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バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話  作者: 紅赤
第4章・魔剣争奪戦編
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第35話 プロローグ~『才能』と『運』~

新章スタート

 この世は『才能』と『運』で全てが決まる。

 それがわかりやすいのが冒険者という職業だ。


 才能の無い者は弱者になる。

 才能の有る者は強者になる。

 運の無い者は死ぬ。

 運の有る者は生き延びる。


 才能があれば強くなる。運が無ければ死ぬ。

 至極単純明快な世界だ。


 でも、この世界にはたくさんの冒険者が存在している。

 貴重な薬草の採取もあれば、モンスターと戦うこともある危険な仕事。

 にもかかわらず、冒険者になる者は後を絶たなかった。


 なぜ?

 どうして危険とわかっているのにリスクを冒すの?


 金が欲しいから?

 名声が欲しいから?

 女を侍らせたいから?

 力を鼓舞したいから?


 答えは全てだ。

 だけど全て違うとも言える。

 答えなんて有るようで無いのだ。

 金が欲しい奴もいれば、名声が欲しい者もいる。

 女を求める者がいるし、力を知らしめたい者もいる。


 当たり前だろ?

 だって人間って何人いると思ってるんだい。

 70億人全員が同じ理由なわけないだろ?


 おっと話がそれたね。

 要するに人間が何かをするのに、他人と同じ理由はいらないってことさ。


 金が欲しいから。

 名声が欲しいから。

 女を侍らせたいから。

 力を鼓舞したいから。


 これ以外でも理由なんて何でもいい。

 やりたいと思ったから。それが理由だ。


 ただ……現実ってのは残酷でね。

 どんな理由で始めても、大層な夢を抱いても、それらをブッ壊してしまうような格上の奴が存在する。

 自分の目指すものに、自分より遥か高みを行ってる奴。


 ――『天才』――


 才能があって運もあった自分。

 そんな時に現れる、自分よりも才能と運に恵まれた奴。


 自分が限界という壁にぶつかったとき、いとも簡単にその壁を越えていく奴。


 ソイツに会うと思うんだ。

 モノが違うって。


 冒険者にもいるんだよ。

 そんな度を超えた天才。


 しかも、6人もいるんだって。


 そいつらの冒険者ランクが凄い。

 一番上、『Sランク』。


 世界にはこいつら6人しかSランクはいないんだよ?


 こんな天才がいたんじゃ冒険者なんてやってらんない。とか思うくらい強いらしいよ?


 いやぁ、ホントに……



 天才ってのは、嫌だねぇ……

新章の名前は、『魔剣争奪戦編』です。

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