御仏壇の扱いには気を付けよう。
ある意味でこれは私達一家の失敗談でもあります。
皆さんも間違ってやってしまう可能性がありますので知識を蓄えるつもりでも読んでいただきたい。
あれは2018年3月頃の話。
近所に住む父方の祖母に異常が見られ始めたのです。
まるで空き巣にでも入られたかのように家の中が荒れていたり、電気は昼間から付けっぱなしだったり、冷蔵庫も常に開けられたままでした。
これだけでもわかる人はわかるかもしれません。
祖母は認知症になっていました。
私の両親は共働きです。
そうなると必然面倒を見るのが難しい。
どうしようか迷った挙句、老人ホームへと入居してもらうことになりました。
父方の祖父は既に他界しており、一人暮らしだった祖母が居なくなると当然の事ながら空き家になります。
その空き家には祖父の御仏壇が。
今までは毎日欠かさずお参りする祖母がいたから良かったものの、これからは誰がお参りするのか。
そんな問題に直面した私の両親は、御仏壇を私達の家に持ってこようとしました。
実際に持ってきのは6月頃。
ある日突然、私は父から御仏壇を運ぶのを手伝えと言われました。
正直な話私は面倒くさいなと思ったのですが、こう見えて信心深いほうなのです。
祖父も1人残されて、誰にもお参りされないよりはこっちの家に来たほうがいいだろう。
そう考えた私は自分の体に鞭を打ち、父と2人協力して御仏壇を運び出しました。
するとそれからです。
私の家で異変が起きたのは。
私には霊感などありません。
ですが、そんな私でも明らかにおかしいとわかるほどに怪奇現象が起きるのです。
頻発する家鳴り、ひとりでに開くドア、人感センサーに反応してライトが付くなど……。
もう毎日のように何かしらの異変が起きていました。
私の考えでは、きっと連れてこられた祖父の霊が慣れない家を徘徊しているのだと思っていました。
だけど、家族には敢えて何も言いません。
変に怖がらせる必要もないし、私だけが感じてることかもしれないと思ったからです。
しかし、幸いな事にその異変も長くは続きません。
自然に減少していったので何日かは覚えていませんが、お盆頃にはそういった現象は無くなっていました。
ああ、良かった。
やっと祖父もこの家に慣れたか。
そう感じて私は安堵しました。
夜寝るとき電気を消すと、途端に激しい家鳴りがするのでとても気になるのです。
私は対抗してiPhoneの音楽をボリュームMAXにして寝てました。(マク〇スFのライ〇ン)
これは想像以上に効果抜群でしばらくすると家鳴りが止むんですよね。
本当に。
そんなこんなでこの出来事も忘れ始めてた2019年4月頃。
テレビをみていた母に、私はふと思ったことを言ってみたのです。
「ねぇ。そういやなんだけどさ、御仏壇をこっちに運んでからしばらく家うるさくなかった?」
もう過ぎたことだし話してもいいか。
そんな考えで話したんです。
すると母からの反応は思ってもいなかったものでした。
「ええ!? 〇〇もそう思ってたの? 私だけかと思ったー」
と。
母も私と同じよう感じていたということがその時わかったのです。
聞けば母も、私と同じよう祖父がやってる事だと思ったようで、御仏壇に向かってうるさくしないでくださいとお願いしていたようです。
それの効果もあったんでしょうかね。
この時私は改めて、人間では認知しえない超常の現象があるのだと感じました。
死後の存在も確信できるような、私にとっては強烈な出来事だったのです。
次回は対処法について書きます。
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