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十二話 風龍雅剣と妖帝蛇

 シュバレリアがテーブルの上に置いた、箱を開ける、私とオリバーは一秒でも早く、自分の武器を見たいと覗き込む。

 すると中には粘土のような物で固定されて、それは入れられていた。

 一つは長剣、だがその刀身は鞘に隠れていて見えなかった。

 もう一つは杖だ。

 こちらは見えている。

 その見た目は30cmほどで思ったよりは小さかった、しかし、私はその杖に目を奪われていた、柄は白色で幅は5cmほど、そこには蛇の牙のようなデザインが施されていた。

 そしてその先端には紫色に妖しく光るアメジストに似た宝石がついていた。

 「わあ…!」

 私は感嘆の声を上げる。

 すると、オリバーも我慢できないようで、

 「俺も鞘から抜いても良い?」

 と言う。

 シュバレリアは当然というように

 「もちろんさ」

 と、言った。

 オリバーがおそるおそるといった感じで、鞘から剣を抜く。

 すると現れたのは母さんが愛用している、日本刀にも似た片刃の剣が入っていた。

 その刀身は深い緑色に鈍く光っていた。

 オリバーはその美しい剣を呼吸すらも忘れたように見入っていた。

 それぞれが武器に興奮していたところで

 「まず説明から始めさせて貰うよ。」

 というシュバレリアの声がしてやっと我に返った。それ程までに、創られた杖と剣は美しく、洗練された物だった。

 そしてシュバレリアは説明を始めた。

 「まず杖から説明させて貰うよ。その杖は妖帝蛇(ファントムスネーク)。柄には死霊大樹(ワイトツリー)の枝、先端の魔鉱石はヴィオレットアシッドだ。そいつはねえ、自分で言うのもなんだがねぇ、なかなかの代物にしあがったとおもうよ。特質点はその杖を介して魔術が命中した時それと同時に触毒が発動する。

 即死する程の威力は無いが、耐えられない程の眩暈や吐き気に襲われる。」そう言って

 シュバレリアはふうっ、と一息ついてから、剣についての説明を始めた。

 「さて、その剣は風龍雅剣(ふうりゅうびけん)。その剣の特質点は、魔力伝導のスムーズさと、鞘に収めた状態で杖としても使えるように持ち手の近くに魔鉱石を埋めてある。」

 そこで私はいくつか疑問に思っていたことを尋ねる。「あの、『特質点』と『魔鉱石』って何ですか?あとオリバーは剣士なのに魔力に関する剣なのはどうしてですか?」と尋ねた。

 シュバレリアはハッとしたような表情をしてこう言った。

 「ああ、説明してなかったっけ?」

 私は黙って頷く。

 「いや、済まないね、あたしとしたことがいつも当たり前のように理解している奴ばかり相手していたから説明することが久しくなかったからね。まず特質点ってのは優れた武器には何かしらの付加効果がある物だ、その付加効果を特質点って呼ぶのさ。次に魔鉱石は杖や剣に入力された魔術や付加効果を出力するための物だ、自力でも魔術を使うことは出来るけど魔鉱石を使えば威力はそのままに消費魔力を五分の一くらいに押さえることが出来る。ここまでは分かったかい?」

 と説明した。

 なるほど、RPGとかによくある武器の追加効果的な感じが特質点、魔鉱石は出力のサポートといったところか。

 私とオリバーは頷き話の続きを待つ。

 「そんで、オリバーの剣に魔術寄りの特質点を付けた理由は、4級くらいの魔術師より魔力量が多いからだね。これから練習していけば魔剣士として活躍できると思うよ。」

 オリバーがキョトンとした顔で

 「魔剣士?」

 と尋ねた。

 するとシュバレリアは

 「ああ、魔剣士さ。魔術を駆使しながら戦う剣士のことを指す、オリバーならその中でも極めさえすればかなり強力な魔術も使えるだろうさ。」

 その説明を聞いていた母さんたちも、いつの間にか目を輝かせながら話を聞いている、こういう所を見ると二人とも戦士なのだなと思う。

 シュバレリアは

 「まあ、実際あってるかどうかは実戦で使ってみないと分からないからねぇ、森に行って魔物相手に使ってみようじゃないか!」

 と言った

 

 

最近執筆時間が少なくて話が短くなってしまいまして申し訳ありません。

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