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【旧版】魔法の世界でテロリズム【更新停止】  作者: 雛星のえ
第2章 / 危険な依頼人?
15/60

15話:新メンバー、雅華

「……だけど、もういいんです。ストレスは全てぶつけましたから。有り難う御座いました」

「待ってよ」

 再び、帰ろうとしている雅華みやかを引き留めた。

「まだ、その悩みは解決していないよ。だから、もう少し待ってて」

「悩みも何も……こんな悩み、解決できるわけが……」

「できるさ」

 僕はニッと笑って、自信満々に答えた。それに対し、困ったような顔をする雅華。

「これで君が家に帰ってしまえば、それは家出ではなく、ただの外出になってしまう。だったらちゃんとさ、”家出”にしようよ?」

「……星夜、まさか」

 僕の言葉に驚く雅華と、言いたいことを悟ったであろう岳。そのまさかだよ、と心の中で返しながら、人差し指を立てた。


「そう! ここで、僕からの提案です! 雅華を、我ら”テロリスト”にスカウトしまーす!」


 再び、ガバッと立ち上がりながらの提案。両手を大きく広げ、満面の笑みで言ってみる。

「す、スカウト……?」

 雅華は、突然の言葉に驚きを隠せない様子で、ポカンと口を開けていた。てか雅華、貴方さっきから驚きすぎよ。

「そう。僕らの仲間になるの。まだ上に部屋、いくつか空きがあるから、そこに住み込んで貰って構わないよ。僕も岳もそうしてるからさ。どう? これで立派な、”家出”でしょっ?」

 得意げにウィンクをし、座りながら提案してみる。上手く出来てると良いんだけどな。これで通れば、雅華は仲間になるし、家出にもなる。まさに、一石二鳥じゃん!


 雅華が一瞬喜んだような顔をするが、それはすぐに曇ってしまう。そして、怯えたように岳を指さした。

「で、でも、私、その人、傷つけてしまったのでは……」

「気にしてないよ。あれは依頼だった訳なんだし。それに、僕からも歓迎するよ」

 雅華は岳の言葉を聞くと、顔を俯かせてしまった。……あれ……ダメだったのかな……?

 しかし、次の瞬間。彼女は顔をバッと上げ、キラキラとした顔を、僕と岳に見せた。その顔は、非常に嬉しそう。


「じゃっ……じゃぁ、いいですか!!?」


 その言葉を、待ってましたっ!

「大歓迎! 僕らリーダーの南雲星夜! 星夜でいいよーっ!」

「園田岳。好きなように呼んで貰っても構わないよ。でも、敬語はなしね」

「ありがとう……よろしく……! 星夜! 岳!」

 雅華は、満面の笑みでそう言った。


 ――こうして、テロリストのメンバーに、雅華が加わった。


 そして、僕も1つ学ぶことがあった。……武器を持とう、と。


第2章 / 危険な依頼人? 編、完結。

Next! → 第3章 / 離島へゾンビ撃滅!

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