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森の匂い 〜月の乙女の謎と、逆魔術の呪い〜  作者: 静寂
第5章 建国祭
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閑話 専属護衛

 実季子の専属護衛のアピテは、実季子の後ろに控えていたが、あんなに鼻の下を伸ばしたアルカスを初めて見た。


 何を如何したら、あんなに変われるんだ?


 先の戦の時もアルカスの副将だったアピテは、常にアルカスと共に行動していた。

 が、いつも眉間に深いしわを刻み、鋭く冷たい目で周囲を抜かりなく牽制するその視線だけで、若い兵などは縮み上がっていたというのに。

 今のアルカスはまるで春のお花畑にでもいるようだ。

 と言うか、チョウチョになってお花に飛んで行ってるようだ。

 あれだけ彼女を愛おしそうな目で見て、わざわざ自らが足を運んで仕立屋でドレスを仕立て、店を出て来たと思ったら、彼女の首と右手には、他の者に取られないように枷

 -アピテには、指輪とネックレスではなく、簡単には外れない枷に見える-

 が、ハマっているではないか。

 なのに、客人であると言い張り、彼女が国に帰るまで丁重にもてなせと言っている。


 本気で帰すつもりなのか?

 果たして帰せるのか?


 何か、理由があるのだろうが、我が主人は生真面目なだけあって、難儀なことだ。

 そんなことを考えながらも、目は常に周囲を警戒している。

 この国の者、いや、周辺諸国を入れたとしても、アルカスよりも強い者はいないだろう。

 彼を守る必要性は感じられないが、彼女 -実季子- は守らなければならない。

 何者からも。

 今、実季子を傷つけられれば、アルカスがどうなるか分からない。

 実季子を傷つけた者は、間違いなく次の朝日は浴びれないだろう。

アルカスの軍人時代に副官だったアピテ目線です。

この部分だけ、文字数が少ないので閑話として投稿しました。

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