SF作家は絶滅する。
僕はSF作家を目指している。
「そんな馬鹿なことやめなさい」
と両親や親せきから言われている。
「なれるわけないでしょう」とも。
でも、「食べていけるわけないだろ」とは言われない。
それもそうだ。
もし、本当にSF作家になれれば、一生食べていける。
例え、1作品を書いただけでも。
というのは、もうSF作家のいなくなって10年以上が経つ。
日本では、もう30年前に絶滅した。
最後のアメリカ人SF作家が筆を折り、
そして世界にSF作家は消滅したのだ。
分かった、って?
AIの登場だろうって?
確かにそうだ。
でも、AIが人間にとって代わったのではない。
実際に文学、ミステリー、エンターテインメントの分野で
活躍している作家は多く、
絶滅したのはSFの分野だけなのだ。
ただ、自称SF作家は存在する。
えッ、って?
作家なんて自称でしょう、って?
そうではない。
SF作品の公式公認機関が存在するのだ。
それは地上のあらゆる知識が集まったAI。
その機関がSF作品と認定しなければ、SF作家と名乗れない。
例えば、タイムマシンが登場する作品を提出する。
そんなことをしたら・・・
『すでにタイムマシンの理論は証明されています。
フィクションとは言えません』
というように、AIは小説の内容が実現可能と判断するので、
SF作品と認められない。
逆にデタラメと判断されるケースも。
こうして、SF作家はいなくなった。
でも、僕はSF作家を目指す。
無謀だと分かっていても・・・
SF作家を目指す、みなさん!
将来このようなことが実現されるでしょう。
他分野に進むことをお勧めします!!
これで競争率が少し下がるかな~
さきら天悟でした。






