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あいすくりーむ  作者: 抹茶いちご
第7章 探索開始!
40/212

40話 厄介な出会い 3回

40話 「厄介な出会い 3回」

「遅すぎ、もっと早くに来て」

「ちゃんと時間通りに来たんですけど!?」

こいつは雨璃。私の今回の探索パートナー。



「まずは東雲家に行きましょう。」

「うん。」

駅からだいぶ離れたところにある 豪邸に向かっていた。

ん?馬?

「よーそこの嬢さん達。近くにピンクの髪の子見いひんかったか?」

『こ……この関西弁は!?』

「ふたりして同じリアクションするなや……で、それはうちにあった時の挨拶か?」

昨日公園に来た白馬に乗った関西人!

偶然であえてラッキー!

「そのぱっつんの子はわかるんやけど隣のあんた、会ったことないのになんでうちのこと知った感じなん?何?さっきのはノリの挨拶?息ぴったりやなー。」

私は雨璃を睨む。

汗ダクダクだし……。

「あんたらはどこいくん?暇やったら付き合ってくれへんか?」

「暇じゃな……」

「私が一緒に探します!空流、予定変更だ!それぞれ別行動で、空流はなにか発見できたらLightで知らせてくれ!私もそうするから!」

「ちょっと!勝手に予定を変更しないでよ!大体、あなたがそんなことする必要は!」

「困ってたら助ける。これ大事。」

雨璃は白馬に一緒に乗ってどこかへ言ってしまった。

「あのバカ!」

心の中であいつを踏んだり蹴ったりしていた。











雨璃はただ私についてくればいい。

余計な事はしなくていい。

私の思い通りになればそれでいい。




×××××







「あら、エリア。」

「あら、イリア様。」

『あそこに京子様がいるわ』


厄介なのにまた会ってしまった。

「イリアエリア。お久しぶり。」

『お久しぶりです。京子様、なぜここに?あなたはこの地域には来ては行けないはず。』

「私はただあいつを使って研究を進めたいだけ。」

『それじゃあマリア様がお怒りに……』

「あんな子供を見捨てた母親に怒られる筋合いはないわね。」

『でもアリア様が……。』

「大丈夫よ。その件のために今あいつと東雲家に向かっていたんだから。」

『そうですか……』

「あななたちどうせ家に戻るんだったら連れてってよ。」

『いやそれが……アリア様がさらわれてしまって……』

「はぁ!?」

『誰かはわかりません。しかしなるべく会わないようにしてください。さらわれる前からアリア様から異常を感じます。』

「くっ……仕方ないわね。」

『では、』

双子は屋根を飛び越えて消えていった。




「早くしなさいよ雨璃のやつ。」

近くの公園のトイレの壁を蹴っていたところに声がした。


「お姉さん。やめて、気付かれる。」

その声の主はピンクの色の髪だった。



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