表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生き返る為に、異世界の神?様のお使いに行きます  作者: りづ
序章 転生したら?だった
1/537

事故に遭って、神?に合う


『キャー』《ドーン》‥‥‥‥‥‥


「大丈夫か?」


 よくわからないまま回りを見渡した。


「ここは?」


 白い?透明?色も何も無い空間にいた。


「ここは死後の世界の手前?みたいな所かな」


 黒色で光る小さな球体が答えた。


「?‥‥俺は死んだ?って事?」


「一応まだ死んではいない。意識不明のまま寝てる状態だ」


「何があった?」


「居眠り運転のトラックに引かれた?

 隣にいた母子を庇った形で頭とか打って」


「それで?俺、どうなるのかな?」


「このまま死ぬか、眠ったままか、起きるか選んでもらおうと思ってそれぞれ条件はあるけど」


「あー。

 一応それぞれの条件聞いてもいい?」


「オゥ、なんか軽いなまあいいやじゃあ簡単な方からな。

 私について来てもらって成仏すると死ぬ。

 次にこのまま元の場所に戻ると体は意識不明で君は浮遊霊か地縛霊になって体も弱っていく。

 それから起きるを選ぶと私のお使いをして成功すると起きるかどうかを選べる。

 細かく分けると他にもあるけどおおまかにその三択だ。

 どれにする?」


「うーん……起きるってゆうのか、生き返る感じのお使いって成功する確率どのくらいで失敗したときのペナルティーとかはあるのか?」


「成功する確率とかはわからん私も初めてだしな。

 ただヒントになるかわからんけど異世界に転生してとあるモノを回収して欲しいだけ、元々私のモノだから盗む訳じゃない。

 ただ返してくれと言って返してくれるとは限らんがな。

 失敗してもペナルティーはない。

 今度は成仏するか元の場所に戻るかを選ぶ二択になるだけでな」


「失敗の判断は誰が決めるんだ?それによってだいぶ難易度変わってくるしな」


「失敗はアッチの世界でお前自身が諦めたときだけだ。

 一度転生してみて無理そうだと思ったときはまた考えてもいいし気楽にやってみてくれお前が失敗しても私も次の挑戦者を待つだけだしな。

 そろそろいいか?

 私もまだ他にもやることがあってな、考える時間も必要だろうから他の用事を済ませて戻るからその時答えを聞かせてくれ」

 そう告げると黒色の光は消えた。


 残された俺は何もない空間に取り残された。




『失敗してもいいみたいだし、やるだけやってみてそれからまた考えるか!』


 俺はいつも考え過ぎて何もしてこなかった。

 母子を庇ったのもたまたま避けた所に二人がいてぶつかっただけで助けた訳じゃない。

 たまたま近くのコンビニまでふらっと出かけただけで‥‥‥。





 どれくらいの時がたったのか黒色の光はいつの間にか現れ話しかけてきた。


「答えは決まったか?」


 そう聞かれて俺は考えるをやめて今出来る事をやってみようと思った。

 これまでの自分は考えて何もできずに回りに流されているだけで後悔しかしていなかったように思った。今度こそは生き返って後悔しない!


 そのために

 

「お使いに行きます!」


 黒色の光に叫んだ。


「それじゃ‥

 頼んだぞ‥

 私も後で‥‥

 合流するから‥‥‥

 それまでアッチで‥」



 急に目の前が真っ暗になり‥‥‥‥‥、その暗闇に亀裂が入って眩しい光が入ってきた。


 俺の周りには『卵の殻』がある。


『卵から生まれるんかい!』


 心の中で大声をあげた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] もう少し詳細を書いてほしいと思いました。 例えば、 「急に目の前が真っ暗になり‥‥‥‥‥、その暗闇に亀裂が入って眩しい光が入ってきた。  俺の周りには『卵の殻』がある」 の部分では、ど…
[良い点] 卵から生まれるという新しい発想が面白かったです。 [一言] Twitterからきました。 応援しています!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ