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危険な刑事

作者: 献残屋藤吉郎

〇百円本舗、、ハードボイルドな刑事サスペンス

献残屋藤吉郎「危険な刑事」

法治国家の大物政治家と言われる建長寺雄一郎を親に持ち、何一つ不自由なく育った、はみ出し刑事が建長寺太一で、国立大学京都大学卒業のエリートで、将来の官僚警察官を約束されたいた。

エリートでありながら、大学時代には空手の選手として活躍して、空手会では有望視されていた。空手4段の猛者でもあり、金持ちのおぼちゃんタイプではなかった。

そんな建長寺太一は官僚警察官になるようなタイプではなく、捜査刑事として、現場畑から出発した。

もともと、優秀だったので試験で昇給する警察組織では、すぐに警部補となり、警視庁捜査第一課に配属となった。

建長寺太一は利口ぶるでもなく、エリート意識は全くなく、刑事仲間に打ち解けていった。

元来が負けん気で、正義感の強い男だったので、悪行犯罪には燃えていったのである。

勢い余って、勇足も何度かあったが、警視庁捜査第一課に勤務してからは、刑事としての検挙率は群を抜いていた。

常に先頭に立ち、捜査に立ち向かい、悪事を憎んでいるようだった。

建長寺太一の父は民友党幹事長の建長寺雄一郎であったが、その権力を利用するようなことは無かった。

建長寺太一の母親は、政治家の妻と言うこともあり、ある講演会で暴漢に襲われて死亡していた。そんなこともあって、悪事を憎んでいた。

ある時に談合贈収賄事件が起きた時にも、父の建長寺雄一郎の立場を離れて、捜査に打ち込んでいた。

父が感れしていた事件でもあったので、建長寺太一警部補は家を出て、一人住まいをした。

そして、今も一人住まいを続けている太一であった。


(2)燃える刑事「太一」は走る

建長寺太一は警視庁捜査一課に配属になり、意欲に燃えていた。彼は大物政治家、建長寺雄一郎の長男に生まれたが、父が後妻を貰ってからは、その継母とは反りが合わなかった。

大学卒業までは親の元にいたが、卒業と同時に独立して、一人住まいを始めた。

異母兄弟ではあったが、弟の裕次郎とは気が合い、学生時代は好きな野球を一緒に見に行っていた。

弟は高校時代から、剣道に励んでいた。そして、スポーツマンらしく、すがすがしく、誰からも好かれていた。

太一が家を出てからも、兄弟中がよく、弟裕次郎は兄太一を訪ねてきていた。

太一が警視庁捜査一課に配属なってから、初めての事件を担当したのが殺人事件だった。

捜査一課の直接の上司となり捜査を担当したのが西園寺警部だった。経験豊富な刑事であり、面倒見のいいような刑事に見えた。

「おい、建長寺警部補、今夜は時間は空いてるか。。」

と、誘われて、西園寺警部の馴染の居酒屋に出かけた。

「よろしくな、、、建長寺警部補、、、これからは太一でいいかな、、呼び捨てにするけど」

ぶっきらぼうな、男らしい刑事だった。

そして、「太一、、、刑事になったんだから、事件に集中して、因果関係は忘れろよ、、」

と、、、初めから、親の力などは関係ないからなと、釘を刺されたような気がした。

勿論、太一は自分の力で、警察の中で生きていこうと思っていた。

「西園寺警部、、、大丈夫です。人を頼らなく、自分の力で生きていくつもりです、、、よろしくお願いします」

と、、太一も覚悟を決めて、刑事道を歩こうと、自分いいい聞かせた。

いい酒を飲んで家に戻った。

(男一匹刑事野郎)

太一は一人暮らしを始めて、朝は目覚ましをかけて、やっと起きていた。朝飯は抜きの状態が多かったので、移動中にいつもサンドかハンバーグをかじりながら朝食をとっていた。

その様子を何回か見ていたので、先輩刑事の西園寺警部が、、、

「太一、、おにぎりを持ってきたから、、、お前はいつも寝坊助か、、朝飯も食う暇がないのだったら、ちょとだけ早く起きて家へ来い、、、朝飯ぐらい用意してやるから。」

西園寺警部は言った。

「太一、、朝飯ぐらい食べないと、いい仕事が出来ないからな、、明日から、必ず来いよ」

と言うことになり、太一は毎朝、西園寺警部の家に通った。

なんか力が入るような、一日、頑張ってやろうという気になるようだった。

警視庁捜査一課に事件が舞い込んできた。

銀座で殺人事件が起きた、、、夜の銀座のクラブ街で、酔っぱらった客同士の喧嘩で人が殺された。

太一には初めての札事件であるので、なんか張り切って現場に向かった。

先輩刑事に従って、現場検証に立ち会った。

ナイフのようなもので、腹を刺され、血だらけになって倒れていた。

犯人はすぐに分かった。クラブの女から聞いて、すぐに逮捕にむかった。

犯人は室町明と言う、反ぐれの男だった。その男のアパートを訪ねたが留守だった。

住まいの近所で聞き込みをしたが、昨夜から戻っていなかったようだった。それで、反ぐれの室町明がいつも屯している

御徒町の麻雀屋を訪ねた。とんずらをしたようだった。

太一が西園寺警部と捜査をしてわかった事は彼らは覚せい剤を巡ってトラブルをしていたようだった。

新宿に事務所を構える暴力団「あかね連合」に組する反ぐれ集団に室町明はいたのだが、覚せい剤の集金をごまかしたということで、追われていたようだった。

太一たちも聞き込みをして、室町明を探した。どこに逃げたのか新見つか見つからなかった。

そこで室町明の実家のある千葉市市川を訪ねた。聞き込みでは一度はきたようだったが、行方をくらましていた。

室町明の友達関係を当たっていた時だった、偶然に太一は室町明に出会ったのであった。

先輩刑事の西園寺警部は、その時に昼食用のパンと牛乳を買いにお店に入っていた。

室町明に出会った太一は、相手が逃げたので追いかけた。

逃げる途中で子供が飛び出し、運悪く犯人に捕まり、人質になってしまったんである。

「こらーーそれ以上、動くと撃つぞ」と、、、拳銃を取り出して、子供の頭にこすりつけていた。

太一は咄嗟に、拳銃を売った、自身があったのだ。射撃では警察学校でも一番だったので。。

運よく、命中した。犯人の頭を打ち抜いていた。

偶然に犯人を倒し、子供も無事に救えた。。。結果的は良かったのだが、、、銃声を聞いて、飛んできた西園寺警部に殴り飛ばされた。

(殺しの太一刑事となる)

建長寺太一警部補が捜査一課に配属になり、二つ目の殺人事件が起きた。

大手企業である「総武不動産開発株式会社」の営業第一課の長嶋係長が本社営業室で倒れていたのであった。頭から血を流して即死状態だった。

太一警部補の上司西園寺警部は思った、、、厄介な事件が起きたなと。

総武不動産開発株式会社にはいろいろ政界の大物政治家、経済界の重鎮が絡んでおり、今までにも談合贈収賄事件、汚職絡みで黒い噂が流れていた。

その上に反社会勢力と言われるやくざ組織までが絡んで、ことごとく談合や贈収賄、汚職に絡んだ事件をもみ消したり、捩じ上げた判決を生み出していた。

それらの事情を知っていた西園寺警部は気が進まなかった。

弟分の太一警部補は燃えていた。

「太一、、お前、大分やる気でいるな、、、褌を占めてかかれよ。」と、、、

西園寺警部は激を飛ばしていた。

いつもの通り、二人は今回も相棒を組んでの捜査に当たることになり、、とりあえずは「総武不動産開発」の本社現場に行った。

「ひどいな、、、鋭利なもので、刺され、その上を鈍器なようなもので多々言わられているよ。」

西園寺警部は見立て、、、「結構、恨まれているな。この殺し方は、、」と、、太一警部補に呟いた。

「太一、、会社の人間に事情聴収といくか、、、」と言ってから、当たり前の筋書き通りの事情を聞いて回った。

西園寺警部は太一警部補にあらかじめ、会社状況を説明しておいた。これからの捜査には気を配るようにと。。

最新の注意を払って、人間関係を捜査することと念を押した。

下手な捜査をすると、裏から、、、上から圧力が掛かることを教えておいた。

西園寺警部と太一警部補の凸凹コンビの捜査を大雑把にまとめると、汚職臭いと考えた。

会社の裏金隠しにまつわるトラブルと睨んだのだった。兄貴分の西園寺警部は、、、気を付けないと、気を引き締めた。

「太一、今のうちに言っとくぞ、、、今回は一人では絶対に動くなよ。」と、、、

初めから、」西園寺警部は嫌な予感がしたのだった。

その夜、太一を誘って夕食をした、、美味い蕎麦屋があるので。。。


(最初の圧力が始まる)

日本の国とは不思議な処だ。法治国家なのに悪事が罷りとおって仕舞う。捻じ曲げらてしまう。

なんと不思議な国だろう。

西園寺警部は、弟分の太一警部補に言って聞かせた。今回の事件は気を付けないと警察官破滅があるからと。

今までの経験だと金持ちが絡んだ事件、裏金作りには余程気を付けないと馬鹿を見るからだ。

権力者たちは、自分の身を守るためには何でもするということだ。あらゆる手段、攻略を講じる、、人の命までも犠牲にして、、、何が正儀か分からない。

己の地位を守り、堅持するためには、時には悪行も断行するのであった。

その時のために、手を汚す人間たちまでも買っているようだ。さらに、法を守る人間にまで毒牙を伸ばしているのだった

だから、汚職が絡んだ事件、殺人などを突き詰めていくと、初めから答えが準備されているにであった。

そして、都合が悪くなると、担当警察官などが責任を取らされてしまい、事件は幕が引かれる。

そんなことがあるから、弟分の太一警部補には苦湯をのませたくなかった。どういうわけか、西園寺警部には自分を慕ってくれる太一が可愛かったのである。

しかし、親心、子知らずなのか、太一警部補は燃えていた。今回の事件に、やけに熱心であった。

そして、抜き差しならない羽目になったのであった。

今回の総武不動産開発株式会社には、父親の建長寺雄一郎が絡んできたからだった。

太一警部補が捜査を始めたのは、死亡した長嶋係長の身辺からだった。

家族にあたった。奥さんの長嶋智子は総武不動産開発の経理部に勤務していた。従って、総武不動産開発の経理部の仕組みと言うか、内情を良く知っていた。

そして、夫の長嶋三郎係長が営業に関する資金管理をしていたので、資金運用が会社社長である、二階堂保の決済である程度処理できたのである。

捜査によれば、北海道小樽のリゾート用地買収に50億を要していた。しかし、太一の調べでは30億と分かった。

それでは残りの20億はどうしたのかとなる。

そのカラクリは見事なものだった。

太一警部補たちの捜査でも、用地買収には50億が使われていた、しかし、太一警部補の執拗な調べで、そのカラクリが暴かれたのであった。

その結果、西園寺警部は「やばい、、まずいな」と、思った。

その資金内訳が暴かれなけらば、長嶋係長の事件は自殺で処理されていたのであった。


(太一警部補に試練が、、、)

太一警部補が小樽に捜査に言った時だった。その時は西園寺警部が都合が悪かったので、同僚の大石警部補と捜査をしていた。

総武不動産開発の用地買収に関わった地元の柴田不動産を調査したときだった。偶然、同僚の大石と洒落た居酒屋に入った、先方は気が付かなかったが、噂話をしていた。

その話を聞いていた太一警部補は、、、、

「そうだったのか、、、ごまかしがあったのか、、、」

反面、どえらいネタを掴んだなと思い、、

翌日、柴田不動産を責めた。少し、強引すぎたかもしれないが、その裏付けを取った。

太一警部補は鬼の首を取った気分で、東京に戻った。

太一警部補は正儀溢れる、熱血漢刑事であった、誰が何と言おうと、今回の裏付けを取ったネタは折れないという覚悟を持って警視庁に帰り、上司の西園寺警部に報告をした。

話を聞いた西園寺警部は「まずい、、」と唸った。

必ず、今回の事件はクレームがつくはずだと、、、

しかし、太一警部補は強い意志を表して、クレーム覚悟していた。

今、横やりが入っいてることも知っていた。

西園寺警部補は、、「太一、本当にいいのか、、覚悟はできているのか、、」と、念を押してきた。

横やりは警察幹部や政治家絡みのものであり、最終的には民友党幹事長の建長寺雄一郎が出張ってくるはずだ。

太一警部補は覚悟していた。

自分の首をかけて、、、、、

一度は父親と対決しようと思っていたので。

兄貴分の西園寺警部は太一警部補の覚悟を知り、確認した。

そして、自分も一度ぐらいは警察官としての誇りを持って、望むことにしたのであった。

警視庁内部では大騒ぎとなった。

何としても、揉み消そうという、警視庁組織、、、しかし、太一警部補は引き下がらなかった。


(3)命を賭けた警察官としての誇り(誇り高き男たち)

西園寺警部は、安定した生活を送ることも一生、男一匹、人生最後を太一警部補にかけてみたくなった。

男としてロマンに夢にかけてもいいような。。。太一警部補には何かを感じていたのであった。

「太一、、、お前の思う通りにやってみな、、、俺な、、人生を間違うかも知れないが、、お前にかけるからな。。。」

「太一、お前の馬にのったぞ、、、走れよ、、しっかりな」

西園寺警部に尻を叩かれた。

太一警部補も走り出したのであった。

もう何があっても戻ることは無い。。。。

競馬で言えば最終コーナーだ。

走って見せるぞ、、、太一は心に誓った。

「西園寺先輩、ありがとうございます。力が湧いてきましたよ。。。警察官生命をかけて、頑張ります」

太一警部補は父親との確執もあったが、跳ねのける覚悟をしていた。

場合によっては警察官生命を絶たれるかも知れなかった。

太一警部補の見方は西園寺警部だけだった。


4)父親建長寺雄一郎との対決

太一警部補は呼ばれた。父、建長寺雄一郎に、、、

太一に電話があり、、、「太一、、今夜でも明日でもいいから、久しぶりに飯でも食わないか。。」と。誘いがあった。

太一は「来たか、、、覚悟するかな」と、思いながら父の誘いに向かった。

向かった先は六本木の寿司屋だ、、、父、建長寺雄一郎が好きな寿司屋で、注文の出来ない寿司屋であった。

しかし、魚は超一流のものが揃っている。

太一警部補に言わせれば、大人の見栄だ。不思議なことに太一は、その寿司屋へ行くと、決まって、次の日には腹を壊していた。行きたくなかったけど、今回は父親に顔を立てたのであった、

「太一、、お前、頑張ってるみたいだな、、張り切り過ぎるなよ、、、話はきいているけど」

「ああ、親父の脚は引っ張らないようにとは思っている」

「おやじ殿、俺はやっぱり、カエルの子だよ。。。。こうと決めたら、止まらないようだ。。。」

太一と父雄一郎は酒を酌み交わした。

そして、 太一は言った。

「おやじ殿、、、俺に構わずに親父は親父の道をいってくれ、、」

無言だけど、親父の道にあがらうと、決心をしていることを太一は告げた。

「そうか、、、太一、、お前は俺の子だ、、、わかった」

そう言って、父、雄一郎は盃を干した。

「太一、、、俺は帰るぞ」と、お店を後にした。

何処かに息子を誇らしげに思いながら、いつもの黒のハットをかぶりながら、背中で手を振ったようだった。

太一も思った。

「おやじ殿、、ありがとう、、、命を賭けてぶつかっていくよ」

頑固な親子の話しあいは終わった。

太一が夕闇の六本木の街へでた、、、明日もまた、腹が痛くなるだろう、、、、


(5)男の戦い

太一警部補は思った。これで悔いなく思いっきり戦えると、、、今回の汚職事件を解決するためには、幕引きをするためには、どうしても父、雄一郎との対決を避けずには通れない道であった。

西園寺警部には本音を話した。今回の決着をつけるためには、どうしても、民友党幹事長、建長寺雄一郎をも潰さなけらばならに事を、、、

西園寺警部は太一警部補の覚悟を聞いて、どこまでも応援しようと決めたのであった。警察官の誇りをかけて、最悪の場合は警察官の職を辞しても仕方がないと。。。

「太一、、、わかった。思いきりやれよ、、、悔いを残さないように。」

二人は覚悟を決めて、今回の汚職及び殺人教唆事件の最終捜査会議に臨んだ。

合同捜査会議に入り、まずは担当課長から話があった。

「今回の汚職疑惑及び殺人教唆の疑惑に関して説明をします。、、、捜査の結果、汚職は無かった、また、殺人教唆ではなく、本人の自殺であったことが判明した。そのことによって、今回の事件は終了。」

と言う捜査結論に達した。

太一は怒りをぶちまけることにして、反論をした。勿論、全ての捜査からなる証拠を出して、警察の今回の暴挙に対して自分の警察官生命をかけて、捜査結論に対する意見を述べた。

捻じ曲げられた事実を訴えた。法治国家であるべき日本の警察のやるべきことではないと。。。

そして、太一警部補は自分の意見を取り入れて、再捜査なり、再検討をしてくれと訴えた。

しかし、結論は変えられなかった。初めから覚悟していたので、その場の報道機関に訴えたのであった。

会議は大混乱を起こした。警察内部の上層部も慌てた。

まさか、太一警部補がここまでやるとは思ってもいなかったのである。

この捜査会議の記事が報道された。

パニックを起こしたのであった、警察内部でも責任問題が起こり、収まりがつかなくなっていた。

(6)決着

太一警部補の反乱ともいうべき行動によって、警視庁内部は大パニックになった、、、検察庁も同然であった。民友党事務局内でもてんやわんやの大騒動になった。

普通なら、政治力によりねじ伏せられた事件であったが、太一警部補が警察官生命をかけて、ぶちまけたことにより、全てが白日の下にさらけ出されたのであった。

どうにも止まらない、止めることが出来ない状況になり、社会悪が表面化したのであった。

手始めに民友党幹事長、建長寺雄一郎が辞任に追い込まれるとともに今回の汚職に絡む賄賂受託罪に問われた。

警察内部の刑事局長水野忠助、検察庁検事副総裁が起訴された。

また、総武不動産開発株式会社の鳳社長、経理部長の堀尾利助が汚職に絡む嫌疑で逮捕された。

更に北海道小樽の柴田不動産の柴田社長も汚職に絡んだ嫌疑で逮捕された。

一網打尽であった。

更に、殺人教唆に関わったと思われる暴力団青龍会の青田隆二幹部も逮捕された。

これまでの汚職などに関する事件では、大部分が隠蔽されてしまったいた。しかし、今回は処罰された。

勿論、正義のみかたである、太一警部補は警視庁から飛ばされた。遠い南の沖縄に左遷となった。

警部補から一巡査に格下げされて、交番勤務となったのであった。

西園寺警部も左遷となった。

日本と言う法治国家では社会悪を撃退すると、はるか彼方に飛ばされてしまうようだ。。。

なんとも空しい、馬鹿げた法治国家なんだろう。。。。

優秀な熱血刑事は消えたしまったのである。


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