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あいすくりーむ  作者: 抹茶いちご
第11章 栗山桃
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97話 作戦大失敗

97話 「作戦大失敗」


「えっと……誰?」

「私はリア。何すればいいかよく分からないから真理姉の言うことしか聞いてないの。あなたは?たしか他のところにいたはずじゃ……。」

「私は羽場咲を倒したいんだ。夏菜のために。」

「やめときなよ。勝てっこない。」

「誰がそんなこと決めっ」

せんべいを口に放り込まれた。

「あんたはとりあえず落ち着き。焦りすぎや。」

「むぐっ!むしゃっ……しゃいむぐっ……は!」

「言いたいことはだいたい分かるわ。それよりも、リア。」

「うん。来ないよね羽場咲。」

「んんっ……。はぁ……私達のところに来たよ。」

「あれ本物か?絶対違う気しかせえへんねんけど。」

「はぁ!?根拠は?」




「羽場咲って昔やんちゃな奴らから暴力受けててん。だから人を殴るとかできひんと思う。」

「なんで知って……。」

「うちはマリアと雨璃でタイムスリップしたからなぁ……。」

「マリアと雨璃?」

「夏休みの最初に2人はあったけど、タイムスリップが終わったら雨璃はマリアのことわすれてしまったと。」

「そのタイムスリップの時に羽場咲の事情を知ったの?」

「まぁそやね。」

「じゃあアイはマリアが作ったデータだから……。」

「アイちゃんか?あの子ならタイムスリップの時にマリアが作ってその前の時代に行って私とったけど。」

「そうなんだ……。じゃああの羽場咲は羽場咲じゃないのかな……」

「……。」

「ん?どうしたんやリア?」

「本人に聞かない?」

「へ?」

「私も気になることがあるし、その方がいいと思うの。」

「でもこの作戦はどうなるんや?!」




「元から失敗作よ、多分。」


リアちゃんは私と真理さんをそれぞれ抱えて、大きくジャンプした。





「私、つい最近羽場咲に操られてて、空乃師匠が呼ぶまで気づかなかった。恐らくこの作戦はまず羽場咲から皆を避けることなんじゃないかなって思うの。その真意とかはよく分からないけど、刀使いの師匠までもが避ける存在ならば相当危ないはず。私達では手に負えない。」

「あんた今日はよく喋るな……。別に構わへんけど。んで、師匠ってどういうことや?」

「それは後ほど……」

「気になるやないか」

「こっから落とすよ。」

「ハイハイわかりました……」

なんだかこのやり取り新鮮だなぁ……。

「えっとリア、羽場咲の居場所は分かるん?」

「大体。」

「めっちゃアバウトやな……」

大丈夫なのだろうか……。

正直夏菜を置いてきたのも不安だし……。

一応見とくか





さっき夏菜から離れた場所を見ると

そこには誰もいなかった。












「ストップ!!」

「なんやなんや?」

「何か見つけた?」











「見つけたよ、本物の羽場咲。」


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