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俺と彼女の三年日記  作者: 名もなき光
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数億分の一、、、いやそれ以上の出会い。

どうも最近おさぼり気味の名もなき光です。なんか異世界系って書くの疲れちゃうじゃないですか?そんなわけで自分とは似ても似つかない恋愛系の小説を書いてみようじゃないかと思って書き出したのがこの小説です。

どこか自分でも体験したような、あの時の出会いはもしかしたらこうなってたのではないか。そんな風に自分の過去をたどりながら綴った小説になっています。

「ジリジリ」

鈍い音が部屋中に広がり、朝が来たことを知らせる。

そんな音もむなしく、俺には届かず次第に音は大きく増していく。

「空?起きてるの」

鈍く鳴り響く音に交じりながら部屋の前から微かに聞こえてくる甲高い声。

またもむなしく俺には届かな。

ガガガと時代を感じる扉の音とともにこちらに近づいてくる足音。そこでようやく目を開けた俺。そんな寝起きの俺に容赦なく畳みかけてくるのは。

「ま、眩しい」

建付けの悪かった先ほどの扉とは全く違う音とともに横開きに開く扉の隙間から太陽の光が差した。

「まーたあんたこんなとこで寝て。体痛くするでしょ」

光のレイザーに焼かれた目を押さえつける俺を気にも留めず、つらつらと言葉を並べていく。

「あんた、よくこんな大きい目覚ましの音で起きないわね。それとこの部屋寒過ぎよ。」

うう、と丸まりこみながら再び眠りにつこうとする俺に彼女は一蹴り入れて、今度は布団をめくった。

「起きろってのがわからないのかい」

「うぅ、冷気が、凍る母さん、俺凍っちまうよ」

「勝手にしなさい」

まるで毎日同じことの繰り返しているかのように立ち振る舞う母さんは、そのまま俺の羽毛布団を抱えて部屋を出ていった。


(こ、この泥棒め)

「何か言った?」

「い、いえ」

階段を下りかけていた母さんは、口に出していないはずの俺の言葉が聞こえたのか大きな声でこちらに叫んでいた。イライラとわかりやすく足音をたてていた。


(はー、起きるか)


こうして俺の一日が始まる。



大きなあくびをしながら扉を開ける。

「行ってきます」

起きてからすぐに家を出る俺に再び太陽が攻撃を仕掛けていた。

「今日やけに暑くないか」

耳に響き渡るセミの鳴き声がより一層夏の暑さを感じさせる。

「空、これ持ってきなさい」

踵を二、三回地面で叩く俺に勝手口から顔を出した母さんが呼び止める。ひょいと差し出した水筒を俺は流れるように持っていき走り出した。


(あと七分、間に合うか。って、マジかよ)

急ぎの彼を何の気なしに引き留める赤信号。彼の目的地は徒歩十五分、全力走って信号に引っかからなければ五分で着く(俺情報)この信号は目的地までの三分の一の部分。

「つまりは」

頭の中で無意識に無意味な計算をしていた彼に信号機はピロンと音で知らせた。

「いっけね」

また足を高速回転させる。・・・目的地の中間地点、残り時間はあと、三分。この調子なら。


そんな時だった。駆け上がる坂の反対歩道を下る少女が目にちらつく。


次の瞬間彼の足は空回りしたかのようにスピードを落としていく。顔は彼女を追いかけようと後ろへと曲がっていく。

「前見て走れ」

そんな彼を我に戻したのは前を歩いている一般人だった。その声を聴いた彼はすぐさま前に向きなおしすっとステップを踏み一般人をすり抜けていった。

「もう帰りか?まだ朝だけどな」

時刻はまだ6時過ぎ、あの可憐な少女は確かに彼の中学の制服だった。

学校の前、最後の曲がり角を抜けるまで少女の事が頭から離れずに、もやもやとそんなことを考えていた。

曲がり角を抜けて一番最初に目に留まったのは校門前で戯れる複数名の男女。

その中の一人の男子に声を掛けた頃にはすっかりと彼女のことは忘れていた。

「なんだ、まだ開いてないのか?」

「よぉ空おはよう。いつも通りって感じでな。まぁお前もう遅刻だしラッキーだったな」

学校の正面に掛かっている時計を指さしながらにやにや笑うこいつは石田 裕作 (いしだ ゆうさく)俺の一番の親友だ。

「まぁそれもそうだな監督に感謝すべきか」


他愛もない会話そろそろ疲れた頃、学校前に一台の黒い車が止まった。

「やっと来たか、さすがに暑いぜ。早く校門開いてくれよな」

車のガラスを開け監督が顔を出して「わりぃわりぃ」と言いながらキャプテンにカギを放った。

受け取ったキャプテンが校門を開けると、流れるように部員たちは校内に入っていった。


学校の鐘が響くと同時に監督は集合を掛け、すぐに部活の片づけが始まる。なんやかんやあってか今日の朝練は短く感じた。

こうして変わりのない彼の日常が始まった。


裕と二人で教室へ向かって話しながら歩く。

彼の教室は下駄箱から一番端の教室、毎回ギリギリに部活が終わる分、一年生が一階の教室でつくづくよかったと思う。

教室の前に着くといつもより少し騒がしい声が教室内から響いていた。

二人が教室のドアを開けるとクラスメイト皆の視線が注目した。一、二秒経った後、何もなかったかのように皆元の場所に視線を戻し再びざわざわと話し始めた。

「ったくなんなんだよ」

お前じゃないと見てわかる態度に少しショックを受け彼が小声で言った。

「なんだ空、お前聞いてないのか?」

「裕こそなんか知ってんだったら言えよ」

「いや、知らないならいいんだ。お楽しみだよ」

そう言い残して自分の席に戻った裕を横目で見ながら、ふと今朝のことを思い出した。

「結局誰だったんだろうな。」

普段ならかわいい子を見たところでこう振り返ることはない彼であったが、なぜだか思い返していた。

二人が入って以降初めて開く教室の扉。

「あー、うん。みんなに知らせがある」

入ってきたのは先生だった、なんだかいつもと一味違った態度をしていたような気がする。

黒板の前に立った先生は口を開くとこういった。

「入ってきなさい」

開きっぱなしのドアから一人の少女が入ってきた。

(見覚えがある...)

とても美しく腰まで垂れている髪を揺らしながら、少女は先生の横に歩いて行った。なぜだかすごく時間がゆっくり進んでいるかのように感じてしまった。

髪に隠れて、しっかりとは見えない横顔を、まるで見てはいけないものを見ようとしているように横目で確認をした。

やはり髪が邪魔で確認できない。もどかしい時間が早く終われと願うことしかできなかった。

「それじゃあ、自己紹介お願いね」

やっと正面から見える。そう思ったはずなのになぜだか面と向かって顔を見れなかった。

何故か頬を赤らめた彼は恥ずかしさからか顔を伏せて少女の顔を確認することができなかった。

目では見えないならと聞き耳を立て自己紹介を聞くことにした。

「初めまして、○○中学から来た、廣田ひろた 早紀さきと言います。これから一年間よろしくお願いします」

(廣田 早紀ね...)

透通った声が彼の耳へと届いた。まるで森を流れる川のよう澄んでいる美しく、しかしどこか悲しいような声だった。

「そうだな、席は、空の隣空いてるな」

思ってもいない言葉が聞こえた驚きに顔を上げた。

複数の男子たちから視線を感じる。あまりいい気分ではないが。

はっ、と顔をもう一度伏せようと思ったとき。

「空君、だよね。これからよろしく」

すぐ右から声が聞こえた。そちらに視線をずらし、、、

「っ」

そこには右耳を出すように髪を掻いた少女が笑ってみていた。

まだ中学一年生、整いきっていない顔ではあるが美しく、そして物凄く彼の心を打った。

「よろしく」たったその一言すら言わない。いや言えなかったのだ。ダメだと分かっていても顔を逸らしてしまった。


「空、空くん、空君」

はっ。耳に入る心地よい音とともに顔を上げた。

どれだけ時間だ経ったのか、一時間目の授業が始まったあたりから記憶がない。

「あ、あの空君教科書ありがとうございました。」

そうだ教科書を見せてくれと一時間目が始まったときに貸したんだ。

「あ、いえ。」

差し出された教科書を取りながらそういうと。彼女はなんか面白そうに笑いだした。

「空君って面白いんだね」

「え、何が?」

初めての話がこうなるとは思ってもいなかった。

「だって、私と顔すら合わせてくれないもんだから、ひょっとして嫌いなのかなと思ったの。だけど教科書は嫌な顔もせずに貸してくれて。でも貸した途端眠っちゃって。起きたら頬にTシャツの跡をつけてて。」

そういわれて左頬を隠した。

「早紀。って言ったよね。これからよろしくね」

苗字が出なかったからとはいえ下の名前で呼ぶのは少し恥ずかしかった。ただそう聞いた少女はさっきの笑顔とは打って変わって彼以上に恥ずかしそうにしていた。

「あれ、俺なんか変なこと言ったか?」

「い、いや、早紀って、呼ばれたことがなかったものだから、その」

下を向いた少女の気を配ろうと、彼女の苗字が書いてあるものを探すように周囲を見渡していると。

「あ、あのいいんです、さ、早紀って呼んでください」

そういった彼女は顔を上げ再び笑顔でこちらを見つめていた。


「このxにおいて、教科書42ページの公式を当てはめると」

時間は午後一時半、昼ご飯を食べ終わった後学校の中で一番眠くなる時間だ。

「空、目閉じてるぞ。」

呼ばれたことには気づいているがどうにも顔が上がらない、まるで魔法を掛けられたかのようにまた眠りにつこうとする。

「空君、ダメだよ寝むっちゃ」

次に聞こえてきたのはすぐ横から、なぜだか先ほどまで掛けられていた魔法が解けるかのように顔を起こした。

「起きたかそれじゃあ空、ここの問題分かるか?」

黒板に書かれた数字たち。頭の中で少しばかし考えてみる。

「わかりません」

答えはいつも同じ、一周回ってこの答えが正解なのではないかと思うほど何度も口にした答えだ。

「あれはxの部分にあの数字を入れて計算するだけだよ」

笑い声が広がる教室の中、小さく消えてしまう声、ただはっきりとした声が彼の耳へと届く。

「え、」

すぐ右で小さく微笑む少女。

「さ、三十二です」

少し驚いた様子を見せる先生。それもそのはず今まで一回も答えることのなかったあの空がついに答えを導き出したからだ。

「そ、そうだな、なんだ空ちゃんと聞いてるんじゃないか」

後ろ頭を掻きながら座る彼はなんだか申し訳なさそうな顔をしていた。

「すごいじゃん空君」

「答えを教えてくれたのは早紀じゃないか」

小さく手をたたきながら笑う少女にそう返した。

「うーん、でも私は解き方を教えただけであって答えは言ってないよ?」

顎に人差し指を当てる少女に彼は何も言い返さずに心の中でそれもそうかと思った。



それから数日がたったある朝の事だった、少女とは隣の席だから、とまとめられないくらいに彼らは仲を深めていた。時に彼女に起こされ、時に彼女に褒められ、時に彼女に慰められる。そんな日々が続いた。

少女が転校をして来なければきっと彼は今より楽しいい時間を送れなかったと心の中で思う。

「なぁ空、なんか最近やけに廣田さんと仲良くないか?」

「そうか?まあ隣の席ってこともあるんじゃないかな」

朝練がいつもより少し早めに終わった後二人で教室に向かっている時であった。

「裕、なんかすごい音してないか」

いつもは聞かない打撃音、教室前に着くころにその音に気が付いた。

「きっと教室で騒いでるやつがいるんだろ」

そういって開けるドア。しかし教室は静寂に包まれていた。

おかしい、まだ音はなり続けているのに教室内で暴れている人どころか、ほとんどの人は読書かほかの教室の友達に喋りに行っていて教室にはいない。

音の発信元。確かに教室近くではあるが。

「と、トイレか」

残る場所は隣の教室、もしくは隣のトイレ。教室は入り口を見て右側、歩いてきた道の方、しかし隣の教室の前を歩いていた時よりも、今いる自分の教室の前のほうが音は大きく聞こえている。

「ちょっとこれお願い」

持っていたカバンを裕に放ると同時に彼はトイレに向かって走った。

少し嫌な胸騒ぎがした。最近たまに見せる彼女の暗い顔、時々飛んでくる彼女の悪口、よく無くなる彼女の教科書。この答えがすぐ近くにあるように感じた。

案の定音の元はトイレだった。一度男子トイレへと立ち入る。どんどんと壁に何かがぶつかる音、パンと何かがはじける音。誰かが喋る声。小さい音から大きい音までなっていた。トイレのドアはすべて空いていることから男子トイレではないことが分かった。

少し考えた彼は急いで壁を挟んだ向こう側へと走った。

「こんな時に何を考えているんだ」

少しためらいながらも逆側のトイレに駆け込んだ。

罪悪感から閉じていた眼を少しずつ開く。そうして見えてきたのは、、、

「さ、早紀さん?」

目の前には手で顔を覆ったまま啜り泣きしている少女と、こちらを見る三人のクラスメイト達がたっていた。少女の奇麗な髪の毛はぼさぼさになっていて、彼女の上履きと思われる靴がトイレの端に転がってあった。

やってしまった、バレてしまった。そんな顔をしている女たちの顔をにらみつける。そのあと少女のそばに近づき声を掛けた。

「早紀、顔を上げてもう大丈夫だよ。」

・・・沈黙、啜り泣く音のみがトイレに響く。

その時、女の一人が開き直ったかのように口を開けた。

「ははっ、顔を上げてもう大丈夫だよ。だって女子トイレに入って何様だよ。ヒーロー気取りか、王女様を連れ戻しに来た王子にでもなったつもりか?」

確かにそうだ、だけど違う。

あくまでも俺の妄想に過ぎないが。あの日彼女がこの学校に越してきたとき。初めて顔を合したとき。彼女の奥には暗い闇があった。そうして初めて名前を呼んだ時。ただ早紀といっただけで。なのに彼女は初めて名前を呼ばれた、そういった。もしこの憶測が本当なら。彼女はきっと前の学校でも同じ状況、似た状況にあっていたのかもしれない。

そう思うと彼の口は止まらなかった。

「なんだ、ダメか。俺は女を守っちゃいけないのか。なんだおびえている人に手を差し伸べちゃいけないのか。お前らは、人に罵声を浴びせ、人が怯えるほどの恐怖を植え付けるのが正義だっていうのか?」

なぜだか涙がこぼれる。たぶん同情にすぎな、そう思わないと今にも崩れてしまいそうだ。

「は、は?誰がこいつをいじめてるって?」

先ほどの女とは違う子が一歩前に出てそういった。

「その言い方から嘘がバレバレなんだよ。お前らは自分がやっていることが周りにわからないと思っているのか?」

女は踏み出した右足を一歩下げ、下を見るように顔をそむけた。

「バレバレだよ、教室内で飛び交う悪口、無くなる教科書。そしてくらい彼女の顔、すべてがつながっているんだよ」

そして最後の女、意地を張るかのように声を上げた。

「お、お前、これ以上かかわるなら叫ぶぞ。女子トイレに入る変態男として三年間生きてくことになるぞ。いいのかよ」

最後の切り札と言わんばかりに威勢よく言った女。だがそんなものは通用しない。今の俺は一人じゃない。

ずっとトイレの入り口から見ている裕がやっと割り込んでくれた。

「よく言ったな空。そんで奏さん叫ぶならどうぞ。空と二人で変態男になってあげますよ?」

「!」

女の最後は喉が詰まった音で終わった。何も言い返せない。彼の言葉の意味が分かったから。

「だ、そうです。あとはお願いしますね先生」

裕の後ろから入ってくる複数名の教員、うちのクラスの担任もいる。

よかったこれで彼女も、もうつらい日々を送らなくて済むようになる。きっと今まで誰にも言うことなく隠してきたんだろう。

数日間一緒にいただけでそんなことを言えないのはわかっていた。だけど相談してくれなかったことが少し悔しかった。


彼らが授業に参加したのは二時間目からだった。

いじめの加害者の三人、被害者の早紀、目撃者の俺と裕。特にこれと言って俺たちは話すことはなかったが、隣の部屋から聞こえてくる鳴き声が心に刺さって仕方がなかった。

「あ、あの空君。ありがとう」

少し赤くなった涙袋をちらつかせる彼女は今までに見たことがない笑顔を浮かべてこちらを見ていた。

「い、いや。友達だし助けて当然でしょ」

「ヒュー俺がいるのわかってていちゃつくなんて。空も変わったなおい」

廊下に響く声に反応した先生がドアを開けてうるさいと怒鳴り散らかしていた。

「い、いやそれにしても空、よく気づいたな」

あからさまに小さくした声で彼に問いかける。

「い、いや。まぁね。早紀が最近ちょっと寂しそうだったから」

「そうか?俺には変わらなく見えたけどなぁ。まぁいいか解決したんだし今更だな」

そういった裕は去り際に屋上静かだぞと言い一足先に教室に走り出してしまった。

「屋上ね」

「屋上がどうかしたの」

少女の手を引っ張って「行こっ、今日ぐらいさぼってもへーきだよ」そう言って走り出した。


頭上に広がる青い空、時々雲が光を遮って涼しさを届ける。

「夏ってのも悪くないね」

屋上に仰向けで寝っ転がる少年少女。彼女らは絶賛さぼり中。何をやっているのかとたまに横切る考えもすべてこの青空がかき消してくれる。

「あのさ、早紀」

顔の向きを変えないまま名前を呼ぶ。

「これからは何かあったら俺に相談してくれないか」

返事はかえって来ない。

顔を彼女のほうに向ける。

彼女の顔も依然と上を向いたま。ただ頬に流れる一粒の雫が彼に返事をしていた。

「そうだな。これからよろしくね」

顔を上に戻した俺はそう言って、夏の温かい風に飲まれて眠りについてしまった。


鐘がお昼を知らせる。体が太陽に焼かれ熱くなっているのがわかる。大体40分くらい眠っていたのだろう。

肩をゆする誰かの温かい手。

目を開けて体を起こす。

「空、おはよう」

「あれ、早紀今昼だよな」

どう見ても空はオレンジに染まっている。お昼時というには少し遅すぎる時間だと思う

答えを見せてくれるかのように彼女は左腕を俺の顔の前に持って行った。

「、、、ご、五時!」

まずい、今日は部活ある日だ。五時、遅刻。

「はぁ、今日は黙って帰ろうっと」

プラスアルファで学校をさぼってしまった罪悪感が今更顔を出した。

こうして俺の春が始まった。いじめというきっかけではあるがこうして仲良くなれたのだから、まぁいいだろう。

初めて見かけたときの俺のひとめぼれ、相重なって俺の青春がはじまる、はずだった。。。

きっと初めて書く恋愛系で、そんな流れあるか?っと思われる個所も少なくはないと思います。実際自分恋愛経験少な、、、まぁこんな話もさておきとりあえずはこの調子で書いていくつもりなのでよろしければアドバイスをもらおうかと思っている所存でございます

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