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10万円でOK! 【その1】


ちょっとした業者トラブルのニュースを、俺の想像で小説化してみた。


ホラー風味でどうぞ〜 ( ´~`)



『黒光りの罠』                作 メイズ |д゜)




 この春から親元を離れ、念願の一人暮らしをスタートさせた私。


 見て! 素敵なお部屋でしょ? じゃじゃ~ん!!



 玄関ドアを開けたら内階段で始まる2階だし、昼間は陽当たりのよい明るいお部屋なのよ。


 どう? リビングのペールブルーのサテンのカーテン、すごく気に入ってる。ちょっと高かったけど、この新居のために思い切って買っちゃった。えへ♡


 小さな白いテーブル。可愛いふわふわクッション。



 うふふ、窓辺には可愛らしいミントの鉢植えを置いたのよ。ちゃんと毎日お水もあげてるよ。


 こじんまりとしたカウンターキッチンと一体化した居心地よいリビング。隣には寝室。清潔なバスとトイレ。洗濯機を置いても十分な広さがある洗面所。


 ここが私のお城。初めての一人暮らしには贅沢なくらいだけど、これからは社会人だし、なんとか。



 引っ越して来てもう一ヶ月が過ぎた。家具の位置もバッチリ。引っ越しで積み上がってた段ボール箱の中身は収まるところに収まった。


 ここの自治体のゴミの捨てルールもマスターしたし、部屋に残ってた段ボール箱の片付けも大体終わってる。資源ゴミとして捨てるために、束ねた段ボールがまだ少しだけ廊下に残ってるけど。



 全てが順調だった。私の新生活。



 この夜、風呂上がりの私の前にアイツが現れるまでは───



 ***



「あ~、さっぱりしたぁ〜♡ 新しいレモングラスのバスソルト、 なかなか良かったかも‥‥‥」


 水滴の体を拭き、バスタオルを体に巻いて、セミロングの髪にクイックドライタオルを巻き付けた私。


 洗面台の鏡の前に立つ。


「えっと、すぐに化粧水をつけなきゃ‥‥‥」


 湯気で曇った鏡の真ん中をティッシュで丸く拭う。



 あん‥‥‥? 反射的に振り向いた私。


 背後はただの白い壁紙。その横は廊下への出口。なぜか少し気になって。


 ───ううん、なんでもない。



 気を取り直し、台のビンに手を伸ばした時だった。鏡に映った白い壁の上を、ササッと何かが動いたような気がした。


 思わず再び振り向く。



 けど、気のせいね。見回しても何もない、ただの白い壁。



 私は化粧水の瓶を逆さまに振って手のひらに取り、鏡を見ながらほっぺにペタペタ叩き込む。


 お風呂から出たら、1分以内に塗らなきゃダメなの。保湿はお肌に1番大切なのよ。次はこの乳液。そのまた次はこの美容液、それからそれから etc‥‥‥‥‥‥




 よっし! これで顔とデコルテのお手入れは完了。



 さて、次は髪を乾かさなきゃ。その前に忘れずにこのアルガンオイルのヘアオイルを塗らないといけないの。


 (´・ω・`)? んっ? 何だか視線を感じるような‥‥‥



 ────私の他には誰もいないのに。


 

 ドキンと心臓が鳴った。どこからともなく吹いて来た、ひんやりした一風が私のうなじを通り過ぎる。



 気づけば静寂。


 あ、やだ。もう12時過ぎてたんだ。


「・・・・・」



 ちょっぴり怖くなって、明かりは消してあるリビングキッチンをそっと覗く。


 洗面所からこぼれた灯りで、部屋はほんのり照らされてる。


 少し薄暗いキッチンカウンターの内側は普段通り。


 リビングの、バルコニーに繋がる窓のカーテンはきっちり閉まってる。ガラス戸だってお風呂の前に閉めたし。確認したけど、鍵だってちゃんとかかってる。寝室もパッと見とくに異常なし! 階下の玄関に繋がる、L字に折れた内階段。気になって玄関ドアの戸締まりも確かめた。大丈夫、ドアの内側に立てかけておいた玄関用ホウキも動いてない。



 ────やあね。やっぱ気のせいだ。誰かに見られてるなんて。



 ブルッと短く首筋が震えた。


 ああ、寒くなって来ちゃった。せっかく温まった体が冷えてしまう。先にパジャマに着替えよう。


 私のパジャマは高校ん時のジャージ。ほんとこれって丈夫で長持ちよね〜。白い半袖丸首シャツと長ズボン。


 これでいつまで行けるかわかんないけど、多分30あたりまで行けそうな気がする。家賃の分、締める所は締めて節約よ。



 棚に用意してたいつもの寝間着に着替えてから、髪に巻いたタオルをほどき、さっさとドライヤーのスイッチを押す。


 ブ~〜ン


 暖かい風がうなじに心地いい。ブラシでとかして、クリップで後ろで1つにまとめた。



 ───さてと、お水を一口飲んだら早く寝よっと。


 洗面所の電気のスイッチに手を伸ばしたのと同時だった。暗くなった刹那。


 

 ポンッ‥‥‥



「えっ‥‥‥?」



 ────待って。



 ビクッとして一瞬固まってしまった。



 ───今のなにッッッ? 誰かが私の肩を叩いた?



 ま、まさか・・・・出た? 硬直する体。



 恐怖でいうこと聞かない首をぎこちなく回し、恐る恐る振り向く私・・・・・・




                               続く♡




書いてみないとわかんないけど前後編になんのかな? いや、3話くらい?


まあ、ストーリーの先はお察しだね φ(゜∀゜ ) 




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