火球を見た
朝の冷たい空気が身に染みる。空は薄青に澄んでる。
道路を歩く俺の視界に、不意に現れた光。
大きな流れ星だ!
辺りはとっくに明るくなっているというのに。しかも超近視の俺でも裸眼でしっかり見えてしまうほどの激しい発光。西から北へ向かって、すーっと落ちて消えた光。
偶然にもこの道には俺しかいない。
───こんなの見るなんてすっごい偶然だ〜! なんかの予兆かなぁ‥‥まさか、見た者は不幸に遭うって設定じゃないだろうな‥‥
そう、俺はいつもネガティブ思考。
偶然見かけたダイナミックな自然現象の余韻に浸って、ハッとして時計を見たら6時58分。
これは俺の人生最初で最後の火球体験かもね。
火球を見たのは2024年4月15日の朝の7時前だ───
‥‥ということで、突如火球とか、空にふと出現する光に興味を抱き調べてみて、『あれ‥‥?』って不思議に思ったことがあって、それについて書こうと思ったのですが、ただの自分の勘違いだと思うのでやっぱやめときます。
そういや翌日の同じくらいの時間帯にも火球が現れたとか。
もしかして火球が地球に落ちて来ること自体は、珍しくもないのかもしれないですね。
でも、その瞬間にそっちの方角の空を向いてなきゃ見られないから、目撃は難易度が高そう。流れるのはあっという間だし。