、よーし」
「零災運転で行こう、よーし」
「じゃあ、鍵をとってください。車両点検してください」
の唱和をして終わり。
……………
これで1人終わり。
バキィッ
これを10人分やんのかよぉぉっ。朝の仕事、増やすんじゃねぇ~~~。(1人、2分くらい)。
前は2分あれば、10人いけたのに。
◇ ◇
実際にいたにしろ。多くは言っている。
「「酒飲む暇ねぇーよ」」
日常点呼はこれで終わりじゃないのだ。業務後の点呼をしなきゃいけないのだ。法令的に絶対にやらなきゃいけないんだって感じに言っているのだが、その中でアルコールチェックがまた含まれていて。
これは木下配達員も矢木配達員なども、呆れている感じだ。
飲酒運転よりもそんな暇が現場にねぇーよ……。
「業務終了の方は業務後点呼をしまーす!」
夕方。これも配達員、点呼執行者、監視役がいる……。
「「いやだから、監視役は何してんだよ!!」」
この監視役する人達も可哀想なんだが。……自分達が監視している後で、監視カメラでもう一回確認しているのである。万引きGメンかよ。前日の朝とか夕方、夜間のチェックである。……完璧に万引きされた後にやってませんか、それ?
言い忘れてしまったが、監視カメラのある位置でやるようになったため、点呼をやる速度がかなり遅くなりました。ひいては、他の業務にも影響が波及しています。(これ大事)。
「「業務後点呼!開始!よし!!」」
車やバイクに乗車しないと決まった方達が、これを受けます。
「「アルコールチェック確認良し!!」」
ピッ
「はい、”0.00”です」
「……そりゃあ、飲む暇ねぇーよ」
当然っちゃ当然。
「道路状況などで報告はありませんか?」
「ないです」
「お客様からの申告はないですか?」
「不着申告あったけど、お客様と連絡つかねぇから明日もう一回連絡する」
「健康状態に異常はないですか?」
「異常ないでーす」
「持病とかも大丈夫ですか?」
「大丈夫でーす」
「明日の勤務は」
「今日と同じく日勤でーす」
「それじゃあ、鍵を返納してください。お疲れ様でした」
……これをやって、配達員と監視役のお仕事は終わりである。
良かった良かった。
◇ ◇
「終わりましたよー」
「……じゃあ、業務後点呼しようか、実さん」
業務後点呼は、本日出勤する全部の配達員が行う必要がある。そして、当たり前だが、私達は夜まで配達している方もいる。
だから……
「業務終了の方は業務後点呼をしまーす!」
夜間。
配達員と点呼執行者さんが、業務後点呼を実施して。
……監視役の人だって……とっくに……
帰ってる。
「「あいつ等は夜までいねぇーのかよ!!(20時半ごろ)」」
日常点呼をちゃんとしないとダメって言うなら、
配達員達の休息時間をしっかり確保した方が、ちゃんと安全な運転ができると思うんですけれどね。日常点呼をちゃんと監視して、休息時間を監視しないのはいかがなものかと思いますがね。(直視したくないんでしょうけど)
言いたい事が色々ありますが。
……こちらの意見より、もっとお客様目線で不安に思っているのは荷物が今後ちゃんと届くのか、料金の値上げなどの方が心配になると思います。
過去の値上げの傾向からして、1社が値上げをすれば便乗値上げをしないと、自社の人間達を守るのは大変です。誰だって安い方を選びますよね?そりゃあ届かない荷物もありますが、そんなの配達やってる我々からすれば、1万個の荷物の1個が無事に届いてないくらいだったら(酷い言い方ですが)、今日はOKでしょうってのが現場の認識です。そりゃあ可哀想だけど。誰が届けるかが、重要ではない世の中ですからね。自分が頼んだ荷物を受け取れればそれでいいって、話しです。届いてなかったら、再発送しろで片付くケースもありますから。
ただでさえ、現場の人間の数の不足や実力不足も相まって、こーいうので労働意欲を削るとなると、人員削減を加速させそうです。点呼”だけ”に意識するより、”仕事全体”に意識を持って欲しいって、イラついて、お偉いさんにこの前愚痴ちゃったけどね。
交通事故の原因は運転手の確認不足、精神状態の不安定さなどがありますから。……そもそも自家用車持ってる方が、車使う時にこーいう事してますかね?意識すらしてないと思いますがね。
日常点呼の杜撰さが酷いのは、分かりますが。……その緩さが好きな人もいますしね。作者とか酒飲まない飲めない人からすれば、アルコールチェックいらねぇーんだけどって言いたいんですけど。酒飲む奴がいるから付き合ってるだけですし。
業務停止になるところも出てきて、その分の穴埋めはどうなるの?って話ですが。……知らんとしか言いませんし、話しのようにこーいう日常点呼でイライラしてしまう、情けない連中かもしれませんがね。そーいう連中が仕事をイヤになって、辞めたらどうしようもないんですよね。
監視や報告をする人達は、自分のようにちゃんとしている、人間達が仕事をするべきだって感じで来るのはいいんですけれどね。……最後までやるのが、スジだと思うんですけれどね?なるほど、そーいう仕事なんですか。