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 さかのぼること2日と半日。


 森で散々モンスターを討伐したおかげでガチャポイントは軽く1000を越えた。

 10連ガチャでも10回以上である。

 さすがに一度に使いきるのはもったいない気がしたのだが、『「また貯めればいいんだから!」』との佑樹およびリリスの主張により結局引けるだけ引いてでてきたものは100個以上。


 多すぎるので詳細は割愛するとして、当たりだったのは8つ。


 1.5リットルのペットボトルのサイダー、5冊組のノート、ライター、メロンパン、エバ〇焼き肉のたれ、バスタオル、ミルクパン、そして5合入りの米袋。


 米を見た時には佑樹と二人頭のなかで小躍りした。

 確率の低いはずの食品関係が4つも出たのには驚いたが、よくよく確認するとガチャを100回以上回したことでガチャのレベルが1つ上がったことが原因だった。

 ちなみにサイダーとメロンパンは女性陣の腹の中に早々に消えたのだが。


 カティたちが困惑したのは次に回したレアガチャである。


 ギルドで討伐した魔物の素材とクリスが入っていた卵の殻を売った結果、結構な額の報酬を得たこともあり、今回は一人3回。

 カティ、リリス、フラウ、クリスの4人で金貨12枚の大金だが、卵の殻が金貨1万2千枚だったので、たいした金額でない気がしてしまいそうである。

 とはいえ1地方の町のギルドにそれだけの金貨はとてもなく、頭金として金貨800枚と大金貨20枚を受け取って後は首都のギルド本部で受け取りとなり、預り証をもらった。

 生まれて初めて目にした大金貨に受け取る手が震えた。

 預り証はもちろん速効でアイテムボックス行きである。


 それでもあるからと無尽蔵に散財するわけにはいかないので(フラウとクリスかいるのだ。教育上やはり宜しくないだろう)一人3回ずつ、最後にカティが10連ガチャをポチッとした中にそれはあった。


『呪いのティアラ』 某旧王国の王女が所有していたと言われるティアラ。

 持ち主に不幸をもたらすと言われる。


(・・・これは)


「また、おかしな物を引いたわね」

「ピカピカー!キレイですー」

「お姫様みたいですね」


 フラウとクリスが争って頭に乗せようとするのを慌てて引ったくるように背後に隠す。


「これはダメ!」

「えー?」

「むーっ?お兄イジワルー?」


 口々に声を上げて手を伸ばす二人から距離を取ってアイテムボックスに放り込む。

 あれは危険な物だからと二人に言い聞かすのに小一時間。

 妙に疲れた気分でリリスと相談した結果、ひとまず朝になったらギルド公認の道具屋に持ち込んで見ることにしたのだが。



「さすがにこれはうちじゃあ引き取れないね」


 アイテム鑑定持ちの道具屋のオヤジさんには断られ。

 もはや捨てるしか手はないかと肩を落としたカティにオヤジさんが「けど」といって続けられた言葉が「オークションならきっと高く売れるよ」であった。



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