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バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話  作者: 紅赤
第4章・魔剣争奪戦編
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第93話 その瞳に映るのは……

 強化した視力で目の動き、予備動作や足の運びを見た。

 強化した聴覚で鼓動や、足音を察知した。

 強化した触覚で空気の揺れ、高速移動で発生した風を感じた

 これらの力を駆使し、レオン・フェルマーは強者にも打ち勝つことができた。


 だが今回は違う。


(マズい……まさに想像以上の怪物だ)


 ムサシの力は、それ以上であった。

 動作から次の攻撃を予測しても、それを遥かに凌駕する速度で動いてくる。

 仮に防御が間に合ったとしても、斬撃の重さが反撃を許さない。


「もう隠す必要ないならドンドン使っちゃうよー!」


 アルバートは(トラップ)魔法を半径10メートルに次々と設置していく。

 落とし穴、地雷、ワイヤートラップ等を合計1020個。

 もはや足の踏み場もないほどの数だ。

 これで、少しはムサシの動きを制限できるだろう。

 そう考えていたのだが……


「――悪いけど、罠の感覚は覚えたよ」


 領域に踏み込んだ瞬間、ムサシは罠を高速の斬撃で無効化していった。

 ワイヤーや地雷、落とし穴までも次々と斬り伏せる。

 憤怒の魔剣(サタン)の固有能力である断罪執行(サタナエル)は万物を斬る刃。

 落とし穴と言えど、魔法で作られたのなら斬ることは可能なのだ。


「っく~~~~凄すぎだよムサシっち!」


 あっという間に半分以上斬ると、三度レオンとアルバートに接近する。


「さぁ、次は対応できるかな?」

「どわぁ~~~! レオンちゃんヤバいよぉ~~~!!」


 鬼気迫る勢いで向かってくるムサシに、アルバートは慌てふためいた。

 そんな中、一人冷静な男がいた。

 もちろんレオンだ。


「落ち着きなさいアルバート」

「れ、レオンちゃん! もしかして何か作戦思いついたの!?」

「いえ何も」

「思いついてないのかよー!?」


 まるでコントのようなやり取りをする二人に、ムサシは噴き出す。


「ははは、面白いなぁやっぱり!

 ――でもゴメンね」


 願わくばもう少しだけ見ていたいが、これは戦闘だ。

 レオンとアルバートの秘密を知れたムサシに、もう遊ぶ理由は無い。


「――これで決着だ!」


 トドメの一撃を振るおうとするムサシ。

 敗北必死の状況下で、レオンの頭の中では、走馬灯のように過去が駆け巡っていた。




 天才、神童と呼ばれていたこと。

 才能を妬ましく思った同級生に虐められたこと。

 そんないじめっ子を見下したこと。

 馬鹿が嫌いで飛び級したこと。

 国を良くしようとスパイ活動を始めたこと。

 稼いだお金を恵まれない子供や家庭に人知れず寄付していたこと。


 仕事を任せた部下がしくじったこと。

 そのせいで、罪の無い子供たちが亡くなったこと。

 自分なら救えたはずだと嘆いたこと。

『人に任せた』という自らの愚行に嫌気が差し、自殺しようと考えたこと。


 この世界に来たこと。

 魔王と出会い、立ち直ったこと。


 今度こそ、自分の手で平和を築くと誓ったこと。




 ――全ては、より良い未来のために――




 ・・・


 ・・・・・



 ・・・・・・・





 黒い魔力に覆われた刃が迫る。

 勝利へ王手をかけていたのはムサシだった。


 ……そのはずだった――



「より良い未来のために……私はこの力を使う――」



 小さく発したその言葉。

 声の主はレオンだ。

 しかし、その言葉を聞いた刹那――ムサシは攻撃をやめた。


「――っ!?」


 ムサシは動きを止め、自分の喉元に目をやる。

 そこには、傲慢の魔剣(ルシファー)の刃が残り数センチのところで止まっていた。


 もし、あと一歩でも踏み込んでいたら――


「れ、レオンちゃん……」

「……とうとう使いましたね――奥の手」


 レオンの変化に、アルバートとムサシは気付いた。

 スキル使用時、赤い瞳は白へと変わる。


 だが今、その瞳の色は"白銀"に輝いていた。


「ムサシくん……悪いが、もう少しだけ私に付き合ってもらいますよ」


 その瞳に映る"結末"に、レオンは目を細める。

「続きが読みたい!」

「面白かった!」

「これからも頑張ってほしい!」

等々、

少しでも思ってくれたら、ブックマーク登録と評価のほうお願いします!

評価方法は星をつけるだけです。



タロー「え、レオンさんの能力って何なの!?」

レオン「気になりますか?」

タロー「気になる!」


レオン「気になった方は、是非ブックマーク登録と評価をお願いします」

タロー「けっきょく宣伝かいっ!」

レオン「あ、よろしければコメントもお願いしますね? 作者が元気でる系のコメントを」

タロー「もういいわ!」

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