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あいすくりーむ  作者: 抹茶いちご
第9章 私とピンクとチョコレート
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61話 「意味がわからない」

61話 「意味がわからない」

夏休みが終わり、学校が始まった。

まだ暑いので髪を結びいつもより早く家を出た。

「あっつー」





誰よりも早いはずなのにもう3人いる。

確か、クラス委員の羽場咲さんと雨璃さん、空乃さんかな?

何話してるんだろう。

「髪は元に戻ったんですね。良かったです。」

「いやさ、2日ぐらい戻らなくてマジで焦ったんだよね……。」

「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」

「笑うな!だいたい空乃が変な課題出すから……」

「私もいろいろあるんでね。これからも無茶ぶりしていかないと……」

「半分楽しんでるだろ!」

「もちろん……ふっハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」

「お前なぁ!!」

「2人とも静かにしてください。夏休みが終わった後の日の朝でこんなにテンションが高い人は初めて見ました。」

「うちらにとったら地獄だったもんなー?」

「いやいや、これからも地獄だよ。なんせ宿題できてな……い訳がない。」

「絶対やってないじゃん!」






最初らへんの会話はよくわからなかったけど、一言。

雨璃さん、頑張れ。




「そうだ!アリアのこと!」

「あ?アリアがどうしたんだ?」

「アリアが殺された話、昨日しただろ?でも空乃がはぐらかすから気になって……」

「空乃さん、何か知ってるんですか!?」

「知ってはいる。けど一番よく知っているのはあのマフラー女だ。これ以上は何も言えない。」

「マフラー女……」

「……」

マフラー女?誰だそれ?

「とにかく今は何もわからねーからおとなしくしておこう。」

「そうですね。」

「そわそわするけど我慢しよう……」

「雨璃……」




アリアちゃんって確か東雲有亜……

殺された?マフラー女?

意味がわからない……。


しばらくしてぞろぞろと人が来てあの3人は席に戻り話す事はなかった。








昼休み、屋上でご飯を食べていた時。

「何してんの?」

「あっ……雨璃!?」

「あれ?私はあんたのこと知らないんだけど……」

「同じクラスの鎌倉夏菜よ。わからない?朝いたんだけど……」

「ん?いたっけ?」

グサッときた……。

「まぁいいわ。」

「そう?……とりあえず屋上入っちゃダメだから教室戻ろ?」

「嫌よ。それに貴方はなんでここに来たのよ。」

「さっき外で遊んでたんだけど屋上に人影があるなと思って来てみたんだよ。」

「あっそう……はぁ……わかったわ、帰る。」

「おう!」

「その代わり、」

「ん?」




























「私とキスして。」

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