58話 過ぎていく夏休み
58話 「過ぎていく夏休み」
いろいろあった夏祭りから数週間経ち、私はその間ずっと部屋にこもっていた。
アリアのことばかり考えて、
鳴り響くLightの通知や母の声すら耳に入ってこなかった。
なんで、殺したんだ……
確かにアリアがやった事は酷いことだ。
でも……でも……
咲はアリアについてどう思ってるんだろう?
私はそっとスマホを覗いた。
『雨璃さん』
何?
『大丈夫ですか?』
全然大丈夫じゃないよ……
『アリアちゃんのことについてですが、』
うん
『私は正直許せない気持ちでいっぱいです。』
だろうね。
『でも、殺されたと聞いた時胸が苦しくなりました。』
……
『アリアちゃんにはそのまま生きていて欲しかった、そう思います。』
うん……
『みんなでまた集まりたかった。』
ぐすっ。あれ、涙が……
『お願いします。神様、せめてでもいいから。』
?
『平穏な日常を返してください。』
咲……
『ではまた。』
またね。
その後のメッセージも似たようなもので私はつぶやきながらも読んでいた。
「『絶対真実を知ろう。そうじゃないと生きていけない気がする。』っと……」
数分後返事が来た。
『あと残りわずかの夏休みで見つけられるでしょうか?』
うーん……無理そうだな。
でも、
『見つけたい。たとえ夏休みが過ぎたとしても!』
『そうですね。見つけたらお互いこれで教えましょう。』
『うん!』
それから夏休み最終日になるまで返信はなかった。
あっそういえば空乃となんか約束してたような……




