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あいすくりーむ  作者: 抹茶いちご
第7章 探索開始!
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42話 味方?敵?

42話 「味方?敵?」

「いっ……息はある!でも意識がないのか?」

身体をいくら揺らしても全く動かなかった。


どうしよう。このままずっと動かなかったら……

「嬢さん。困り事か?」

「こっこの関西弁は!?」

「あー。またその挨拶か……慣れへんもんやな。で、どうした?」

「この子……雨璃が倒れちゃって全然起きないんです。」

「なんやて!?それは一大事や!すぐ病院いかな!」

「はい!そうしましょう!」

「待って。」

『こっこのピンクは!?』

「私は突っ込まないよ。それでお姉さんと三つ編みさん。雨璃さんは病院に連れていかないで。」

「なんでや?」

「倒れた原因を病院側に知られたくないのとすぐ近くにいいところがあるから。」

「いいところって何よ。」

「東雲家。そこならきっと雨璃さんの倒れた原因をつきとめて治してくれるはず。」

リアは歩き出した。

「いやいや待ちなさいよ!東雲家にそんな力はないはずよ!」

「あなたはもう東雲家の人ではないはず。」

「くっ!」

このピンク野郎!

「私も賛成や。どうする?嬢さん。」

「……わかった!行く!」

私は雨璃を真理さんの白馬に乗せ、自分も乗った。

「ちょっと流石に定員オーバーな気がする。」

「大丈夫や!リア!お前は先行っとけ。」

「了解。」

リアは走り去った。

「あのまま違うところに行ってたら……」

「リアはそんなことせえへん。意外に命令には忠実や。まぁ仕事が終わったら逃げられるけど。」

真理さんは笑いながら白馬に言う。

「じゃあパカパカ、なるべくはよ着くようよろしく。」

パカパカっていうのね。








数分で東雲家に着いた。

パカパカすご。

「リア、もうインターホンは押したんか?」

「それが見当たらなくて……」

「あーインターホンないから大声で呼ばないと……」

「じゃあリア!頼む!」

「はい。」

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

「うるっさい!」

こればかりは一発殴らせていただいた。


「どなたでしょうか……?」

「アリア!」

「きょ……京子様!」

「今はあなただけ?」

「いえ、お客様が来ております。」

「客?」





「羽場咲さんとマリアさんです。」








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