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外で見かけた精神疾患さんかな?と思われる人達※フィクションです

作者: megane

1人目の精神疾患さんは

毎朝7時17分の電車に乗ります。

後ろから2つ目のドアから入ってきて

「失礼します!」と言いながら

人が多かろうと少なかろうと

車両の中心あたりに移動します。

椅子が空いていれば座ります。

外見は不潔でもなく、太ってもいなく、痩せてもいないし。

そんなに奇抜なファッションでもありません。

ただし、視線が普通ではありません。

瞳孔が開いていっているという表現がいいのか

漫画のようにハイライトがないと言うべきか

目が死んでいるような感じです。

ただ、動作はきびきびしているし

無理やり通ろうとする声も良く通ります。

あと近くにいると雰囲気がなんとなく重々しいです。

そんな1人目の精神疾患さんは

電車のちょっとした遅れが

気になるのでしょう

少しでも遅れると

異常行動が見られます。

言葉でいうと

「なんでなんだよ!俺を遅らせようとしやがって!」

「俺には分かるんだよ!この遅れる理由が俺を遅らせようとする罠だってことが」

などと言いながら

頭を結構な勢いで叩き出します。

もちろん周辺にいる人は引いています。

そんな様子に目もくれず。

精神疾患さんは電車が遅れたことに対する自論を言い続けます。

そして、最後には急に謝り始めます。

「ごめんなさい。ごめんなさい。うるさくしてごめんなさい。」

周囲にいる人に対する謝罪なのかあるいは彼の中の人に謝っているのか。

私にはいまいち判断がつきません。

そんな精神疾患さん

土曜日の人が少ない日に

私の隣の席にたまたま乗り合わせることがありました。

今日の精神疾患さん

静かだなぁと、人が少ないから刺激がすくないからかなぁなんて考えていたんですけど。

今日は座って書き物をされていたんですね。

横目でちらっと見たら

ノートにプリキュ〇の女の子の絵のようなものを書いていたんですね。

それはもう何十人と隣のプリ〇ュアとの隙間が空かないくらいびっしりと。

目的の駅に着くまで、中々凄い集中力ですね。

時々スイッチが入った時以外はあまり実害のない方なので

特に慣れればあまり意識せずに済む方なので

いいのかなと思っています。

あまりひどい方になれば車両を移ろうかなとも思ったりもしますが

そこまででもないかなと思います。


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